ウソ?ホント?ネット上にあるスコアアップ情報の真実

こんにちは。藤本です。

ときどき

「ネットを見ていて、初回受験で7.0とか、5.0から1か月で6.5になったとか、簡単にスコアを獲っている人を見て自分には出来ないと落ち込んでしまいます」

というお声を頂きます。

 

確かにそういう情報はたくさんありますよね。

でも、結論から言うと全く落ち込む必要はありません。

 

ネットに出ている情報は、完全なウソではないかもしれませんが、かなりレアなケースをさも当然のように出していたりします。

 

例えば初回受験で7.0というのは普通の人ではありません。

これは恐らくそれまで相当の時間を英語に費やしてきた人です。

私の経験上、TOEFLで100点が必要なのに長期間90点台でとどまっており、最後にIELTSを受験したら初回受験であっさり7.0を越えるというケースは実際にあります。

でも対して英語を勉強していない人がいきなり7.0というのはまずありえない話です。

 

5.0だった人が1か月で6.5とかいう情報も、やっぱり普通ではありません。

これは想像するに、本来6.0レベルの実力がある人が、試験のフォーマットも形式も知らないまま、何の準備もなくいきなりIELTSを受験して5.0だった。

それが、試験形式をしっかり理解して、1か月後に受験したIELTSで、たまたまリスニング、リーディングが当てずっぽうで答えたものも含めて上手く行って、実力以上のスコアとして6.5が出た、というのが実態だと思います。

 

そんなものです。

ネット上での情報は広告も含めて、そのようなレアなケースを当たり前のように出していることがよくあります。

逆に、1年かけて1.0伸ばしたとか、10回の受験で卒業した、という話をしてもインパクトがありませんからね。

まして「簡単にスコアは伸びない」なんて話をしても、そんな情報は誰も知りたくないので出してきません。

(そんな話しているのはこのブログぐらいかな~)

 

確かに1セクションだけのスコアなら1-2か月で1.0伸びることは珍しいことではありません。

これは実際に私の講座の生徒さんでもよく見られます。

 

しかし、オーバーオールのスコアが短期間で1.0も簡単に伸びるわけはないですよ。

冷静になって考えれば分かりますよね。

受験回数も5回以下で卒業出来る方はむしろ少なく、10回以上、20回以上になる方も普通にいます。

 

それがネット上には出てきませんが、実態であり真実だと思います。

なので、そんな情報を見て、自分も出来ると過信したり、必要以上に落ち込む必要はないです。

 

私はいつも生徒さんには言っていますが、試験結果はそれまでやってきたことの成果の現れです。

ネット上の情報は自分を鼓舞するときには役立つかもしれませんが、それで心を揺さぶられる必要は全くありませんので、出来ることを着実に実施できるようにしていきましょう。