こんにちは。藤本です。
IELTSリスニングの制度が来年の1月4日の試験からいくつか変更になります。
変更は3つありますが、2つの変更は大したことはないです。
1つの変更はそれなりに影響があります。
まずは大したことない変更から。
1つはこれまで「セクション」と呼ばれていたものが「パート」という言い方に変更になります。
「セクション1」「セクション2」という言い方が、「パート1」「パート2」という言い方に変わるということですね。
もう1つはリスニングの問題冊子にあるページナンバーの参照がなくなる、ということです。
この2つは受験生にとっては何の影響もないでしょう。
問題はもう1つの変更で、セクション1の直前に1回読み上げられるexampleが無くなるという変更です。
exampleの読み上げは40-50秒ほどありますので、このexampleが流れているときはそれを無視して1問でも多くの問題先読みをするのに時間を使われている方も多いと思います。
また耳のウォーミングアップとしてこのexampleを使っている人もいると思います。
この時間が無くなるという変更ですから、これは影響が大きいでしょう。
そして今までのクセでexampleだと思って気を抜いていたら、いつの間にか本番が始まっていた、という人も一定数出てきそうです。
正直、問題先読みの時間が減ったり、ウォーミングアップの機会がなくなることに対する根本的な対策はないと思います。
それまで有ったものが無くなるわけですから。
問題先読みに時間を使っていた人にとっては、これまで以上に、素早く問題を先読みする力が求められます。
問題先読みに関しては、以下の記事に書いた「戦略2」の部分は特に理解してトレーニングをして頂くと良いと思います。
耳のウォーミングアップに使っていた方は、受験前に十分にウォーミングアップを済ませておく
必要があります。
以下の記事に書いたように、当日試験会場に向かうまでの間に聞き慣れた英文を聞くようにすると良いです。