超重要!英語学習で一番のコアになる3つの話

こんにちは。藤本です。

本日の内容は以前メールマガジンで書いた内容ですが、反響が大きかったので、ブログでも書いてみます。

 

内容は英語学習の中で大事なポイント3つです。

ただ、あらかじめお伝えをしておきますが、この3つというのは「具体的な英語の話」ではなく、「学習への取り組み方の話」なので、あまりピンと来ない人も多いと思います。

経験上、こういった話はあまりウケが良くないんです。

 

しかし、5年以上のIELTS指導を通じて、今私が一番重要だと思っていることです。

英語学習の一番のコアの部分かなと思っているところです。

だから伝わる人がいたらいいなと思って書いてみます。

今ピンと来ない人も、どこかで壁にぶつかったときに思い出してもらえると嬉しいです。

 

1.「忠実」と「勝手にアレンジ」の違い

私が行っているリーディング対策講座では、毎回単語テストを実施しています。

で、その単語テストの成績が良くない人に、どうやって単語を覚えているかを伺うと、お伝えした通りの方法で覚えていない方が多いです。

方法を自分流にアレンジしている人が少なくないんですね。

 

例えば、「単語は10個単位で覚えましょう」と伝えているのですが、これを30個単位にしたり、100個単位にしていたりします。

そして、「じゃあ次のレッスンまでは10個単位で覚えて下さい」とお伝えして、その方法を徹底してもらうとそれまで単語テストの成績が悪かった方の9割は以前よりも成績が向上します。

1週間ほどで見える効果なので分かりやすいです。

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人間は工夫して進化していくものなので、何かを改善しようとする姿勢は間違ってはいないです。

でも、アレンジというのは、まず一旦正しいとされる方法を身につけてからそれ以上の成果を求める手段として考えるべきです。

 

あなたが車の免許を取るときに、いきなり自分流の運転方法で路上に出ようと考えるでしょうか?

医師が正しい手術の方法を学ばずに自己流の方法で手術をしようと思うでしょうか?

 

普通に考えれば、まずは正しいフォームを最初に身につけるべきなのです。

ところが勉強になると、正しい方法ではなく最初から自己流で行おうとする人が多くいます

私自身も英語の勉強をしていたときはそうだったのでよく分かります。

でもこの場合、私の経験上、あまり芳しい結果にはなりません。

 

単語の例を挙げましたが、リスニングにおけるシャドーイングなども正しい方法というのがとても重要になります。

シャドーイングで結果が出ている人はお伝えしている方法を忠実に実行している人が多いです。

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まずは勝手にアレンジを加えず教えられた正しい方法を忠実に実行してみましょう。

 

2.「覚えている」と「覚えたつもり」の違い

ライティング対策講座では、毎回一定の量の表現やテンプレを覚えてもらい、レッスンではその内容が正しく暗記出来ているかを確認していきます。

で、この確認で、初回レッスンから、指定の範囲をきっちり覚えて、スラスラ言える方は受講者全体の1割ほどです。

 

受講者が覚えようとしていないかというとそんなことはないです。

皆さんそれなりに覚えようと努力はしています。

しかし、いざ

「覚えたことを言ってください」

と言われると出てこないケースが圧倒的に多いのです。

 

「覚えたつもりだったけど、いざ言われると出てこない」

という状況です。

 

つまり、「覚えたつもり」というレベルと「覚えて、かつ使える」というレベルとの間には大きなギャップがある、ということです。

多くの方にとっての「覚えたつもり」は、

「見たら思い出す」
「言われたら知っている」

というレベルでとどまっています。

 

「何も見ないで言える」
「自分で使いこなせる」

というレベルでは覚えきれていないのです。

 

しかし、IETLS試験本番において、「見たら思い出す」というレベルは残念ながら何の役にも立ちません。

 

火事になったときに、非常出口の方角は説明書を見たら分かるけど覚えていない、という状態だと何の役にも立たないのと同じです。

 

暗記をするのであれば、

「何も見ないでも言える」
「いつでも使える」

というレベルで覚えなければならない、ということです。

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3.忘れることを前提とした学習計画

ライティング講座も、リーディング講座も、カリキュラムに沿って順番にポイントをお伝えするのですが、ときどき以前に伝えた知識を使わないとアプローチしにくい問題があります。

 

例えば、2週間前のレッスンで伝えた内容を使うことでアプローチしやすくなるという問題があったとします。

そんなとき、2週間前の内容を覚えているか聞いてみると伝えた内容を覚えている方は多くはありません。

 

かなり時間をかけてお伝えした内容でも2週間後には半分以上の方がすっかり忘れてしまっています。

 

ここで言いたいのは、そのときはどんなに印象深く覚えたとしても、本当に1週間後、2週間後にはきれいに忘れてしまうものだ、ということです。

これは人間の特性なので仕方ないことです。

だから忘れることを責めることはしません。

 

その代わり、

「覚えたと思ったことも1-2週間後には忘れてしまう」

ということを実感頂き、忘れることを前提にした対策をしてもらいたいのです。

 

その対策がどのようなものかと言うと、「学んだことを何度も思い出す仕組みを作ること」です。

 

例えば、私は単語を覚えるときは1つ1つの単語に時間をかけず、その代わり、何度も何度も繰り返すようにお伝えしています。

また、ライティングの対策では、ノートを活用し、ノートの左に思い出すきっかけ、右に思い出す内容を書いて、1問1答形式で細切れの時間などに何度も繰り返すことをお勧めしています。

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いずれも思い出すことを仕組化する方法です。

 

すぐ忘れてしまうことであっても、10回、20回思い出す機会を作れば、それはやがて長期の記憶として定着するようになります。

 

忘れることを前提にした学習システムを作っておくのが、少しでも効率的に学習を進める方法です。

 

まとめ

ということで、3つのお話

1.「忠実」と「勝手にアレンジ」の違い
2.「覚えている」と「覚えたつもり」の違い
3.忘れることを前提とした学習計画

をしてみました。

 

今日は結構本質的なことを書いたつもりです。

この内容が実感をもって理解できる人は、多分これまで苦労してきた人だと思います。

是非3つのポイントでこれまでの学習スタイルを見直ししてみて下さい。

 

あまりピンと来ない人も多いでしょう。

でも必ず役立つときが来ますので、今日の内容はどこかにメモをしておいてくださいね。