【ロングインタビュー】オーストラリア永住権申請への道(2)

こんにちは。藤本です。

前回からオーストラリア永住権を目指してIELTSに取り組み、無事に卒業された久野さんのロングインタビューの様子をお送りしています。

前回の内容はこちらをご覧ください。

【ロングインタビュー】オーストラリア永住権申請への道(1)
こんにちは。藤本です。 昨年の年末に、オーストラリア永住権を目指してIELTSに取り組んでいらっしゃった元受講生である久野さんから、IELTSを卒業されたというご報告を頂きました。 以前36回受験された方のインタビューを掲載させて頂きました...

 

では今回は、長引く受験とその時の気持ちの保ち方について伺いましたので、お送りします。

 

長引く受験と気持ちの保ち方

 

― で、ここからが長かったということですね(笑)

はい。長い道のりでした。

このとき私が覚えているのが、8月の2回目の試験を受けた後に藤本さんのリーディングのレッスンを受けたんです。

このときの単語テストが30点満点で20点台前半だったんです。

そのときに既に4回目ぐらいのレッスンだったんですが、いつもずっと20点台前半でした。

私はそんなものだと思ってたんです。毎回300個の単語を一生懸命覚えて、3分の2取れたらいいじゃないかと多分自分の心の中で思っていたんですね。

しかし、精度の悪さを藤本さんに指摘されまして、「このままじゃ長引きますよ」と予言のような言葉を頂きまして・・

― そうでしたか(爆笑)

叱られたんですね(笑)

その言葉がずっと心に残っていたわけですけど、仰ったとおり長引きまして(笑)

その精度の悪さが試験に出ていたんだと思います。

― そうだったんですね。確かに結果としてはそうなってしましたね(笑)その後はオーストラリアに戻られて、そこから先は何回ぐらい受験したんですか?

そこからさらに10回の受験をしました。

― なるほど。その10回の受験ではどんな感じでスコアは推移しましたか?

スコアは安定していて、3回ほどはオーバーオール5.5でしたが、残りはオーバーオール6.0でした。

あと1科目で0.5上げられたら卒業、というチャンスが3回ありました。

悔しい思いが続きました。

0.5届かなかったという科目は毎回違って、リスニング、リーディング、ライティングと1回ずつです。

― その時の状況はどうでしたか?

リスニング、リーディングは、あと1問か2問だったわけですが、なぜ解けなかったんだろうと、今にして思うと無用なことをずっと考え続けていました。

その気持ちを消化するのに時間を要して、机には向かうのですが、しばらく勉強できない時間がありました。

ライティングだけがあと0.5足らなかったときも再審査に出したんですが、結局ダメで。

でもダメという結果が出るまでは勉強も手につかず集中できないので、あまり居心地のよくない精神状態が続いていました。

― その浮き沈みする気持ちはどうやって乗り越えたんですか?

部屋の壁にその時期その時期でいろんな言葉を書いた張り紙を張っていました。

その張り紙が自分へのメッセージになってまた歩き出そうという気持ちになれたと思います。

― 例えばどんな張り紙ですか?

最初やる気があるときは、これは藤本さんから頂いた言葉ですが、「100回唱える」とか、「自分を信じる」とか。

あとは「壁を超える」とかあとは6.5を目指せば0.5足らないというのも打破できるんじゃないかということで「目指せ6.5」とか。

あとは「あきらめたらそこで終わり」とか「一歩でも前に進み、最後まで歩ききる」とかというのを書いていました。

― 壁に貼った言葉は毎日見ると潜在意識に届きますからね。

あとは友達のヨガの先生から言われた言葉が励まされたんですが「起こることすべて受け入れて・身をまかせ・前に進む・何度でも」

これはIELTS以外すべてのことに言えると思ってメモっていたんですけど、この言葉は、ショックを受けたときに何度も唱えていました。

― いい言葉ですね。久野さんはいつも受験されたら私にご報告下さっていましたが、その中で私がよく覚えているのが、あるとき「壁に貼っていた紙をすべて取り外しました」という報告があったときです。あのとき、多分、久野さんはすごく追い込まれていて、すごい状況にいるんだろうなと想像していました(笑)

そうでした(笑)

当時、張り紙の上にまた別の張り紙を貼るみたいな状況になっていて、頭の中がごちゃごちゃしていたので、1回シンプルになろうという気持ちでした。

鞭を打ち続けるのではなくて、淡々とやるべきことをやろうというスタンスに変えました。

― そこでまた1歩進めたという感じでしょうか?

そうですね。

勉強のスタイルも変わってきて、その頃朝型を意識するようになりました。

ずっと夜型だったんですが、妻も朝型を勧めてくれて、朝が良いなと思うようになりました。

― 朝型に変えて効果はありましたか?

はい、すごくありました。

朝やったことは、その後日中に仕事をしながらでも思い出せたりするので、その時間が大事だということが分かりました。

― なるほど、私も朝型をお勧めしています。脳が夜よりも働いてくれるんですよね。本人は朝眠いという感覚だとしても、脳はきちんと起きてくれているという感じですね。

その通りだと思います。夜勉強をしていると、寝る前にくたくたになって寝床に潜り込むという感じで、しかも寝つきも悪かったりしたので、朝に変えて良かったなと思います。

 

長引く受験の中での正直な心境をお話頂きました。

受験が長引いている人には響く内容だと思います。

次回は、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの各セクションの対策を伺います。

【ロングインタビュー】オーストラリア永住権申請への道(3)
こんにちは。藤本です。 オーストラリア永住権を目指してIELTSに取り組み、無事に卒業された久野さんのロングインタビューの3回目をお送りします。 1回目から読みたい方は以下からご覧ください。 今回は、各セクション別の対策について伺いましたの...