こんにちは。藤本です。
さて本日は
「試験のスコアが思わしくなかったとき」
というテーマで書いてみます。
IELTSを受験して最高の結果は、もちろん卒業が決まることです。
これは当たり前ですね。
しかし、多くの受験生は5回、10回と受験して場合によっては20回以上受験して、卒業に至ります。
そう考えると、例えば10回受験した場合、卒業を決めた最後の1回を除いて、残りの9回は目標スコアに達していない「悪い結果」ということになってしまいます。
そうなると9回も悪い結果を受け取らなければならないということになり、何だか受験自体が嫌になってしまいそうですね。
でも果たしてそうでしょうか?
私が思うに、悪い結果とは、何にも次の打ち手につなげられないケースです。
そしてそれ以外は良い結果と考えれば良いのです。
例えば、結果を見て落ち込んで、それでIELTSの学習をストップする、というケース。
これは、試験結果が次の何の打ち手にも活かされていません。
受験料をドブに捨てたようなものです。
だから、これは悪い結果です。
同じように、結果が目標に届いていないことを見て、学習をストップはしないけど、その結果を何にも使わずにまた同じような時間を過ごす、というケース。
やはり、試験結果から何かを得ているとはいえません。
悪い結果ですね。
でも例えば、1ヶ月試してきたことが本番では全く裏目に出てスコアが下がってしまった。
その結果を受けて、次の1ヶ月は別のことを試してみた。
というケース。
これは十分に受験結果を活かしていますね。
最初に試した方法は効果がなかったと分かった分だけ前進だし成長です。
何かしら次の打ち手につながる考え方が出来ればそれはもはや悪い結果とは言えません。
受験はスコアという最終結果だけを見るのではなく、そのスコアから何か次に活かせることが無いかを見ていくと良い、ということです。
それが出来れば、たとえスコアは目標に届かなくても受験した意味はあったし、卒業に向けて着実に1つ前進したと言えるわけです。
逆に言うと、受験するのだったら、次の打ち手に活かすための何かを持って帰れ、ということです。
そのために持ってほしいのが仮説です。
「これをやったらこの力が伸びるんじゃないか」
という仮説を作って、その仮説を検証すべく日々頑張る。
そして試験当日にその仮説を検証する。
スコアが良くなれば、その仮説は立証されたし、スコアが悪くなれば、その仮説は正しくないということが立証された、と考えます。
いずれも「立証」されたら前進です。
そう考えて受験結果を見るようにしていきましょう。