こんにちは。藤本です。
IELTSのスコアってどのくらいのスピードで上がるものなのでしょう?
それはもちろん、それまでの学習歴と学習の質、目指す水準や今後の取り組みによっても異なります。
私の感覚では、例えばライティングだけを5.5から6.5に上げるには、2-3か月ほど正しい方法で、超本気で取り組めば可能だと思います。
ライティング以外でも1セクションだけを0.5~1.0上げるというのは、割と短期間で可能だと思います。
でも4セクションを同時に1.0上げるというのは、なかなか短期間で出来るものではありません。
よく2か月後にオーバーオールで1.0上げたい、という感じのご相談を頂きますが、これは正直かなり難しいです。
元々英語の素養があって、ただIELTSを知らないためにスコアが良くない人(例えばTOEFLからの転向者とか)などであれば可能性はあると思います。
あるいは学んだことをスポンジが水を吸うようにどんどん覚えていける人(例えば記憶力の良い高校生とか)などは、ある段階ですべての知識がつながって、時折爆発的な伸びを示すこともあります。
が、そうでなければ何かを犠牲にするような取り組みを行わなければ、厳しいのが現実です。
また、仮に、実力的にはオーバーオールでプラス1.0の水準になったとしても、その力が本番で発揮できるかと言えば、それはまた別の話です。
特に各セクションのベストスコアはそれぞれ目標に達している、という状態になってから、全セクションで良いスコアがそろえて、オーバーオールが目標スコアを越えるまでに1年以上かかる、というケースはとても実はとても多いのです。
リスニングの3問目がついていけなかったとか、
リーディングで時間配分を間違えてしまったとか、
ライティングで1つの単語がどうしても思い出せなかったとか、
スピーキングで相性最悪の試験官に当たってしまったとか、
そんな不運も含めて、本番でスコアが揃わない要因はたくさん考えられます。
それらをすべて乗り越えた先に目標達成、IELTS卒業というゴールは待っています。
だから私は言いたいです。
目標達成までの期間を過小評価するな
ということです。
目標達成までは思った以上に時間がかかります。
この解決の手段は、少しでも早く勉強、対策に着手することです。
私も留学前は、何度も何度も「なぜもっと早く勉強を始めなかったんだ」という後悔をしました。
とにかく後回しは禁物です。
まだ本気になれていなければ今すぐ本気の取り組みを始めましょう。