これだけ覚えておこう!IELTSライティングTask1地図問題のテンプレート

こんにちは。藤本です。

今回はアカデミックモジュールのライティングTask1でグラフ問題に次ぐ出題頻度になる地図問題のテンプレートをご紹介したいと思います。

地図の問題と言っても色々なパターンがありますが、ここで想定するのは最も典型的な2枚地図のパターンです。

古い時代の地図と、新しい時代の地図が並べて出題されるパターンですね。

 

Task1地図問題の全体構成

まず全体構成です。

全体は4つのパラグラフで説明します。

1.イントロダクション
2.オーバービュー
3.Body1
4.Body2

の4つです。

それぞれの書き方を説明します。

 

1.イントロダクション

「その地図が示しているのは(年代)の(町)の変化である」という文章を作ります。

 

「The map shows ~」から書き始めて、

「~の変化(the change of A)」「~の発展(the development of A)」などで目的語を記載し、

最後に「年代(from A to B, between A and Bなど)」を表現します。

 

例えば

The map shows the development of a town called X from 1960 to 2010.

のような感じです。

 

2.オーバービュー

2枚地図の問題でオーバービューに書く内容は、以下のように書くと汎用性があります。

「(①いくつの)変化があり、(②変化の方向性)に変化した。」

 

説明するのは大きく2つです。

①おおまかにいくつぐらいの変化があったか

古い地図と新しい地図を比較したときに、大きく分けていくつの変化があるか(3つ、4つなどグルーピングする)

②変化の方向性はどのような方向性か

新しい地図への変化として、どんな方向性か(「拡大(be expanded)」「都会化(be urbanized)」「工業化(be industrialized)」など)

 

例えば

It can clearly be seen that the town was urbanized with four major changes.

「4つの大きな変化があり、町が都会化した」

といった感じですね。

 

3.Body1

Body1に記載するのは2枚地図のうちの古い時代の地図についての説明です。

ここでは地図に描かれているものについて

「①状態」+「②位置関係」

を説明していきます。

 

①状態の説明

状態として主に使う表現は以下の4つです。

  • 存在している(there is, be located, be situatedなど)
  • 横切っている(cross, runなど)
  • AがBとCを連結している(A connect B with Cなど)
  • AがBを囲んでいる(A surround Bなど)

 

このときに説明の順序が重要で、「横切っている」「連結している」「囲んでいる」の3つで表現したい場合は、それぞれ「横切られるもの」「連結されるもの」「囲まれるもの」を先に説明しておきます。

 

②位置関係の説明

位置関係として使うのは主に以下の5つです。

  • 絶対的な位置⇒地図上の(東)に(in the eastern part of the map)
  • 相対的な位置関係⇒Aから見て(東)側に(in/on/to the eastern side of Aなど)
  • 2方向の方角⇒(東西)方向に(from east to westなど)
  • 1方向の方角⇒(東)方向に向かって(in the eastern directionなど)
  • 挟まれた場所⇒AとBの間に(between A and Bなど)

位置関係は、最初に説明するものだけは「絶対的な位置関係」を使い、残りは極力既に説明済みのものを使って「相対的な位置関係」で説明します。

このため、どこから説明をスタートしたら残りの説明もしやすいかを考えながら説明の順番を決めていきます。

 

例えば道路があって、その北西にある図書館と中央にある公園をつないでいる場合

A park was located in the center of the map(存在する+絶対的な位置), and there was a library to the northwestern side of the park(存在する+相対的な位置). These two facilities were connected by a road(連結している).

ぐらいの説明になりますね。

道路は図書館と公園を連結しているので、先に図書館と公園の位置を説明するイメージです。

 

4.Body2

Body2に記載するのは古い時代の地図と新しい地図の差分についての説明です。

ここでは地図に描かれているものについて

「変化」

を説明していきます。

 

変化の説明

地図上の変化として使うのは主に以下の6つです。

  • 新規に作られた(be built, be introducedなど)
    ※新規に作られた場合は位置も同時に説明する
  • 無くなった(be removed, be clearedなど)
  • 拡大・延長した(be expanded, be extendedなど)
  • 縮小・短縮した(be diminished, be cut downなど)
  • 入れ替わった(be replaced withなど)
  • 変化した(be turned into, be transformed toなど)

 

これらの変化をOverviewで説明した通りに、いくつかのグループに分けて、説明するようにします。

例えば1つ目の変化であれば

Firstly, the residential area was expanded(拡大した) and the playground was turned into a new carpark(変化した).

のような説明になります。

これを変化の数だけ説明していきます。

Body1で説明済みのものには冠詞theをつけて説明していきます。

くれぐれもOverviewで述べた変化の数と一致するように説明していきましょう。

 

まとめ

ということで、Task1地図問題の記載方法をまとめてみました。

Task1はグラフ問題ばかり対策して、地図問題の対策をしていない方もいますが、地図はグラフよりもシンプルな記載で書けるので、対策していた方にとっては、出題されたら割とラッキーですね。

是非記載方法を覚えておきましょう。