こんにちは。藤本です。
IELTS対策は早い方でも3ヵ月、長い方は3年ぐらいかけて取り組む中長期の取り組みになります。
その間にどれだけ学習時間が確保できるかがポイントになります。
IELTS学習者は概して忙しいです。
でも忙しいのはみんな一緒なので、忙しいを言い訳にしていても始まりません。
その中でいかに工夫して学習時間を確保するかが大事ですね。
目次
藤本の例
ちなみに私が留学前に英語を勉強していたときは、以下のような状況でした。
・平日は平均で朝10時~夜21時まで会社で仕事
・通勤時間は片道1時間
・週末も半日ぐらいは仕事
この状況で学習時間を確保するために以下のような工夫をしていました。
・通勤時間のうち電車に乗っている時間はすべて学習時間にする
・会社の上司・同僚のうち信頼できる人には留学の意思を伝えていた(その結果、仕事も配慮してもらえるようになり21時で退社できる環境が整った)
・仕事中も状況が許せばトイレの個室にこもって学習(20分ぐらい)
・自宅では朝(6時から8時まで)と夜(22時から23時まで)を学習に充てる
・土曜日の朝だけはゆっくりして、土曜日の昼から日曜の夜までは仕事以外の時間は可能な限り学習に費やす
さて、私の話はさておき、本日は私の知っている方で学習時間確保を工夫されていた方の事例をいくつかご紹介したいと思います。
皆さん、それなりに工夫して学習時間を作り出していますね。
Aさん(子育て中の母親 ⇒ 朝型でコツコツ継続)
Aさんは子育て中の母親で、夜は子供と一緒に寝てしまい夜の学習時間は確保できないため、朝早起きして、子どもが起きてくるまでの時間だけで学習されていました。
具体的に毎日の起床時間は朝4時半。
そこから2時間がAさんの学習時間の全てでした。
講座も受講されていましたが、決まって朝5時の枠で予約をされていました。
この生活を数か月続けて、コツコツと積み上げられた結果、無事にIELTSを卒業されました。
Bさん(多忙な会社員 ⇒ 他人の力を借りて時間を確保)
Bさんは仕事が忙しい方で、平日は深夜12時より前に帰宅することはまずない、という生活をされていました。
私の講座は夜は21時開始か、24時開始の枠しかないためどちらも自宅からは受講できず、いつも会社の会議室を借りて、そこからスカイプをつないで受講されていました。
多忙な中、細切れの時間を集めながら、毎日2時間の学習時間を確保されていました。
Bさんが特筆すべきなのは、講座が終わった後も、学習ペースを落とさないために追加の講座受講を希望されたことです。
そこでBさんに合わせたレッスンを半年以上、毎週決まった曜日の同じ時間に継続することになりました。
Bさんは自分一人だと怠けてしまうと考えたのでしょう。
そこで私という他人の力を借りて、強制的に時間確保するように工夫されていました。
仕事を終わらせて余った時間を学習に充てるのではなくて、最初から学習時間を予約されたうえで、仕事やその他のことはそこに合わせて何とか処理する、という方法です。
Bさんは受験期間は長引いたものの2年ほどの学習期間の後にIELTSを卒業されました。
Cさん(多忙な会社員 ⇒ 朝型に変更し一気に卒業)
Cさんは女性ですが、プロジェクトベースで働いているため、プロジェクトのヤマ場になると出張や深夜の帰宅が多く時間が確保しにくい状況でした。
Cさんは講座の受講生だったのですが、その後、学習がうまく進まないということで相談を受けて、学習計画や実際の学習状況を確認させて頂きました。
その結果、一番学習時間が確保しやすい朝の時間にあまり学習に時間を使っていないことが分かり、朝型にシフトするように提案しました。
Cさんは自宅では学習できないという傾向があったため早朝から使える自習室を契約して、通勤前にそちらで毎朝学習を行うように工夫されました。
その結果、学習効率も、学習に対するモチベーションも上がり、1か月後のIELTSで合格点を叩き出す、という結果になりました。
Dさん(多忙な会社員 ⇒ マネしちゃダメな超人型スタイル)
最後に少し特殊な事例を。
この方は先ほどご紹介したBさんの会社の同僚のお話です。Bさんから伺った話です。
この方もBさんと同様、相当仕事が忙しい方で、朝9時から仕事を始めて終わるのがほぼ毎日深夜1時頃。
しかし、そこからがこのDさんの学習時間です。
まず自宅に戻ると確実に寝てしまうため、深夜1時から毎日職場の会議室を確保。
そこで2時間一切の妥協をせずに集中して学習して、深夜3時ごろに退社して帰宅する生活だったそうです。
翌日9時には出社するため、1日の平均睡眠時間は3時間ほど。
この方はこの生活を1年間続けて無事に世界トップクラスの大学院に合格されたそうです。
これは私がこれまで聞いた中でも一番極端な例で、普通の人は真似すべきものではないと思います。
が、世の中にはこれぐらいのことをやっている人もいるということでご紹介させて頂きました。
ということで、最後は少し特殊でしたが、皆さん工夫されて学習時間を確保されています。
「忙しい」を言い訳に、ついつい学習を後回しにされている方は、是非これらの事例を参考に学習時間をしっかりと確保するようにしてみて下さい。