こんにちは。藤本です。
IELTSスピーキングは3つのパートに分かれていて、それぞれ、質疑応答(パート1)、スピーチ(パート2)、ディスカッション(パート3)の能力を問われます。
このうち、パート1とパート2はかなり準備がしやすいパートになります。
具体的にどのくらいの質問パターンがあるかは分かりませんが、同じ受験者でも、受験回数が10回を越えてくると、特にパート1では、以前聞かれたことある問題をまた聞かれたという経験をちらほら聞きますので、200問くらいの問題を使いまわしているのでは、という推測が出来ます。
ちなみに私はある試験のときに2週間前に受験したときと全く同じ質問をされたという経験があります。
ということで、ある程度よく聞かれる質問というのは推測が出来ますので、それに向けて準備をしておく、というのがスピーキング対策としては重要です。
準備の順番としては、、、
最初のステップは、ネタを考えておく、ということです。
最近見た映画は?とか聞かれて、すぐに思い出せる人は良いですが、めったに映画を見ない人にとっては簡単に思い出せませんね。
でも映画とかテレビの質問って定番の質問なので、そういう場合は何を言うかについてだけでも、考えておくと良いでしょう。
次のステップは、それぞれのネタに必要な単語とか表現を調べておくということです。
映画のネタを決めたら、そのストーリーを説明するのに必要な単語、例えば「主人公」とか「悲惨な」とか、そんな単語をどう表現したら良いのかを調べます。
3つ目のステップは、それらの単語を使って、実際にスクリプトを準備してみるということです。
実際にスクリプトまで準備しても、その通り使える可能性は少ないかもしれませんが、このスクリプトを準備するプロセス自体に意味があります。
何十問分かスクリプトを準備しているうちに、決まった言い回しが出来てきたり、分からない表現を調べることで、表現の幅が広がっていったりします。
最初のステップからここまでは、一度にやってしまっても構いません。
最後のステップがそのスクリプトを使って実際にしゃべる練習です。
ここは声に出すこと、そして何度も繰り返すことがポイントです。
実際に声に出すことで、スクリプトを覚えられる効果もありますし、頭にある英文を口に出す回路を鍛える効果があります。
準備したスクリプトの修正ポイントを自分で見つけたり、発音が滑らかになる効果もあります。
ここまで準備できたら、たとえ想定した通りの質問が出なかったとしても、自分の中に定着した表現を使って、別のことも表現できるようになります。
スクリプトを作るまでは一度準備してしまえば、受験のたびに準備する必要はありません。
あとは試験の前に一定時間しゃべる練習をすることがメインです。
ということで、スピーキング対策の準備は進めてみて下さい。
それでは、また。