自分のライティングを再分析して気付いた3つのこと

こんにちは。藤本です。

先週から夏休みに入っていまして、その夏休みを利用してライティングの復習用教材を整理しようと頑張っています。(休みになっていないですね。。)

 

そこで、改めてライティングのテキストや受講生にお渡ししている解答例を見直しているのですが、3点ほど、とても面白いことに気付きました。

本日はその気付きをシェアしたいと思います。

 

Task1グラフ問題は74構文

まずアカデミックのライティングTask1についてですが、最も出題頻度の高いグラフ問題の解答例を分析したところ、74種類の構文で全体の95%以上の文章を書いている、ということに気付きました。

実際には書く構文ごとに単語のバリエーションが複数あるので、表現の幅はもっと広いのですが、「構文」に関してだけ見ていくと、本当にこの74構文に集約できるということです。

ということは、グラフ問題は74種類の構文さえ覚えてしまえば、全部書けてしまうということですね。

逆にそれ以上は覚える必要も使う必要もない、とも言えます。

これまでもTask1は構文を丸暗記することが重要とお伝えしてきましたが、復習用教材ではその部分をもう少し強調したいと思います。

 

Task2は因果関係の連続

2つ目の気付きは、Task2の方ですが、こちらはThesis statementやTopic sentence、サポーティングアイデアの最初の一文、Conclusionを除いた部分、つまりサポーティングアイデアの展開部分は、ほぼすべて因果関係を表現している、ということです。

これは以前から何となく私の中の感覚としてはあったのですが、改めて英文を見直してみると確かにほとんどが因果関係の構文で表現されていました。

因果関係を示す文章はほぼ

従属節+主節
副詞句+主節
2つのセンテンス
無生物主語

4つの集約出来ます。

もう少し細かいバリエーションは以下を参考にしてみて下さい。

IELTSライティングTask2では必須!「因果関係」を示す構文12パターン
こんにちは。藤本です。 IELTSのライティングTask2は、論理的に文章を構築していく必要があります。 論理的というのは、 AだったらB、BだったらC、よってAだったらC という構造のことですね。 ...

 

私は生徒さんの添削の中で、

・議論の前提条件が抜けている
・論理が飛躍している

といったロジック上の指摘をさせてもらうことが多いのですが、そういった指摘を受ける方は、この因果関係の表現があまり上手でないことが多いです。

特に「従属節」を使えば簡単に前提条件や原因を表現できるのに、従属節を使わずに主節だけで表現したり、無理やり無生物主語で表現しようとしてしまうために、前提条件や原因がよく分からず、結果だけが説明されているということになりがちです。

文章をロジカルにするためには「従属節」をうまく使え、ということですね。

 

コロケーションで覚える

IELTS業界では「ライティングで高得点を目指すには小難しい単語を使え」という教えが浸透しているためか、添削をしていると、やたら難しい単語を羅列してくる人がいます。

ただその多くはとても奇妙な文章に見えます。

なぜなら文章全体は平易な単語を使っているのに、ある部分だけやたらに専門的な単語を使っているため、とてもちぐはぐに見えるのです。

特に「名詞」だけをやたらと高度な単語を使うとそう感じることが多いです。

 

解答例を改めて見直してみると、特に名詞はあまり高度な単語は使っていません

その代わり、動詞や形容詞で少し工夫した単語を用いています

富を増やす ⇒ accumulate wealth
お金の無駄をなくす ⇒ minimize the waste of money
不慣れな仕事 ⇒ unfamiliar task
期限切れの食品 ⇒ outdated food

こういった動詞や形容詞は、動詞は直後に来る目的語、形容詞は修飾する名詞と一緒にコロケーションとして覚えていくと良いですね。

英語は昔から塊で覚えろ、と言われますが、こういったコロケーションで覚えていくことがライティングの語彙を増やすには有効だと思います。

 

 

ということで、3つほど気付きをシェアさせて頂きました。

英文をこういった観点で分析する方はあまりいないと思いますが、限られた時間で一定量の文章を書かなければならないIELTSにおいては、こういったパターン化はとても有効です。

復習用教材はこういった観点で受講生のアプローチをサポートできるようなものにしたいと思います。