IELTSスピーキングの7パターン別テンプレート

こんにちは。藤本です。

本日はスピーキングのお話です。

 

IELTSのスピーキング対策の基本は

「想定される質問に対して答えを準備して覚えておく」

ということになります。

 

ところが、そもそもその答えを準備するのが大変だったり、想定していない質問が出たときに答えられない、という問題が発生します。

そこで有効なのが

「質問に対する答えをある程度テンプレート化しておく」

という方法です。

 

テンプレートがあることで、一定レベル以上の英文が即座に作れることになります。

 

スピーキングのテンプレートって普通考えにくいと思うのですが、IELTSに限って言えばある程度可能です。

その理由を説明していきますね。

 

IELTSで聞かれる質問形式はある程度決まっている

IELTSのスピーキングセクションで聞かれる質問の形式は、ある程度形が決まっています。

これはテンプレートを準備するうえで重要な特徴です。

無限にパターンがあるとテンプレートも準備できないですからね。

 

ではその決まった質問形式とはどのようなものでしょうか?

その形式とはまず大きく

1.クローズドクエスション(YesかNoかで答えられる質問)

2.オープンクエスション(YesかNoかで答えられない質問)

の2つに分かれます。

 

そして

2.オープンクエスション

はさらに5W1Hに分かれます。

1)Whatで何かを聞かれる場合

2)Whenで時期・タイミングを聞かれる場合

3)Whereで場所を聞かれる場合

4)Whoで人物を聞かれる場合

5)Whyで理由を聞かれる場合

6)Howで方法を聞かれる場合

ですね。

テンプレートは、これら合計7つの質問パターンに沿って準備をしておけばよい、というわけです。

 

スピーキングのテンプレートの考え方

テンプレートを準備するに当たって1つ理解しておきたいことがあります。

 

それは、英語が頭の中でさっと作れない大きな原因の1つが

主語が決まらない

というものだ、ということです。

 

日本語は主語を省略することも多いですし、順番が入れ替わって、目的語から話をスタートすることも多いです。

なので主語に対する意識が弱いんですね。

ところが英語では主語が必須です。

そして、主語がカチッと決まれば、あとはスラスラ出てきやすい、という傾向があります。

 

例えば

「子どものとき、あなたは何が好きだったか?」

と聞かれたときに

「野球です」

と言いたかったとします。

日本語的にはこの答えで何の問題もないですね。

しかし、英語では主語と述語がないと文章が成立しません。

baseball

という名詞を先に発言してしまうと、その後に文章が続かなくなります。

 

いや、頑張れば

Baseball was my favorite.

とか言うことはできますが、慣れてないとなかなか出てこないでしょう。

 

この場合

I liked baseball.

とか

What I liked was baseball.

などで答えなければなりません。

日本語で最初に出てくる単語である「baseball」以外の「主語」を説明しなければ英語の文章にならない、ということになります。

 

このように日本語ネイティブにとって、英語がスラスラ出てこない要素として、主語がさっと出てこない、というのは結構大きな要素なのです。

逆に言うと、主語さえ決まれば、あとは割と簡単に後ろの文章が出てくるのです。

 

こういった特性を考えて、テンプレートを作るなら主語をしっかり固めるようなテンプレートを考えます。

 

パターン別のテンプレート

さて、ここまで2つのことを述べてきました。

・IELTSの質問パターンは決まっているので、それに合わせたテンプレートを作る

・英語は主語が決まれば後は出てきやすいので主語を固めるようなテンプレートを作る

 

では、この2つを踏まえて考えていきましょう。

1.クローズドクエスションのテンプレート

クローズドクエスションは

Do you ~?/Is it ~?/Have you ever ~?

のような形で答えられます。

YesかNoかで答えられる質問ですね。

 

あなた自身の考えや現状を聞かれる

Do you ~?/Is it ~?

のような質問に対しては、

YesかNoかで答えた後、基本的にはその理由を説明していきます。

これはシンプルですね。

Yes, I do, because ~

No, it isn’t, because ~

という感じで答えていきます。

 

例を挙げます。

Do you like swimming?(泳ぐのは好きか?)

という設問に対して

Yes, I do, because I can relax when I swim.(はい、好きです。なぜなら泳ぐとリラックスできるからです。)

という感じで答えます。

この

Yes, I do, because ~

の部分は、他の質問でも使える表現なのでテンプレート化することができますね。

 

Have you ever ~?

