3か月後にIELTS6.5を獲るための勉強法 ⑦試験1週間前にやること

こんにちは。藤本です。

ここのところ、私がスコア5.5だったら、3か月で6.5を獲得するために何をするか、という連載をしています。

今回は第7話です。

 

第1話から見たい人はこちらからどうぞ↓

3か月後にIELTS6.5を獲るための勉強法 ①はじめに
こんにちは。藤本です。 おかげさまで毎日私のもとには様々な質問が届きます。 その中でも最も多い質問が、勉強の進め方についてですね。 2年ほど前にゼロからIELTS6.5を目指すシリーズという連載をしました。 このときに、勉強の進め方について...

 

さて、前回までで対策開始後5週間の過ごし方を書いてきました。

残り7週間です。

そして2回受験を予定しているうちの最初の受験まで残り1週間と迫ってきました。

今回は、試験直前1週間の過ごし方を書いてみます。

 

ではまず、6週目の勉強方針です。

 

この1週間のメインのターゲット:ライティング、スピーキングのインプット

リスニング勉強方針:毎日の多聴

リーディング勉強方針:手をつけない

ライティング勉強方針:ライティングノートの暗記

スピーキング勉強方針:スクリプトの発声練習

 

試験前1週間で一番重視するのが、ライティングとスピーキングのインプットです。

この2つが最後の最後まで伸びる要素になります。

 

逆にここまで継続してきた単語の維持作業は一旦休憩です。

 

では具体的に見ていきます。

 

1.リスニングの多聴(毎日×30分)

今週のリスニングは先週のシャドーイングから再び多聴に戻ります。

今週の音源は先週までシャドーイングをしていた音源と、過去多聴で何度も聞いている音源を中心に聞くようにします。

試験1週間前は、精神的に安定して過ごしたいので、新たな音源を聞いて「聞こえない」という不安にならないようにするためです。

 

毎日30分、朝の移動時間(徒歩、待ち時間)に、いつものように集中して、主語・述語・目的語の構文を聞き取ることを意識して、聞いていきます。

 

2.ライティングノートの暗記(平日5日間×1時間)

先週までコツコツと作ってきたノートをこの1週間で一気に覚えていきます。

ライティングは結局のところ良く使う表現や単語を覚えないことには書くことができません。

だから、とにかく最後の1週間で詰め込んで覚えていきます。

 

ライティングノートは「左が日本語、右が英語」のフォーマットで作ってきましたよね。

これが活きるときが来ました。

右の英語部分を隠して、左の日本語を見て、右の英語を思い出せるように覚えていきます。

英文や単語がスラスラ出てくるまで何度も確認していきます。

 

平日の通勤時間の電車に乗っている時間(往復で1時間)を使って覚えていきます。

 

3.スピーキングスクリプトの発声練習(平日5日間×1時間)

スピーキングは、最後の1週間の過ごし方が重要です。

最後の1週間はとにかく実際に声に出してしゃべることが大事です。

 

しゃべりつづけることでなぜか脳に英語の回路が出来上がるようです。

1週間続けると、英語がとっさにでも出やすくなります。

これは3日では効果がないので、とにかく1週間続けることです。

 

ということで、最後の1週間はとにかく毎日1時間以上、一人でしゃべり続けます。

しゃべるときは、これまで準備してきたスクリプトをしゃべるようにします。

目の前に試験官がいるイメージをして。

 

何度もしゃべっているうちに、言い回しも自分のものになってきて、区切りの良いところで息継ぎをするなど、英語のしゃべり方が板についてきます。

また、しゃべっているうちに、もっといい表現を思いつくこともあります。

その場合はどんどんスクリプトを修正していきます。

 

このトレーニングはもちろん声を出すので、家の中で行うことになります。

自宅での1時間の勉強時間をこのスピーキングに使います。

 

4.試験日当日

さて、ここまでの勉強をやり終えて、いよいよ土曜日に最初の試験になります。

ここまで、出来る限りのことはやってきました。

しかし、当日に出来ることもまだあります。

 

まず当日は試験会場に向かうまでの電車の中ではしっかりとリスニングを行います。

朝一番がリスニングなので、頭が起きていない状況だと実力が発揮できません。

聞きなれた音源を聞きながら、リラックスして試験会場に向かいます。

 

次に試験会場の控室では、リスニングを聞くか、ライティングノートを見直すようにします。

これまでやってきたことを1つ1つ確認するように。

そしてすべてをやり切ってきたと自分に言い聞かせて試験場入りします。

 

試験が始まったらとにかく心の切り替えが重要です。

1つの問題でつまづいても、新たな気持ちで次の問題に取り組みます。

試験場での自己評価なんて当てになりません。

実際のスコアを見たら自己評価と大きく異なることは良くあります。

1つのセクションの出来が良くても悪くても、そのことは一切忘れて次のセクションに臨みます。

とにかく途中で投げ出さない。

最後の最後まで、1問でも良いから、1ワードでも良いから、自己ベストを出すことに全力を注ぎます。

 

筆記が終わってスピーキング会場に移ったら、こちらでもスクリプトを見ながら名前が呼ばれるのを待ちます。

インタビューの場面では、自信をもって、「相手に伝える」という気持ちでしゃべっていきます。

 

試験終了後は2つのことを実施します。

 

1つは朝聞いたリスニング用音源を一度聞いてみること。

筆記試験の3時間を終えた後は、頭がかなり英語モードになっています。

この英語モードでリスニングを聞いてみると、普段よりははるかに聞き取れることが分かります。

本当は、普段の勉強から試験のときと同じように集中して勉強していたら同じぐらい聞き取れるのです。

それぐらい集中して英語を聞くことが大事であることを実感するために、リスニング用の音源を聞いてみます。

そして、その聞こえ方を覚えておきます。

 

2つ目は試験を終えた直後の感覚で、今回の試験で足りなかったと感じたことと、次の勉強で何を変えなければならないかをメモしておくことです。

感触が悪かったとしても、落ち込むだけでは何のプラスにもなりません。

必ず「次」の行動につなげるものを考えるようにします。

 

特に、スピーキングのインタビューで聞かれた質問のうち、準備をしていなかったものについてはメモを残しておく、というのは大事です。

スピーキングは、4か月単位で質問が入れ替わると言われていますが、逆に言うと4か月間は、同じ質問が繰り返し出題されます。

次の試験(1か月半後)も同じ質問をされる可能性はゼロではありません。

準備していなかった質問については、必ず次の試験までに準備をしておくようにしましょう。

 

この2つを終えたら、この日は休息日にします。

ここまで1か月半走り続けてきましたので、ときには休息も必要です。

この日ばかりは、一度IELTSを忘れて、リラックスします。

 

 

ということで、3か月で6.5を目指すシリーズも、ちょうど半分の期間である6週間が過ぎました。

いよいよ勝負の後半が始まります。

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