IELTSライティングで、流れを分かりやすくするために

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こんにちは。藤本です。

ライティングでときどきあるのが、1文1文は、それなりにしっかりと書けているのだけれど、各センテンスのつながりがどうも分かりにくい、というケースです。

添削者も一人の読者として、話の流れが分かりやすい時は、スラスラ読めますが、話が途切れているように感じる文章というのは、

「あれ?前のセンテンスで何書いていたっけ?」

と戻らなければならなかったりします。

 

そういう文章に欠けている要素が、2つあります。

つなぎ表現と指示語です。

 

つなぎ表現は、その前の文章と次の文章との役割の違いを示すものになります。

だから前の文章が前提となって、次の文章が結論なら、Thereforeが入ったり、逆に、前の文章までとは逆のことを言いたければ、HoweverとかIn contrastが入ったりします。

使いすぎは良くないですが、前の文章と次の文章の役割が明確に意識出来ていれば、自然にそういったつなぎ表現が入ってくるものです。

使えていないということは、各センテンスごとの役割があまり意識出来ていないということで、自然に文面もメリハリのない平板な印象になります。

 

指示語の方は、同じ表現の繰り返すを避けるというのが1つの狙いですが、もう1つの狙いは、やはりつなぎ表現と同じく、前に出てきた事象との関連性を示します。

特に、その直前に出てきた内容をThisで示して、This example showsとか、This action brings aboutとか書けると、非常に前の内容との関係性が明確になります。

 

流れに応じてこれらの要素が使えるようになると、ライティングの流れは一段良くなりますよ。

お試しください。

それでは、また。