【ロングインタビュー】オーストラリア永住権申請への道(1)

こんにちは。藤本です。

昨年の年末に、オーストラリア永住権を目指してIELTSに取り組んでいらっしゃった元受講生である久野さんから、IELTSを卒業されたというご報告を頂きました。

以前36回受験された方のインタビューを掲載させて頂きましたが、久野さんも長く苦労されており、目標まであと1セクションで0.5上げれば良いというところに迫ってから、さらに10回、1年半の受験が必要でした。

その過程を伺いたく、本人のご了承を頂き、インタビューをさせて頂くことにしました。

当時の心境がよく分かる内容になっていますので、是非読んでみて下さい。

長くなりますので、4回に分割してお送りします。

 

始めに

【久野哲生さんのプロフィール】

現在、ご家族とオーストラリアに在住。

オーストラリアでの永住権取得を目指し、IELTSを受験。
14回目の受験の後、40歳目前の2018年12月にIELTS卒業。

最終スコア:リスニング6.5、リーディング6.0、ライティング6.5、スピーキング6.0のオーバーオール6.5

 

藤本
まずはIELTS卒業おめでとうございます。こうしてお話するのは、いつ以来でしたか?

久野さん
藤本さんとの最後のレッスンが2017年9月でしたので、それ以来ですね。

藤本
じゃあ1年半ぶりですね。ここまですごく長い道のりだったと思います。

久野さん
その後もメールを通じて支えて頂きまして本当にありがとうございました。

藤本
いえいえ。永住権はもうすぐ取れそうですか?

久野さん
必要な書類はすべて揃えまして、エージェント経由で今週か来週頭には申請できると思います。申請すればあとは健康診断の指示が出れば受けるぐらいで、順調にいけば1年ぐらいで永住権が取得できると思います。

藤本
なるほど。じゃあ後は待つのみですね。それでは今日は当時の状況とか、レッスンが終わってからの状況など伺えたらと思います。よろしくお願いします。

 

IELTSを受験した経緯

― では早速ですが、久野さんがIELTSを受験された目的から伺っていきたいと思います。元々オーストラリアの永住権取得というお話でしたよね。

その通りです。オーストラリア永住権を取得する要件に英語の条件が入っていました。

― そこで求められているのが全セクション6.0でしたね?

はい。法律が変わってそういう要件になりました。

― 最初にIELTSを受験したのはいつでしたか?

実は、最初のIELTS受験は2013年になります。

― それはかなり昔ですね。その時から永住権を目指して?

いえ。最初のIELTS受験はオーストラリアにワーキングホリデーで来ていて、それが終わってしばらくしてのことです。

またオーストラリアに住みたいなと思ってオーストラリアに戻ってきたんです。

そこで料理の免許を取るために料理の専門学校に行こうと思いました。

ただ、学校に入るのにIELTSが必要だと言われまして、そこで一度IELTSを受験しました。

― なるほど。では、そのときはアカデミックモジュールを受験されたわけですね。

そうです。

― そのときのIELTSのスコアはどれぐらいだったのですか?

リスニング4.5、リーディング4.5、ライティング4.0、スピーキング5.5で、オーバーオール4.5でした。

― このスコアで学校には入れましたか?

いえ、このスコアでは入れなかったです。

ただその学校が用意している英語の試験があって、そちらをパスすれば入学できるということだったので、そちらを受験して入学させてもらいました。

― なるほど。その後はどうなりましたか?

その後、働くにあたってビジネスビザを取得する必要があったので、2015年に、今度はジェネラルを受験しています。

このときは、IELTSが必要だという認識をしていたので、現地で少しだけ塾に通いました。

2回目の受験はその塾に通った後で、リスニング5.5、リーディング5.5、ライティング6.0、スピーキング4.5のオーバーオール5.5でした。

― このときはこのスコアでビザは取れたということですか?

そうですね。

これで要件は達しましたので、IELTSもこれで終わったと思っていたんですけどね(笑)

― しかし、そこからが長かったという(笑)

はい。永住権も同じ要件で行けるはずだったのですが、2017年に法律が変わりまして、そこから全セクションで6.0を目指さなくてはならなくなりました。

 

藤本との出会いと講座の受講

― その後、私の講座を受講頂いたんですね。

はい。法律が変わってIELTSの要件が変更になったことが分かったのが2017年の5月です。

そこで初めて藤本さんの10日間無料メールセミナーを友達に教えてもらって登録させてもらいました。

― なるほど。その時点で、オーバーオールで目標まで残り0.5だったわけですよね。当時の感覚としてはどれぐらいで目標達成できると思っていました?

はい、集中すれば1年はかからないだろうと思っていました。

まあ半年ぐらいだろうと。2017年中に終わらせたいという意気込みでスタートしました。

― 次の受験はその頃でしたか?

藤本さんのライティング対策講座とリーディング対策講座を受講し始めたのが6月で、ライティングとリーディングを交互に受講させて頂きました。

その後8月に日本に一時帰国したので、その帰国に合わせて8月に2回ほど日本で受験しました。

― このときはどうでした?

1回目がリスニング5.0、リーディング5.5、ライティング4.5、スピーキング6.0でオーバーオール5.5、2回目はリスニング5.5、リーディング6.0、ライティング6.0、スピーキング6.0のオーバーオール6.0でした。

― あとリスニングだけ0.5上げれば良いというところまで来たんですね。

自分でもびっくりするような結果でした。

ギリギリでも良いから越えたいという気持ちでした。

当時はこのギリギリというところをすごく意識していて、余裕がなかったので、指一本でも出ていたらいいという思いで、やっていました。

― この時点ではすでに講座を受講中だったわけですが、受講してみてどうでしたか?

受講後最初の受験でライティングが4.5でしたが、これは明らかに字数が足りなくて自分のミスでした。

それを除けば明らかに藤本さんの講座で伸びたという実感はありました。

短時間の間でこれだけ伸びたという意識がすごくありました。

 

ということで、4回目の受験で、目標まであと1セクションで0.5上げれば良いというところまで迫った久野さんですが、実はここからが長い道のりになります。

次回は、そのときの様子とマインドの保ち方などについて伺っていきます。

【ロングインタビュー】オーストラリア永住権申請への道(2)
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