こんにちは。藤本です。
IELTSは思ったよりも長丁場になることが多いです。
IELTSに1-2年取り組んでいるという方は非常に多くて、それ以上になる方も珍しくありません。
そして、その長いプロセスの中で様々な理由によりIELTSの学習を中断しなければならない、という場面もあると思います。
そこで本日は、一度学習を中断した後、学習をスムーズに再開するために気を付けたいことを書いてみます。
現段階で中断する予定がない人も、長丁場のIELTS学習の中で、今後もしかすると中断する場面がやってくるかもしれませんので、そのときのために頭に入れておくと良いです。
IELTS学習を中断する2つのケース
まず学習を中断する理由を2つに分けて考えます。
1つ目は
・出願書類を作成しなければならない
・転職、異動があり、仕事に集中しなければならない
・出産や病気など学習ができる状況ではなくなった
など「本来の目的は持ち続けているけれどもやむを得ない理由がある」場合です。
これらの理由で学習を中断する場合は、理由が明確であり、IELTS学習の目的は見失っていないので、比較的学習の再開はしやすいです。
そしてもう1つが
・IELTS受験に疲れた
・IELTS学習が嫌になった
という場合です。
ある意味「本来の目的を見失いつつある」場合と言っても良いでしょう。
人間なので2年以上も同じ学習に取り組み続けていると多少なりともモチベーションは下がってきます。
ときには、一度IELTSから離れてリフレッシュする期間が必要と感じることもあるでしょう。
だから私も、長期間学習を継続している方が、こういった理由で一度中断をすることを否定することはしません。
ただ気を付けないと、こういった理由で中断した場合、そのまま二度と復帰できなくなる人たちが多いです。
なぜなら一度大変な思いをしたIELTS学習にわざわざ戻りたいと思う人は少ないからですね。
では、これら2つの理由別に学習を中断するときに気を付けたいことを書いてみます。
やむを得ない理由で中断する場合の注意点
まず1つ目のやむを得ない理由で中断する場合、中断中に、これまで取り組んできたものが無になってしまわないか、という不安があると思います。
この不安を解消するためにお勧めしているのが、ここまで学んできたことをノートにまとめておくことです。
現時点で持っている知識や感覚、ノウハウなどなるべく詳しくノートに書いておきます。
一度ノートに書き出すことで、忘れてしまうかもという不安を解消することが出来ますし、学習再開時に、そのノートを見れば、中断前の状態に早く戻ることが出来ます。
そしてもう1つ。
やむを得ない理由で中断する場合でもリスニングの多聴だけは継続することをお勧めします。
リスニングの感覚だけは中断するとどんどん落ちてしまうからです。
1日20分で良いので、英語ニュースを聞く時間を取るようにしましょう。
どんなに忙しくても20分ぐらいは時間を取れるはずです。
通勤通学中でも良いし、朝起きてすぐでも良いし、仕事中トイレの個室にこもって聞いても良いです。
IELTSに疲れて中断する場合の注意点
次に2つ目の理由、疲れた、リフレッシュしたいという理由で中断する場合です。
この場合、絶対に守ってほしいのが中断の期間です。
最長で2週間までとしましょう。
2週間あれば疲れも癒え、少し落ち着きます。
冷静に本来の目的のことも考えられるようになります。
その代わり、それ以上は休まないようにしましょう。
中断期間が終わりに近づくと、もっと休んでいたい気持ちが出てくるかもしれませんが、これには何とか打ち勝ってください。
2週間を1日でも越えたら、もう二度と戻れない、ぐらいの気持ちでいて下さい。
実際、中断期間は長くなればなるほど、再開は難しくなります。
もしIELTSに疲れただけで英語自体は嫌いではない、ということであれば、リスニングだけは継続した方が良いです。
その際の音源は、好きな音源で構いません。
映画でもスポーツでも洋楽でも良いです。
触れないよりは触れた方が良いです。
でも英語自体が嫌いだという場合は、リフレッシュのためですから、中断の間、無理に英語は触れなくても良いです。
その代わり、中断の期間はなるべく短くしてください。
そして手帳に再開の日付を明確に記載しておきましょう。
頭の中で
「だいたい1週間ぐらい休もう」
のような感覚でいると、そのままズルズルいきます。
何月何日に再開する、そのときは〇〇の学習から始める
このぐらいのことを決めて、そして決めるだけではなく手帳にも書いて、そこまでやったら後は思い切って休んでください。
二度目の中断は命取り
ということで、本日はIELTS学習を中断するときのお話をしてみました。
最後に1つ付け加えると、
二度目の中断はどんな理由であれやめておきましょう
ということです。
一度目の中断でも、特に2つ目の理由の場合は再開できる人がかなり少ないですが、二度目の中断を経て、再開できる人はさらに少ないです。
一番最初にIELTS学習を始めるときに比べて一度中断を挟んだ後再開するのは、2倍ぐらいのエネルギーを必要として、二度目の中断を終えて再開するときは4倍ぐらいのエネルギーが必要になるイメージです。
それだけ二度目の再開は大変ということです。
そう考えるとIELTS学習は一度始めたら卒業まで休みなく一気に突っ走る、というのが一番効率的で楽な方法だと思います。
そして既に一度中断を経験してしまった方も今後は卒業までは継続するようにしてみて下さいね。
ということでご参考になれば幸いです。