こんにちは。藤本です。
IELTSのリーディングは、他のセクションに比べてスコアも取りやすいので、得点源にすべきセクションです。
が、思うようにスコアが上がらない人も多いようです。
その割には、具体的な練習方法が示されることも少なく、ただただ過去問を大量に解くことに時間を使う人も多いようです。
もちろん、一定量の分量を読むことでリーディング力は上がるものですが、ただ目的意識もなく読むのはあまり効率が良い方法とは言えません。
そこで、今回はIELTSリーディング対策は、どういう目的意識で、どのような練習をすればよいかをまとめてみます。
1.IELTSリーディングは7つの能力を試される試験である
まずはそういう認識を持ちましょう。
7つの能力がすべて満点なら、リーディングでも満点が取れます。
7つの能力のどこかに課題があれば、その分、リーディングのスコアは低くなります。
ではその7つの能力とは何か?
1.単語力
2.構文把握力
3.パラグラフリーディング力
4.効率的な順番で読む戦略
5.関連情報サーチ力
6.設問回答力
7.タイムマネジメント力
この7つになります。
それぞれがどういう能力か詳しくは以下の記事をご覧ください。
この1~7のうち、基礎になるのが1~3です。
なので1~3の力があれば、安定して6.5以上は取れるようになります。
どれだけ4~7の知識があっても、1~3の力が無ければ良いスコアは取れません。
なので、6.5以下の場合は、この3つの力を優先してつけていかなければなりません。
2.勉強に使うのは単語帳と公式問題集だけ
IELTSリーディングの勉強で使うのは、単語帳と公式問題集だけで良いです。
それ以外は必要ないです。
まず7つの力のうちの「1.単語力」が弱い場合、これは単語を覚えるしかありません。
目安として、公式問題集の問題を読んで1行に1個以上分からない単語が出てくる場合は、単語力が弱いです。
ここが弱い場合は、単語帳を買ってすぐに取り組みましょう。
これまであまり単語に取り組んでいない場合は、それだけでもスコアの底上げできるはずです。
単語の覚え方は、こちらをご覧ください。
次に、2.構文把握力と、3.パラグラフリーディング力が弱い場合は、以下の4度読みを実施します。
これは文字通り公式問題集の同じ問題を4回読むわけですが、4回とも目的意識が違うところがポイントです。
2度目、3度目はそれぞれ文章構造、パラグラフ構造に意識を向けて読んでいきます。
そして、最終的に2度読みを無くし、1度読んだだけで文章を理解できる率を増やすことが目標です。
分量的には、過去問3冊分ほど、4度読みを実行すればかなり力がつくと思います。
1冊につき、4回分試験問題がありますので、
3冊×4回×4度読み=48回読む
という感じですね。
ここまでやれば、リーディングは十分です。
というか、そこまで明確な目的意識をもってやっていない人が多いということです。
さらに4~7の力をつけたければ、リーディング対策講座でがっつりお伝えしていますので、そちらで勉強してみましょう。
ということでリーディング対策でした。
Have a good day!