こんにちは。藤本です。
最近、私がスコア5.5だったら、3か月で6.5を獲得するために何をするか、という連載をしています。
第1話はこちら↓
第2話はこちら↓
第3話はこちら↓
第4話はこちら↓
さて、ここまで対策を開始してから2週間経ったことになります。
残り10週間です。
ここまでで、
・単語の総復習
・リーディングの構文解釈
・スピーキングのネタ出し
までは終えて
・毎日リスニングを聞く習慣
を作ってきました。
一番大事な基礎の部分が組みあがった状態になります。
ここから基礎部分をベースにして、各セクションのスコアを上げていく応用力を作っていきます。
では3週目の勉強方針です。
この1週間のメインのターゲット:シャドーイングの実践
リスニング勉強方針:100%シャドーイングの実践と毎日の多聴
リーディング勉強方針:単語力維持と過去問研究
ライティング勉強方針:ライティングノートの作成開始
スピーキング勉強方針:スクリプトの準備
徐々にやるべき内容が増えてきましたね。
しかし、3週目のターゲットは「シャドーイング」です。
これだけは死んでもやり切ります。
では具体的に見ていきます。
目次
1.100%シャドーイングの実践(平日5日間×1時間)
今週からいよいよリスニング対策としてのシャドーイングに取り組みます。
今週はこのシャドーイングがメインです。
シャドーイングとは耳から聞こえた英文を口からマネをしてしゃべるトレーニングですが、これは100%完コピ状態で行うのと、90%で行うのとでは大きく効果が異なります。
以下でも書いていますね。
100%の完コピ状態を作り上げるというのは簡単なことではありません。
しかし、その分効果は高いです。
用意するのは公式問題集のどこかのパートを1分間切り取った音源です。
たった1分間と思うかもしれませんが、これだけでもかなり大変ですので、あまり欲張らないようにします。
この音源とスクリプトを準備して開始します。
最初にスクリプトを見ながら、ワンセンテンスごとに分けて「暗唱」していきます。
「暗唱」ということで以下のルールで行います。
・耳から音源は聞かなくてよい(発音が分からなければ音源を聞く)
・口からきちんと発音する(スピードは音源と同じスピード)
・そのセンテンスを覚える
・ワンセンテンス分、スクリプトを見ずに、詰まったり言い澱んだりせずに言えるようになったら次のセンテンスに移る
・ワンセンテンスにつき30秒から2分ぐらいで終わらせる
そして全センテンスの暗唱が終わったら、音源を聞いて、シャドーイングを実施します。
「暗唱」プロセスを入れることで、口が英語の発音で動くようになるため、100%シャドーイングがしやすくなります。
どうしても詰まってしまう箇所は、再度、暗唱プロセスに戻ります。
こうして1分間の音源を1時間かけて100%シャドーイングできるようにしていきます。
今までにない集中力が必要ですし、口から発音するので、電車の中ではできませんね。
自宅の1時間の勉強時間をシャドーイング作業に充てるようにします。
そしてこれを平日の5日間連続で行います。
2.リスニングの多聴(毎日×30分)
こちらは先週までの続きです。
こちらは徒歩の時間や駅での待ち時間などで出来る作業ですね。
毎日30分継続します。
3.単語の維持(平日5日間×30分)
先週までで一旦覚えた単語を毎日時間を決めて復習していきます。
時間は1日30分だけとか、朝の電車の中に乗っている時間だけ、とか上限を決めておくのが大切です。
30分間使って、クイックに1日100単語ほど復習していくイメージです。
単語帳には、もはや完全に覚えたと言える単語も出てくると思います。
それらは、チェックを入れておいて、月に1回ぐらいチェックするだけでOKです。
チェックの入らない単語を中心に単語の維持作業をしていくようにします。
4.スピーキングスクリプトの作成(平日×1時間)
残った平日の1時間の勉強時間はスピーキングのスクリプト作りに使っていきます。
コマ切れの時間でも有効に使えるように、いつでもノートと先週作ったネタを持ち歩くようにします。
5分時間があったら1つ作ってみるという感じです。
ここまでが平日に行う勉強です。
5.リーディング過去問実践(週末1日×3時間)
週末のうちの1日、3時間ほど使って、リーディングの過去問をやっていきます。
使い方は、先週末でやったのと同じ1パッセージの4度読みです。
これを1回実践します。
6.ライティングノートの作成(週末1日×5時間)
最後にライティングの作業です。
このシリーズで初めてのライティング対策ですね。
ライティングは、前半はライティングノートを作る作業です。
週末のうちの1日(可能であれば、週末の残りの時間すべて)を使います。
何をするかというと、ライティングのサンプルアンサーを見て、使える構文、使える単語、使えるアイデア、使える展開などをどんどんノートに書き溜めていく作業です。
サンプルアンサーは、あまり高度過ぎたりクセがあるとマネしにくいので、分かりやすい文章が良いですね。
その意味では書籍ならこちら
ネットの情報ならこちらにある例題が参考にしやすいです。
その際に1つ実施したいのが、ノートを左右に分けて、左に日本語訳、右に英文を書いていくことです。
これは、ノートを自分専用の1問1答形式の問題集にしていくイメージです。
面倒ですが、これは後になって覚えるプロセスになったときに威力を発揮します。
覚えるプロセスは6週目の勉強で出てくるので、それまではこの形式で、ノートを作っていくようにします。
最初はサンプルアンサーを見て、単純に「自分にも書けたら良いな」と思うものをどんどん書き留めていく形でOKです。
でも慣れてきたら、例えばTask1のグラフ問題で使える表現とか、Task2のイントロダクションで使える表現とか、少しカテゴリー分けをしながら書き留めていくと良いです。
その方が覚えやすいです。
こうして5時間ほど、出来る限り使える表現を書き留めていくようにします。
ということで、3週目の勉強はここまでです。
しっかりと頑張っていきましょう。
では次回は4週目、5週目の勉強について書いてみたいと思います。
続きは以下からどうぞ。