と経験を聞かれた場合はどうでしょう?

この場合、その後に理由を述べるという感じではないので、この場合は

Yes, I have. When ~, I did ~.

という感じで「いつその経験をしたか」を回答するか、

No, I haven’t, but I would like to ~.

という感じで「経験はないけどしてみたい」といった希望を回答するのが自然な流れですね。

 

例えば

Have you ever raised plants?(植物を育てたことはある?)

と聞かれたら

Yes, I have. When I was a student, I grew a small cactus on my desk.(はい、あります。学生の時、机の上で小さなサボテンを育ててました。)

と経験を答えるか

No, I haven’t, but I would like to grow some kinds of vegetables in my garden.(いいえ、ありません。でも庭で野菜を育ててみたいと思っています。)

のように希望を答えていきます。

 

2.オープンクエスションのテンプレート

次にYesやNoで答えられないオープンクエスションのケースを見ていきます。

こちらは

1)What(何)
2)When(時期・タイミング)
3)Where(場所)
4)Who(人物)
5)Why(理由)
6)How(方法)

の6つのパターンがあるのでそれぞれ見ていきます。

1)Whatで何かを聞かれる場合

Whatは名詞(何)を聞かれる質問ですので、その答えも名詞(何)になります。

名詞というのは主語か補語か目的語になるものなので、基本的には答えが主語か補語か目的語になるわけですね。

ただし、答えを主語にするのは構文が難しくなることが多いです。

なのでお勧めは、補語か、目的語として答えていくことですね。

 

例えば

What is your ~?

という質問は、isというbe動詞が使われているので、その構文のままbe動詞を使って、答えを補語にするように答えていきます。

例えば

My ~ is 答え.

What ~ is 答え.

という感じですね。

 

What is your job?(あなたの仕事は何?)

と聞かれたら

My job is an English teacher.(私の仕事は英語の教師です。)

とか

What I am doing is teaching English.(私がしているのは英語を教えることです。)

といった答え方が出来ると良いですね。

Myとか、Whatという主語がパッと思いつけるかが勝負です。

 

もちろん

I am teaching English.(私は英語を教えています。)

という答えも正しいですが、これはちょっとテンプレート化しにくいですね。

 

次に

What(+名詞) do/did you 動詞 ~?

と聞かれた場合です。

これは質問が第3文型になっていて、Whatがその目的語になっていますね。

だから、同じように第3文型を使って目的語にその答えが入るように答えていきます。

I do/did/動詞+答え

という感じですね。

 

例えば

What sports do you like?(どんなスポーツが好きですか?)

と聞かれて

I like baseball.(野球が好きです。)

と答えるイメージです。

日本語的な答えはbaseballの部分ですが、これは目的語になるので、とにかく主語として「I」から始める、という意識でいると答えやすいです。

 

2)Whenで時期・タイミングを聞かれる場合

次は時期・タイミングを聞くWhenの質問です。

例えば

When did you ~?

と聞かれる場合ですね。

 

時期・タイミングというのは英文においては主語とか補語とか目的語とかでは表現しにくいです。

だから答えにあたる時期とかタイミングは、修飾語として答えると楽に答えられます。

 

例えば

I did it when I was 時期・タイミング

とか

I did it ~ years ago(時期・タイミング).

とか、答えに当たる部分を修飾語で答えるんです。

 

When did you buy a cellphone for the first time?(初めて携帯電話を買ったのはいつ?)

と聞かれたら

I did it when I was a high school student.(高校生の時に携帯電話を買いました。)

とか

I bought my first cellphone about five years ago.(5年前に最初の携帯電話を買いました。)

と答えるわけですね。

時期を答える前に、まずは主節を表現してしまって、その後ろにwhenという従属節やyears agoという副詞を使って時期を表現するのがポイントです。

 

3)Whereで場所を聞かれる場合

次は場所を聞くWhereの質問です。

Where is your ~?

のような質問ですね。

 

場所として答えやすいのは、補語か修飾語です。

補語として答えるのなら

The location of my ~ is 場所.

のような答え方が出来ます。

 

Where is your house?/Where do you live?(あなたはどこに住んでいますか?)

と聞かれたら

The location of my house is Setagaya-ku, Tokyo.(私の家は東京の世田谷区です。)

と答えます。

補語として場所を答えたいなら、答えの前にThe locationという主語で始めるのがポイントです。

 

修飾語として答えるなら、先ほどのWhenと同様にまず主節を説明してしまってから、その後ろに修飾語として場所を説明します。

I 動詞 ~ at/in 場所.

