流れるようなライティング

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こんにちは。藤本です。

私が好きな時間の過ごし方に、ぼーっと川の流れを眺めるという過ごし方があります。

疲れたときとか、煮詰まったときに、ただただ1時間くらい川の流れを見つめるんです。

そうするだけで、なぜか集中力が高まった来たり、新しいアイデアが浮かんでやる気が燃えてきたりします。

川をただぼんやり眺めるってすごく癒されませんか?

今は、家の近くに川がないので、あまりそういう機会がないのですが、ちょっと遠出をしたときとか、旅行したときに川があると、必ず近くに行ってしばらく流れを眺めます。

 

方丈記の書き出しの

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」

って表現も好きですねー。

その情景を思い浮かべただけで、何だか心が洗われる気がします。

 

川だけでなくって、人間って流れるような動きとか、流れるようにいざなってくれるものが好きみたいです。

例えば・・

流れるような音楽
流れるような小説
流れるようなプレゼンテーション

を聞いたり見たりしたとき、すごく惹きこまれたり心地よくなったりしますよね。

 

で、英語を書いたり、話したりするのも、そういう流れるような英語って大事だと思うんです。

ぎこちない、カクカクした英語よりも、サラサラした英語の方が、読者は絶対に読みやすいですよね。

まあ、これは正直、かなり感覚的で、レベルが高い話だと思います。

私自身も全然そんなレベルには達してませんので、カクカクとかサラサラみたいな抽象的な表現しかできないのですが(笑)

イメージとしては、読んでいて一度でスーッと内容が頭に入ってくる英文と、ん?何言ってるんだ?と引き返して読まなければ頭に入ってこないような英文の違いとご理解下さい。

分かりやすい例を挙げるという意味もありますし、無理のない論理構成という要素もありますし、正確でこなれた表現を使う、という要素もあります。

 

先日、ライティング講座のある生徒さんが書かれた英文が、まさにその流れるような英文だったんです。

もうすごく読みやすくって、いい英語書くなあって思ったんです。

で、その方に伺ってみたところ、お仕事上、普段からそのテーマに関連する英語論文をたくさん読んでいるってことだったんです。

だから、覚えたつもりはなくても、自然にその表現が頭に残っていたのかもしれない、とのことでした。

確かに、その方が他のテーマで書かれたときよりも、ずっとスムーズな書きっぷりだったんです。

 

ライティングとかスピーキングとかのアウトプット系能力は、必要なインプットが出来て、初めて伸びると良く言われますし、私もこのブログで何度かお伝えしてきたと思います。

まさしく、「インプットはアウトプットを伸ばす」だなあと思いました。

ということで、流れるような英文を書きたければ、是非流れるような英文をたくさんインプットしてみて下さいね。

ちょっとやったくらいでは効果は出ないと思いますが、積み重ねていけばすごい力になるはずです。継続は力なりです。

 

それでは、また。