継続するために!学習が計画倒れになる3つの原因と対応策

こんにちは。藤本です。

IELTS対策を始めようと張り切って始めたはいいけど、計画倒れになってしまうというのは多くの方が経験していると思います。

そこで今回は計画倒れになってしまう3つの原因と対応策、というテーマで書いてみたいと思います。

 

1.予定を後回しにしてしまう

計画倒れになる1つ目の原因は予定を後回しにしてしまう、ということです。

この後回しにしてしまう原因は何でしょう?

それは残り時間の認識が甘い、ということです。

 

人間、締め切りと残り時間が分からなければ、どうしても後回しにしてしまうものです。

自分が何に優先して時間を割くかは、残り時間の認識が重要です。

 

例えば目の前に「遊び」「仕事」「IELTS学習」があって、IELTSに使える時間がまだ5年残っているとしたら、どうしても「遊び」と「仕事」が優先ですよね。

残り1年となっても、まだ遊びと仕事が優先かもしれません。

でもIELTSに残された時間があと3ヵ月、ということになると、さすがに遊びの優先度よりもIELTSが優先されるかもしれません。

それでもまだ仕事よりは優先度が低い状態なので、仕事が忙しくなるとIELTSは後回しになってしまうでしょう。

IELTSと仕事を比べた場合、圧倒的に仕事が優先と思っている人が多いと思います。

でも極端な話、IELTSの受験が明日だとしたら、さすがに仕事を早く切り上げてでもIELTSに時間を使おうと思えるでしょう。

こういう状態を意識的にでも作らないと、なかなか「仕事>IELTS」という優先度は崩せません。

 

IELTSの取り組み優先度を少しでも上げるためには、残り時間の認識が重要です。

例えば、1ヶ月先がIELTSの受験だとして、残り何時間IELTS対策に使えるか分かるでしょうか?

一般的な会社員の場合、平日に1日3時間、週末2日間で10時間、IELTSに割いたとすると、

平日3時間×5日間+週末10時間=25時間/週

となるので、1週間で25時間使えることになります。

1ヶ月が4週だとして合計100時間です。

平日に3時間、週末に10時間取れない人はこれよりも短くなります。

 

どうでしょうか?

残り1ヶ月と考えるよりも、残り100時間と考える方が、何だか焦りませんか?

 

この焦る気持ちが大事です。

この気持ちがあることで「後回しにしても良い」という誘惑に打ち勝つことが出来ます。

IELTSの学習計画を維持するためには、残り時間を出来れば時間単位でしっかり意識しましょう。

 

そのために必要なのが学習計画表です。

学習計画表は、1日単位で、何時から何時までどのような学習をするかを細かく作成していきます。

学校の時間割みたいな感じです。

この学習計画を作る過程で、いかに残り時間が少ないかを思い知ることになります。

学習を計画倒れにしたくなければ、まずはこのような細かい学習計画を作ってみましょう。

 

2.予定を入れ過ぎる

その学習計画を作った人が次に陥りがちなのが、

予定を詰め込み過ぎてしまう

ということです。

 

実際に私が学習計画を作るように指導したケースにおいては、かなりの割合でこの現象が見られます。

つい詰め込み過ぎてしまう原因は2つあります。

1つは、学習計画を立てるときはモチベーションが高い状態なので、何でもできそうな気になってしまうこと、もう1つは残り時間の少なさを現実として受け止めた結果、焦って無理して計画を作ってしまうことです。

詰め込み過ぎた計画は3日ほどで破綻します。

そうなると再び計画を作る気がなくなってしまい、計画倒れに一直線です。

 

対策としては、3日目に一度計画を見直すことを最初から予定しておくことです。

3日経てば自分が当初作った計画が妥当なものか、詰め込み過ぎかは分かります。

詰め込み過ぎだと認識した場合は、ただちに現実的な計画に軌道修正しましょう。

 

1日の学習量を当初計画より減らすことになりますので、当然最初に予定していたことがすべては出来なくなります。

その際に、優先度が問われます。

何を捨てて、何に集中するのかの「選択と集中」を行っていきます。

これまで実施してきたこと、得意分野不得意分野、実施したときの効果の大きさなどを見て、総合的に取捨選択を行っていきます。

 

3.突発的な予定が入る

学習計画を立てて、3日目に軌道修正もした。

それ以降は順調に学習を開始出来た場合も、その後に計画が崩れるきっかけがあります。

それが突発的な予定です。

 

仕事の残業、先輩や友達の誘い、家族や自身の急病、などの出来事は突然やってくるものです。

そして、こういった出来事で1日計画が消化できないと、次の日以降の予定もリカバリーできなくなります。

これが計画が崩れる3つ目の原因になります。

 

もちろん回避できるものは回避したいですが、それでも100%は無理でしょう。

ということで、これに対する解決策は、あらかじめ学習計画に「予備日」を設けておくことです。

 

基本的には週のうち1日は「予備日」に設定しておきます。

上記のような突発事項があってその日の学習計画が消化できなかった場合、予備日を使ってリカバリーをします。

もし1週間何事もなく計画通りに消化出来た場合は、その予備日を使って次の週の計画を先取りするか、その週に不完全だったところの復習や徹底のために時間を使います。

順調に進んでいるけど疲れやストレスが溜まっている、ということであれば思い切ってオフにしてリフレッシュするのもありです。

 

とにかくそのような予備日をはじめから設定しておけば、週1回までは突発的な予定が入ってもリカバリーできるので安心感にもつながります。

そして逆に、この予備日を週1日にすることで、計画外で時間を使うのは週1回まで、という自分自身への歯止めにもなります。

週1日はいいけど、週2日以上はダメ、と意識することで、頼まれた仕事を際限なく受け付けてしまう、1日休息したら次の日も休息したくなる、といった行動にストップをかける効果もあります。

 

まとめ

ということで計画倒れになってしまう場合は3つの原因を理解し、それらをあらかじめつぶせるように行動していきましょう。

1.予定を後回しにしてしまう ⇒ 1日単位の計画表を作り残り時間を意識する
2.予定を詰め込み過ぎる ⇒ 3日目に予定の分量を調整する
3.突発的な予定が入る ⇒ 週1日は予備日に設定しておく