IELTS対策における迷走と前進の違い

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こんにちは。藤本です。

こんなお問い合わせを頂きました。

「ある方が推奨されている練習を実践しているのですが、この練習の中で、自分が成長しているという実感が持てません。」

 

英語の勉強法は、実に多くの人が色々な方法を提唱しています。

その提唱者はそれぞれが、そのやり方で実績を出してきたのでしょうから、その通りにきっちりやれば効果が出るのだと思います。

でも、そのやり方をやっても効果が出ないケースもよく聞きます。

この違いは何でしょう?

 

私はそれぞれの練習が「何を目的にやっているのか」がどれだけ意識出来ているか、だと思います。

 

例えば、「文章を書くのが上手くなりたければ本を読みなさい」という教えがあったとします。

そのときに、

「そうか。本をたくさん読めばいいんだな」

とだけ思って、やたら本を読む人と

「なるほど。文章が上手な人の本を読んで、その構成とか表現を盗めということだな」

という意識で読む人とは、同じ時間、本を読んだとしても吸収するものが全く変わってくると思いませんか?

 

私がシャドーイングをおススメするときも

・細かい箇所を聞き取れるようになる
・声を出すことで集中力を持続する
・構文の解釈を無意識に理解できるようにする

みたいないくつかの目的があります。

一度にたくさんの目的は同時には意識できないので、1つづつで良いと思いますが、今どこの能力を鍛えているか、を意識することはすごく重要です。

 

この目的があると前進し、目的がなく言われたことだけをやっていると迷走します。

今日からでも良いので、しっかり目的を意識して勉強していきましょう。

それでは、また。