こんにちは。藤本です。
ときどき受ける質問で、
「リスニングは、同じ音源を何度も聴いた方が良いですか?新しい音源をどんどん聴いた方が良いですか?」
というものがあります。
答えから言うと両方必要です。
ただし、この2つは、勉強の目的が違います。
リスニングに限らずですが、全ての勉強には「ここを強化する」という目的があります。
同じ音源を何度も聴く目的は、細かい部分もきっちり正確に聞き取る力を養うことです。
なので、聞き取れない箇所を何度も聴いて、頭で思っている発音と、実際に耳から聞こえる発音のギャップを埋めていく作業をします。
新しい音源をどんどん聴いていく目的は、始めて聴く英文でも集中力を持って理解をしていく力を養うことです。
なので、途中で集中力を切ることなく、もし切れても、すぐ次のセンテンスから集中力を取り戻すトレーニングをしていきます。
IELTSのリスニングでスコアを獲るには、この2つの力は両方必要だと思いませんか?
もし、そう思うならこの2つを同時にやっていくことですね。
ただ順番はあるかなと思います。
どちらかというと、まずはリスニングの基礎を固めるのが、「同じ音源を何度も」方式で、実践力をつけるのが、「新しい音源をどんどん」方式です。
なので、試験に向けての期間が1か月あったとしたら、前半の半月は、「同じ音源を何度も」を重点的に、後半の半月は、「新しい音源をどんどん」を重点的に実施していくと良いでしょう。
ということで、限られた時間を有効に使って、この2つの方式を組み合わせながら、リスニングのトレーニングを実施していきましょう。
Have a good day!