良い不正解と悪い正解

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こんにちは。藤本です。

公式問題集や参考書の模試で、リスニングやリーディングの問題を解いていて、答え合わせをしたとき、ただ正解か不正解かだけを見ていませんか?

正解の中には良い正解と悪い正解があります。

不正解の中にも良い不正解と悪い不正解があります。

 

どういうことか?

リスニングもリーディングも解答を導くには必ずその根拠があります。

根拠も合っていて答えも合っている、これが良い正解ですね。

根拠は間違っていたけど答えは合っていた、というのは悪い正解です。

そして、根拠は合っていたけど答えが間違っていたのは良い不正解で、根拠も間違い、答えも間違いが、悪い不正解です。

 

なぜ悪いと良いを区別しなければならないのか?

それは再現性の問題です。

悪い正解の数が増えても、それはまぐれ当たりです。

本番で根拠が合わなくて答えが合う確率は高くありません。

だから悪い正解はしっかりと反省しなければなりません。

逆に良い不正解は、ある程度アプローチが正しいということですから、後は解答の仕方とか、問題文の解釈といったミスで落としたということになります。

このミスはこのミスで重要なのですが、本文はきっちり理解できているということで、あとは間違った部分が修正できれば正解が導けるということになります。

つまり本番でも正解が導ける再現性が高いということです。

 

これを一言でいうと、結果に一喜一憂しない、ということかもしれません。

でも人間ですから、正解すれば嬉しいし、不正解なら悲しいのは仕方ありません。

私も一喜一憂します。

でも問題は、その後に冷静に分析するという姿勢です。

このひと手間が将来の成長を左右します。

ちなみに公式問題集の場合、解説がないので、根拠の確認が正しく出来ません。こういった深い分析をする段階では、解説がしっかりした参考書を使う方が良いでしょう。

もちろんこちらでは、しっかり根拠も含めて解説していますので、悪い正解や良い不正解も、しっかり分かりますよ。