こんにちは。藤本です。
ライティングで実際に書くときに、はてどんな動詞を使ったり、どんな前置詞を使えばよいかと、迷うことはありませんか?
例えば「~に対する影響」という表現をしたいときに、「影響」はeffectだけど、「~に対する」はtoだっけ? forだっけ? againstだっけ? って迷うようなシーンですね。
英語は、こういった単語と単語の組み合わせはだいたい決まった表現があって、そこからずれると不自然になってしまいます。
この組み合わせのことをコロケーションと言いますが、そのコロケーションを覚えるのはなかなか大変ですね。
こんなとき、コロケーション辞書があれば書いてあることも多いですが、手元にないときは以下のようにオンライン辞書weblioで確認するのが簡単で便利です。
weblioというのはオンラインの英和・和英辞書でお使いの方も多いと思います。
このweblioの中ですごく便利な機能の1つが共起表現の集計機能です。
これは例えば、weblioに収録されているeffectという単語を使った例文の中で、effectの左隣に出てくる単語、右隣に出てくる単語を集計してくれる機能です。
以下、その手順です。
ステップ1:weblioの検索窓に「effect」と打って「項目を検索」ボタンを押します
ステップ2:次に検索窓のすぐ下にある4つのタブの中の「共起表現」を押します
ステップ3:共起表現タブの中の「隣り合う単語の集計結果を見る」ボタンを押します
そうすると、effectの2語左、1語左、1語右、2語右に出てくる単語の集計が数が多い順に出てきます。
effectの場合、1語右に出てくる単語を見ると
of 595件
on 579件
is 245件
in 181件
:
to 45件
:
for 35件
:
against 13件
:
といった具合で出てきます。
1位のofは「~に対する」という意味はありませんので、「~に対する影響」と言いたい場合は、圧倒的に「effect on ~」という表現が多いことが分かります。
だからeffectの後ろの「~に対する」という前置詞はonを使うと覚えていくと良いです。
このようにライティングは、なるべく一般的に使われる表現を選択して書いていくと良いです。
それが自然な英文を書くコツになります。
ところで、こういった表現を調べたとき、一度調べてそのままにしていませんか?
その場では「覚えよう」と思っても残念ながら人間の記憶ってすごく弱いので、2週間後には綺麗に忘れ去られています。
人間の記憶は「思い出そうとする回数」が多いほど定着します。
だから、そういった「思い出す機会」を人工的に作ることが重要なんですね。
そこで役立つのがライティングノートです。
こういった表現を調べたときはすぐにライティングノートに記載して、後から定期的に見直せる仕組みを作りましょう。
ライティングノートの作り方は以下を参考にしてもらえればと思います。
