英会話でスピーキング力を数倍に伸ばす方法

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こんにちは。藤本です。

IELTSはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングと4つのセクションで評価されるわけですが、実際に海外で日常生活を送るためには、リスニング能力とスピーキング能力が最も求められます。

だからIELTSを受験するしないに関係なく、英語を勉強するならば、やっぱりこの2つの能力を伸ばしたいですよね。

今日はこのうち、スピーキングについて書いてみたいと思います。

リスニングでただダラダラと聞き流してもリスニング能力は伸びないように、スピーキングもただネイティブと話をすれば伸びるというものではありません。

コツは自分でしゃべれる、使える表現をどんどん増やしていくことです。

なんだ、そんなことかと思うかもしれませんが、本当の意味でこれを作業としてやっている人は多くはありません。

具体的には3つの作業です。

 

1つ目、自分だけの表現集を作ります。

ネイティブと英会話の練習をしていると、面白い表現だなあとか、ああそういう言い方をするのか、という表現ってよく出てくると思います。

そういう聞き方をしていなかった人は、これからはそういう表現を見つける意識で会話を聞くようにして下さい。

あるいは自分がうまく英語で表現できないなあと感じたものは、すぐにネイティブに何て言ったらスムーズかを聞いて下さい。

そして、こう言いたいときはこういう言い方をすればいい、という表現集をノートにまとめていって下さい。

いわば英語表現の自分だけのデータベースを作っていく作業です。

 

2つ目、まとめたノートはしっかり復習をして下さい。

母国語である日本語の場合だったら人から聞いた表現をそのまま使うことができるかもしれませんが、母国語でない英語の場合は、ある程度自分の記憶に定着させるというプロセスが特に最初の頃は必要です。

そんなテストのための対策みたいなことはイヤだ、という人もいるかもしれません。

でも考えてみてください。

言語って、基本的にすべて自分が知っている言葉を組み合わせて使っているわけです。

普段しゃべっている日本語だってそうです。

このブログだって、全て私が過去どこかで見た、知った言葉を組み合わせて書いています。

知らない言葉は書きようがないわけです。

スピーキングで表現データベースを作っていくとは、その知っている言葉の辞書をどんどん作っていく作業だと思って下さい。

そしてノートを作ったり、復習する人は表現できる範囲がどんどん広がっていき、ノートを作らない、復習しない人は、いつまで経ってもその表現できる範囲が広がらないということです。

 

3つ目、このノート作りと復習は継続して下さい。

この表現データベース作りと復習の作業は最初のうちは目に見えた効果が出ません。

でも空のバケツに水を少しづつ貯めていくように着実に力は溜まっていっています。

そしてついにバケツから水があふれだすとき、つまり自分だけの表現データベースが一定の量を越えたとき、一気に言いたいことが言えるようになるでしょう。

 

この話はネイティブと英会話をするとき、という前提でお話をしましたが、別に英文を読んでいるときでも、リスニング音源を聞いているときでも一緒です。

ネイティブからいい表現をどんどん盗んで、自分のものにしていくプロセス、これが地味ですが、スピーキング力を鍛える王道です。

最後までありがとうございました。