こんにちは。藤本です。
IELTSがどういった試験かを知った後に、具体的な勉強をどこから始めるかと言えばやっぱり単語ですね。
英語はすべて単語の組み合わせで出来ているわけですから、単語がすべての基礎になります。
私がご相談を頂くのも単語についてのご質問が多いです。
そのご質問の中で、
「単語は文章の中で覚えるのと、単語帳でリスト形式で覚えるのと、どちらが良いか」
というご質問を頂くことがありますので、今日はそれについて書いてみたいと思います。
文章の中で覚えるとは、リーディング等の文章を読みながら、その中に出てきた単語を都度覚えていくという方法です。
一方、リスト形式とは、単語帳で、左が英語、右が日本語になっている単語リストを使って覚えていく方法です。
中には
「私は文章の中でしか覚えられない」
という方もいると思います。
さて、私はどちらをお勧めするかというと、基本的に単語帳のリスト形式をお勧めしています。
理由が大きく3つあります。
理由1:最初に覚えるときに効率が良い
単語帳を使うと、必要なレベルの単語がまとめて出ているので、余計なことを考えず、掲載されている単語を全部覚えれば良い。
文章の中に出てくる単語は、文章を理解しながら単語も覚えなければならず、時間がかかる。
また正直、二度とお目にかからないような専門用語も含まれていたりするので、覚えるべき単語とそうでない単語とを選別をしながら単語を覚えなければならない。
理由2:復習がしやすい
文章形式だと、復習するたびに長い文章を読まなければならないため、同じ10単語を覚えるのに、2倍、3倍の時間がかかる。
リスト形式は、ひたすらリストを復習していけば良いので最短の時間で復習できる。
また単語を覚える際には、別の単語と混乱するケースがよく見られるが、どの単語と混乱したのかがリスト形式だと探しやすい。
文章形式は必要な単語を探すのに時間がかかる。
理由3:「文章形式でないと覚えられない」と言うのは思い込みの場合が多い
先ほど「文章の中でしか覚えられない」という人もいる、というお話をしたが、実際にリスト形式で目の前で覚えてもらうと覚えられることが多い。
これまで指導してきた生徒さんのケースで言えば、リスト形式でもその場で覚えてもらって、本当に覚えられなかった人は0%。一人もいない。
なので、「文章の中でしか覚えられない」というのは、ほとんどの場合は思い込み。
であれば、理由1、2、で挙げた通り、効率的な方法を取るべき。
ということで、単語を覚えるのは是非リスト形式の単語帳で覚えて頂ければと思います。
単語の覚え方については、以下の記事で具体的に書いていますので、参考にしてみて下さい。
