コロナによるIELTS運営への影響について

こんにちは。藤本です。

コロナの影響が、IELTSの運営にも出ております。

 

IELTS運営関連の発表

3月23日にイギリスがロックダウンされた影響で、IELTS主催元のケンブリッジがIELTS運営の一時停止を発表しております。

COVID-19: Information for our global test taker community

 

世界の多くの国のテストセンターで、4月、5月まで運営を見送るとしております。

カナダも多くのテストセンターで既に運営停止となっていますが、少数のテストセンターは本日(3月25日)もテストを実施しております。

今後はどうなるかは分かりません。

 

日本でIELTSを運営している英検、JSAFは、ともに現在のところは運営中止の発表はありません。

JSAFは3月24日の段階で運営継続する旨の発表を行っております。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う対応について

⇒追記:この記事を書いた直後に、JSAFの3月28日の東京会場のテストが中止とのニュースが入りました。

⇒追記(3月30日)英検も4月4日、5日の東京会場の中止をアナウンスしております。

IELTS 4月4日(土)、4月5日(日)の東京会場中止のお知らせ

⇒追記(4月3日)英検、4月4日、5日、11日、12日の全国会場の試験中止を発表しています。

IELTS 4月4、5、11、12日の全国での実施中止のお知らせ

⇒追記(4月7日)British Council、4月11日の試験中止を決定

⇒追記(4月7日)JSAF、4/11・4/18の東京・大阪のIELTSペーパー試験の中止を発表も、逆に4/18東京のコンピュータ試験の追加申し込みを開始

4月18日(土)コンピューターで受験するIELTS追加申込み開始!

⇒追記(4月13日)英検、4月中の試験中止を発表しています。

IELTS 4月30日までの実施について中止のお知らせ

⇒追記(4月16日)IELTSを自宅で受験する制度(IELTS indicator)が始まります。コロナで中断されている間の在廷措置のようです。

What is IELTS Indicator?

 

ただ、今後東京がロックダウンするようだと状況も変わってくると思います。

私の方も引き続き情報収集して、何か情報がありましたらアップしていきたいと思います。

 

この状況でIELTS受験者はどうすればよいか

さて、ここからIELTS受験者として、この状況をどう考えたらよいか、私なりの考えを書いてみたいと思います。

多分に藤本個人の予想が入った話なので、参考程度に見てもらえればと思います。

 

大きく2点あります。

1つは、IELTS準備を休止することについて、もう1つは今後の留学・移住の状況の予測についてです。

 

IELTS準備の手を止めないこと

まず1つ目、IELTS準備を休止することについて書いてみます。

 

この記事をお読みの方の中には、留学やIELTSが停止している or するかもしれないことを知って、今IELTS準備をする気力を失った方もいるかもしれません。

しかし、それだけは何とか踏みとどまってください。

医療関係者など、このコロナ騒動で緊急的に忙しくなってしまった方を除くと、この期間に、これまで準備してきたIELTSを休止することは、デメリットしかありません。

 

理由は以下の記事にも書いています。

一度中断したIELTSの勉強を再開するとき
こんにちは。藤本です。 IELTSは長丁場の挑戦になるので、場合によっては諸般の事情やモチベーションの低下から、一時IELTS挑戦を中断するという人もいるでしょう。 そして、しばらく間を空けた後、再び状況が整って、再始動するときが来たとしま...

 

要するに、一度中断すると、再開するときは、IELTSの勉強を開始したとき以上のエネルギーが必要になる、ということです。

集中できない状態になるのは分かります。

その場合、ペースや分量は少し落としても良いですが、決して中断だけはしないようにしましょう。

 

この時期に頑張った人にはボーナスがある

次に、2つ目の話、今後の留学・移住の状況についてです。

これは先日メルマガにも書いた内容ですが、現在、国の間の移動が制限されており、学校が閉鎖されているところが多いため、留学の動きはほぼストップしております。

 

ただ、この状況はずっと続くことはありません。

各国とも留学というのは重要な輸出産業という側面があり、これを止めることは経済的に大きな打撃があります。

従って、必ずどこかのタイミングで再開されます。

 

ただ、その再開されるタイミングは、まだコロナが完全収束した段階ではなく、「ある程度」収束した段階になります。

この段階では、即座に留学にアプライする人は世界的に少ない状況になると予想されます。

そもそも今回の状況で、留学準備の手を止めてしまった人も多いはずで、その人たちは再開したからといって即座にアプライできるわけではありません。

つまり、再開直後は世界的に留学にアプライする人が少なく、競争率が低い状態になります。

今回の騒動やIELTS運営停止の間も、着々と準備をされている方にとっては、大きなアドバンテージとなるでしょう。

 

逆に、コロナが完全収束した後は、どうなるでしょう?

それまで留学アプライを控えていた人たちが一斉に動き出します。

動きを抑えられていた後なので、通常よりも多くの人が動くでしょう。

そうなると、競争率はむしろコロナ前よりも高い状態になるでしょう。

 

移住に関しては、各国により事情が異なると思いますが、人の動きは原則、留学と同じようになるのではないかと思います。

つまり、再開直後に動けた人が有利である、ということです。

 

そのことを考えると、タイミングとして、この時期に留学準備の手を緩める手はありません。

むしろ、この自粛の期間にこそ、なるべく準備を進めたいです。

 

まとめ

現在世界で起こっている出来事は、どう見ても、前代未聞の出来事です。

誰も先が予測できるものではありません。

 

しかし、大事なことは、自分にコントロールできないものにとらわれて、時間や精神力を奪われないようにすることです。

こういう時期だからこそ、政治の動きや、ニュースの情報や、SNS上での他人の発言などで、気持ちが揺さぶられることがあると思います。

でも、それらは所詮、自分の気持ちがどうあろうと、コントロールできるものではないです。

そんなもので、自分の大事な未来にマイナスの影響を与えるべきではありません。

 

状況を見極めることは大事ですが、同時に、常に自分の精神力を平静に保ち、自分にコントロールできることだけに集中するのが、将来にとって一番効果的な時間の使い方だと思います。

 

世界が無事にこの危機を乗り越え、皆様が次のステージに向かえるようになることを祈っております。