IELTSスピーキング関連のご質問に一気に答えます

こんにちは。藤本です。

今回もzoom無料相談会での相談内容をシェアします。

本日は相談会で頂いたご質問のうちスピーキング関連のご質問について一気にお答えをしたいと思います。

では始めていきましょう。

 

Q.スピーキングは何を対策したら良いですか?

A. 大事なのは準備と練習です。

まずはパート1を50問分、パート2を50問分、質問を集めてみてその回答を準備してみましょう。

これぐらいの分量の回答を準備すると、一通り必要な表現が出てくるので、それ以外の質問をされても覚えた表現を使って回答できるようになります。

そして、試験1週間前から、毎日1時間、準備した回答を声に出してしゃべる練習をしましょう。

1週間、毎日1時間英語をしゃべっていると脳と口が英語モードになるので、本番でも英語が出やすくなります。

 

Q.パート3の準備はしなくて良いですか?

A. パート3に関しては準備した通りの質問にならないことが多いです。

試験官も受験者の反応を見ながらその場で質問を考える場合があります。

なので、準備しても空振りする可能性が高いです。

また経験則としては、パート3の出来よりも、パート1、パート2の出来の方がスコアに反映される配分が大きいイメージです。

余裕があればパート3の準備をしても良いですが、まずはパート1、パート2の準備を優先して、パート3はそれらの準備が終わってから、と考えた方が良いでしょう。

 

Q.どれぐらいの長さをしゃべればよいでしょう?

A. 短すぎても良くないし、あまりに長いのも不自然です。

パート1なら、1つの質問に対して2センテンスで返すぐらいのイメージです。

パート2なら、小問が4つありますが、その小問1つに対して2-3センテンスで答えるぐらいのイメージです。

 

Q.準備が大変ですが楽にする方法はありますか?

A. ネタを使いまわせると楽に準備が出来ます。

例えば、思い出に残る旅行を思い出して頂いて、その旅行に同行した人やそこでの食事、買い物などの一連の出来事を1つのネタにしておきます。

そして

・旅行のことを聞かれたらそのネタをしゃべる
・好きな場所を聞かれたらそのネタをしゃべる
・印象に残る食事を聞かれたらそのネタをしゃべる
・親しい人について聞かれたらそのネタをしゃべる
・買い物について聞かれたらそのネタをしゃべる

みたいな感じで、色んな質問に紐づけて答えられるようにしておくと1つのネタで複数の質問に答えられるようになります。

質問1つ1つに答えを準備するというよりは、自分が持っているネタにいかにつなげるか、という観点で考えると良いです。

 

Q.英会話でスピーキング力は上がりますか?

A. 活用次第です。

その場で聞かれたことを、その場で考えてしゃべって終わった後復習しない、といった使い方だとほとんど効果は無いと思います。

その場で思いついてしゃべった内容なんて、授業が終わったら忘れていると思いますし、説明された内容も数時間後には綺麗に忘れてしまいます。

一番良い使い方は、事前にしゃべるスクリプトを準備しておいて、それをしゃべってみることです。

そして、発音や単語、構文を修正されたら、準備したスクリプトを修正していく、これを繰り返します。

こうして「試すこと」と「修正されたこと」を形に残していきながら英会話を活用するととても効果があります。

 

Q.本番でパート2の準備時間1分間は何をすれば良いですか?

A. 質問に対する回答をあらかじめ準備している場合は、準備した内容を思い出しながら簡単にメモしていきます。

特にキーになる単語など書き記しておくとしゃべりながらその単語を忘れずに使えるので、良いです。

準備が出来ていない場合は、その場でストーリーを作る必要があるので、ストーリーを考えることに時間を使います。

英文を準備するところまでは難しいと思いますので、とにかくしゃべる内容をメモしていく感じです。

このときのメモは日本語でもOKです。

 

Q.本番で緊張しない方法はありますか?

A. ある程度の緊張は誰でもすると思います。

でも極端な緊張だと実力が出せないですね。

外国人と英語でしゃべるというシチュエーションに緊張するのであれば、英会話などで慣れておくのが良いです。

それとは別に、試験官があまりに無表情、無反応でそれが原因で緊張する、ということもあるかもしれません。

気になるとは思いますが、気にしないでおきましょう。

試験では感情を出してはいけないと考えて、敢えて無表情を装う試験官もいるでしょう。

普段から無表情の外国人の顔写真をパソコンの画面に映しておいてその人に向かってしゃべる練習を
しておきましょう。

また、試験が行われる部屋に向かう途中や部屋に入った直後の短い時間でも簡単にコミュニケーションをとっておくと緊張がほぐれます。

(試験直前直後のちょっとした一言などでも試験官の印象はだいぶ変わります)

 

Q.スピーキングのスコアが安定しないです。どうすればよいですか?

A. 恐らく4セクションで最も安定しないのがスピーキングだと思います。

試験官の主観が最も入りやすいからです。

同じ実力でも、試験官や設問との相性で、1.0ぐらいは前後することがあります。

なので、過去3回の受験の平均スコアが自分の実力と考えると良いです。

試験官との相性を嘆いたり、スコアを安定させるたりすることを考えるよりも、直近3回の平均スコアを高めていく、という考え方で、実力を高めることに注力していきましょう。

 

ということでいかがでしたでしょうか?

参考になれば幸いです。