という形です。

I live in Setagaya-ku, Tokyo.(私は東京の世田谷区に住んでいます。)

というイメージですね。

 

4)Whoで人物を聞かれる場合

人物を聞かれるWhoの質問は比較的答えやすいです。

なぜならWhoで聞かれる設問は、答えに当たる人物を主語にして答えれば良いわけです。

Who ~?

と聞かれたら

人物 is/did ~.

と答えれば良いわけですね。

 

敢えて補語として答えたければ

The person who/whom ~ is 人物.

という表現も出来ますが、少しまどろっこしいので、普通に主語で答えれば良いと思います。

 

Who is the most famous singer in your country?(あなたの国で一番有名な歌手は誰ですか?)

と聞かれたら

Southern All Stars is the most famous singer in Japan.(サザンオールスターズが日本で最も有名な歌手です。)

と答えられますね。

 

The singer who is the most famous in Japan is Southern All Stars.(日本で最も有名な歌手はサザンオールスターズです。)

のように補語として答えることも可能です。

 

5)Whyで理由を聞かれる場合

理由を問われるWhyの設問を考えていきましょう。

Why is ~?

Why do you think ~?

といった質問ですね。

 

理由を答えるときは、答えを補語にするか修飾語にするのが定番です。

補語として答えたければ

The reason why ~ is that 理由.

The reason for ~ is that 理由.

となりますし、修飾語として答えたければ

I believe ~ because 理由.

と答えれば良いわけです。

 

Why do you think Japanese people work for long time?(なぜ日本人は長時間労働しているのか?)

と聞かれたら、補語として答えるなら

The reason for long work in Japan is that long hour work is often evaluated in Japanese companies.(日本の長時間労働の理由は、日本の企業では、しばしば長時間労働が評価されるからです。)

という感じの答えになります。

修飾語として答えるなら

Japanese workers work for long time because they are often evaluated when they work for long time.(日本の労働者は、長時間働いたときにしばしば評価されるので、長時間労働しています。)

という感じでしょう。

 

6)Howで方法を聞かれる場合

方法を聞かれるHowの質問は、答え方をテンプレートしにくい質問です。

How did you ~?

のような質問ですね。

Howで聞かれる質問は基本的には答えは修飾語として付け加えていくのが表現しやすいです。

表現はケースバイケースで変わりますが、

I did ~ by 動名詞(方法)

という表現は比較的汎用性が高いですね。

 

How did you study English?(どのように英語を勉強しましたか?)

と聞かれて

I studied by talking with my friend from New Zealand.(私はニュージーランド出身の友達としゃべることによって英語を勉強しました。)

みたいな感じですね。

他にも

through ~(~を通じて)

with ~(~と一緒に)

at 場所(~という場所で)

みたいな修飾語も使えます。

 

まとめ

少し長くなりましたが、まとめてみたいと思います。

質問分類(大) 質問分類(中) 質問分類(小) 質問例 答え方のパターン テンプレート例
クローズドクエスション 自身の考えや現状を聞く Do you ~?
Is it ~?
答えの後に理由 Yes, I do, because ~.
No, it isn’t, because ~.
過去の経験を聞く Have you ever ~? Yesの後に時期の説明 Yes, I have. When ~, I did ~.
Noの後に希望 No, I haven’t but I would like to ~.
オープンクエスション What(何) 補語の部分を聞く What is your ~? 補語として答える My ~ is 答え.
What ~ is 答え.
目的語の部分を聞く What do you ~? 目的語として答える I 動詞+答え.
When(時期・タイミング) When ~? 修飾語として答える I did it when 時期.
I did it ~years ago(時期).
Where(場所) Where ~? 補語として答える The location of ~ is 場所.
修飾語として答える I ~ at/in 場所.
Who(人物) Who ~? 主語として答える 人物 is/do ~.
補語として答える The person who/whom ~ is 人物.
Why(理由) Why ~? 補語として答える The reason why ~ is that 理由.
The reason for ~ is that 理由.
修飾語として答える I believe ~ because 理由.
How(方法) How ~? 修飾語として答える I did ~ by 動名詞(方法).

 

ということで、質問のパターンごとのテンプレートをまとめてみました。

是非しっかり準備して本番に臨んでみて下さいね。