こんにちは。藤本です。
IELTSのスピーキングセクションの質問は大きく2つのタイプに分かれます。
1つが
「あなたの仕事は何ですか」
といった「何かについての説明」を求められる質問です。
そしてもう1つが
「なぜその仕事を選んだのですか」
という「自分の行動や考え」を求められる質問です。
このうち「自分の行動や考え」については比較的答えやすいと思います。
I think ~
I feel ~
I went there because ~
くらいの簡単な言い回しで自分の気持ちを表すことが出来るからです。
一方、「何かについての説明」は、いざ英語で説明しようとするとなかなか難しいことがあります。
「あなたの好きな食べ物について教えてください」
「あなたが最近見た映画について教えてください」
「あなたが好きな有名人について教えてください」
こんな質問に、ワンワードだけで答えるだけだと寂しいですね。
例えば好きな食べ物を聞かれて
「I like Sukiyaki.」
だけで終えると、試験官は「もっと何かしゃべって」という目で見てきます。
だから直接の答えを言った後に、それがどんなものか、ちょっとした説明を加えたいですよね。
でもこの説明って意外とさらっと出ないものです。
そこで、ある程度想定できる問題については、事前にスクリプトを準備することをおすすめしています。
しかし、問題はそのスクリプトの言い回し自体が、ネイティブにとって自然な言い回しかというのが分からないことですね。
IELTSスピーキングセクションでは、ライティングほどではないですが、ある程度自然な言い回しが求められます。
でもノンネイティブが作る英文ってなかなか自然な言い回しになっていないことが多いでしょう。
そこで、モノや人について説明の練習をしたいときに見て欲しいものがあります。
それがご存じ、Wikipediaです。
もちろん日本語のWikipediaじゃないですよ(笑)
英語版のWikipediaです。
そこには色々なモノや人に対する説明が、自然な言い回しで大量にあります。
「なるほど、この単語使うと便利だなー」とか「こんな観点で説明すると分かりやすいな」とか色々発見もあります。
その中から言いやすい表現を拾ってきて、自分のスクリプトに加えるんです。
こうしてスクリプトを充実させていくと、自然な言い回しで答えられる範囲が広がっていきます。
こういうのはかつては全てネイティブに確認しなければなりませんでしたが今や無料です。
本当に便利な時代になりましたねー。
最後までありがとうございました。