IELTS7.0獲得する普通じゃない人たち

こんにちは。藤本です。

IELTS7.0獲得できる人って日本の英語学習者の中で、どれぐらいの割合だと思います?

まず、公表されているデータから見ると、日本でIELTS7.0以上のスコアが取れる人は、アカデミックの場合、IELTS受験生全体の12%です。

逆に言うと88%がそれ以下ということになります。

でも、IELTSという試験は受験費用も高いし、そもそも受験機会も限られているので、IELTSを受験されているのはそれなりに「本気」の方に限られますね。

その「本気」の学習者の中での12%ですから、英語学習者全体から見たら、割合はもっと少ないはずです。

IELTS7.0以上獲得するというのは、上位数パーセントと言ったところでしょうか。

ちなみに全セクション7.0以上となるとさらに少なく、感覚的には、恐らく上位3%以内ということになると思います。

だから「普通」に学習をしていると7.0には届きません。

7.0以上の方は、「普通じゃない」学習をされているわけですね。

今日はそんな「普通じゃない」人たちは何が違うのかを3つほど書いてみたいと思います。

 

1.優先度が普通じゃない

まず最初が優先度です。

仕事や家族との時間よりも、英語を優先して取り組んでいる、という感じです。

えー、そんなの無理やん。。って思いますか?

でも安心してください。

実は、最終的に7.0を獲得している人たちも、IELTS学習を始めた当初は、そこまで優先度が高くない人が多いです。

「自分なりのペースでやっていけばそのうち7.0は超えるでしょう」

という感覚でスタートする方が大半です。

でも、受験回数が10回を越えたぐらいから7.0を越えるのは普通の努力じゃダメだと気付きます。

「いつも通りに仕事や家事をやって、その空き時間に勉強する」

ぐらいの感覚だと足らないことに気付きます。

ここから発想が変わって

「7.0に必要な学習量と質を確保するために、どうやって仕事や家事を減らすか、どうやって1日を過ごすか」

を考えるようになります。

完全に優先度が仕事からIELTSに切り替わる瞬間ですね。

 

普通の感覚ではこの発想は出てきません。

日本人はやっぱり仕事優先しなきゃ、という感覚が強いので。

でもこの普通じゃない発想ができると大台越えが1つ近づきます。

 

2.実行力が普通じゃない

普通じゃない人たちは

「忙しい」

という言い訳をしないのも特徴です。

IELTS優先の生活になると「忙しくて出来ない」は、言い訳リストから勝手に除外されています。

逆に言うと「忙しくて出来ない」と言っているうちは、まだまだIELTSの優先度が低い状態です。

 

実際には本当に時間が確保できない状況もあり得ますが、そのときの心の声を敢えて文字にするなら

「勉強時間が長く取れなくて悔しい」

という感じですかね。

 

これぐらいの優先度になると必然的に自分で決めたスケジュールを高い確率で守れるようになります。

例えば毎日朝5時に起きて学習をすると決めたらそれが継続できる。

この1週間シャドーイングをすると決めたらきっちり1週間シャドーイングを行う。

もし用事があって出来ない日があると分かっているなら、スケジュールを前倒しして先に終わらせたりします。

これは言うのは簡単ですが、実際に行動できる人は少ないです。

だから普通じゃない結果が出せるわけですね。

 

3.試験の振り返り力が普通じゃない

3つ目が試験の振り返りのレベルです。

実は、、、
試験後に試験を振り返ったときに出てくる言葉で、その人の取組みがすごくよく分かります。

だから、その振り返りレベルが高いと

「この人は近いうちに7.0超えるな」

と感じますし、だいたいその予感は的中します。

 

普通、試験の振り返りと言えば

「今回はリスニングが前回と同様に6.0でした。次回に向けてはリスニングを強化します。」

ぐらいの感じですね。

でも7.0取れる人たちの振り返りはこんな感じです。

「今回はリスニングで、前から構文を取るスキルを強化するために、シャドーイングを毎日実施してきました。

その結果、かなり聞き取れることが実感できて、穴埋め問題はほぼ全問出来ました。

でも選択肢問題で、短時間で設問を読み取れなかった箇所があります。

だから次回までに選択肢問題を短時間で読み取れるトレーニングを試してみます。」

いかがでしょう?

違いは分かりますか?

普通じゃない人たちの結果の振り返り方というのは「結果」ではなく、「プロセス」で振り返っているんですね。

ここが一番の違いです。

プロセスで振り返ると、結果の原因が明確になるし、次のアクションがかなり具体的になります。

もちろん、初回受験からこんな分析が出来る人は少ないです。

でも受験回数が増えても、変わらず結果でしか振り返りが出来ない人と、振り返りのレベルがどんどん上がっていく人とは、その後の修正力に大きな違いが出ます。

 

ということで、本日は「普通じゃない人たち」の違いを3つ書いてみました。

正直、IELTSの学習方法って世の中にたくさん情報が出回っていて、それらは正しいことが多いです。

でも同じ情報を見ても、結果が出る人と出ない人はその使い方に大きな違いがある、ということです。

普通じゃない成果を目指すなら、普通じゃない水準で取り組む必要がある、ということを是非理解頂ければと思います。