ゴールから逆算で考えるIELTSリーディング

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こんにちは。藤本です。

小説とか、ドラマとか、映画とか、見ていると感動するストーリーってありますよね。

あのストーリーって、作者は行き当たりばったりで作っていると思いますか?

もちろん、違いますよね。

きちんと、最後のシーンを計算に入れて、そこで感動するように主人公が苦しむシーンを入れたり、サプライズになるようにわざとそう感じさせないストーリーにしたりします。

つまり、すべてをゴールから逆算して作っているってことです。

しかも、この作業は結構緻密です。

もし、ゴールを考えなかったり、ゴールはイメージしていても、何となくで各シーンを組み立てていくと、全然感動できない最後だったり、途中の設定と矛盾が生じまくりますね。

連載モノのマンガなんかだと、ときどき初期の頃の話と後半とでは矛盾が見られる作品も見かけますね。

 

IELTS対策もすべてゴールから緻密に逆算するって発想で行くと勉強の効率が良くなります。

何となくスコアを取るだけをイメージしているとゴールに向かって真っすぐに進んでいけません。

例えば

「リーディングで読むのに時間がかかる」

という悩みがあったとします。

この場合「読む時間を減らす」がゴールですね。

じゃあ、そのためには、「どこ」が時間を取っているのかを考えます。

 

ここでいきなり「読む時間を減らす」=「速読」とか「読む時間を減らす」=「スキャニング」とか一気に解決策まで行かないことです。

一気に解決策を出すというのは思考停止につながります。

丁寧に、その原因を探っていきます。

原因を探る際に「どこに課題があるか」を問い続けるのが、1つのコツになります。

 

リーディングに関して言うと、多くの場合、時間を取っている場所は「二度読み」の箇所です。

一度で読めさえすれば、多くは問題なく時間内に読み終われるはずです。

でも二度読みが多いから時間がかかります。

単純にやたらと目を動かして速読するとか、内容を理解せずにスキャニングする、とかが解決策ではないんですね。

 

じゃあ、その二度読みはどんなシーンで多いのか、が次の問いになりますね。

・設問が頭に入っていない
・難しい単語があるととたんに詰まる
・難しい構文を一度で理解できない

こんな感じでしょうか。

 

こうしてブレークダウンした問題のシーンに対して、それぞれ解決策だったり、トレーニングの方法を考えていくわけですね。

こうするとそれぞれの勉強方法の目的が明確になります。

前回お話した「勉強の目的を明確にする」という話もこれに通じますね。

是非ゴールから逆算して弱点を補強する目的で勉強をしてみて下さい。

それでは、また。