こんにちは。藤本です。
「私がスコア5.5だったら、3か月で6.5を獲得するために何をするか」という連載を10回に渡って書いてきましたが、この連載も今回で最終回です。
今回の連載は、なかなか反響が大きく
「参考になりました!」
「こんな風に時間を使わなければならないことが分かりました!」
というお声を多くいただいています。
今日はこれまでのまとめとして、12週間の過ごし方と、私がどんな考えでこの時間を過ごすか、という部分を書いてみたいと思います。
では、まず12週間の時間の過ごし方をざっと振り返ってみたいと思います。
毎日を、自宅の時間と、通勤時間に分けて考えるのがポイントでした。
各週の実施内容は以下の通りです。
1か月目の実施内容
1週目 | 2週目 | 3週目 | 4週目 | |
平日朝(自宅)30分~1時間 | 単語 | 単語 Sネタ準備 | Lシャドーイング | W文法 |
平日朝(通勤・徒歩+待ち時間)30分 | L多聴 | L多聴 | L多聴 | L多聴 |
平日朝(通勤・電車)30分 | 単語 | 単語 Sネタ準備 | 単語 | 単語 |
平日夜(通勤・電車)30分 | 単語 | 単語 Sネタ準備 | Sスクリプト準備 | W文法 |
平日夜(通勤・徒歩+待ち時間)30分 | L多聴 | L多聴 | L多聴 | L多聴 |
平日夜(自宅)30分~1時間 | 単語 | 単語 Sネタ準備 | Sスクリプト準備 | W文法 |
土曜(自宅)5時間 | L多聴 R構文 | L多聴 R過去問 | L多聴 R過去問 | L多聴 L過去問 W文法 |
日曜(自宅)5時間 | L多聴 R構文 | L多聴 (予備) | L多聴 Wノート作成 | L多聴 Wノート作成 |
1か月目は特に基礎である単語と文法を固めて、第1回のシャドーイングを行います。
それまで勉強の習慣がなかった場合はかなり大変だと思いますが、この1か月で一気に勉強の習慣とIELTSのスコアを上げるための基礎を作り上げるイメージです。
2か月目の実施内容
5週目 | 6週目 | 7週目 | 8週目 | |
平日朝(自宅)30分~1時間 | Lシャドーイング | S発声練習 | Lシャドーイング | R構文 |
平日朝(通勤・徒歩+待ち時間)30分 | L多聴 | L多聴 | L多聴 | L多聴 |
平日朝(通勤・電車)30分 | 単語 | Wノート暗記 | 単語 | 単語 |
平日夜(通勤・電車)30分 | Sスクリプト準備 | Wノート暗記 | Wノート作成 | Wノート暗記 |
平日夜(通勤・徒歩+待ち時間)30分 | L多聴 | L多聴 | L多聴 | L多聴 |
平日夜(自宅)30分~1時間 | Lシャドーイング Sスクリプト準備 | S発声練習 | Lシャドーイング Wノート作成 | Wノート暗記 (Sスカイプ英会話) |
土曜(自宅)5時間 | L多聴 L過去問 R過去問 | IELTS受験 | L多聴 R過去問 | L多聴 W添削 |
日曜(自宅)5時間 | L多聴 Wノート作成 | L多聴 (休息日) | L多聴 S録音 | L多聴 R過去問 |
6週目には最初のIELTS受験が入ります。
最初の受験に向けては、アウトプット系(ライティングとスピーキング)の暗記を一度一気にやってしまいます。
試験後は中だるみの時期がやってきますが、ここを何とか踏ん張ります。
3か月目の実施内容
9週目 | 10週目 | 11週目 | 12週目 | |
平日朝(自宅)30分~1時間 | W文法 | Lシャドーイング | (予備) | S発声練習 |
平日朝(通勤・徒歩+待ち時間)30分 | L多聴 | L多聴 | L多聴 | L多聴 |
平日朝(通勤・電車)30分 | 単語 | 単語 | 単語 | Wノート暗記 |
平日夜(通勤・電車)30分 | Wノート暗記 | Wノート暗記 | Wノート暗記 | Wノート暗記 |
平日夜(通勤・徒歩+待ち時間)30分 | L多聴 | L多聴 | L多聴 | L多聴 |
平日夜(自宅)30分~1時間 | Wノート暗記 (Sスカイプ英会話) | Lシャドーイング Wノート暗記 (Sスカイプ英会話) | Wノート暗記 (Sスカイプ英会話) | (予備) |
土曜(自宅)5時間 | L多聴 W添削 | L多聴 W添削 L過去問 | L多聴 W添削 L過去問 | IELTS受験 |
日曜(自宅)5時間 | L多聴 R過去問 | L多聴 R過去問 | L多聴 R過去問 | (燃え尽きる!) |
3か月目は、最後の試験に向けて、実践練習の割合を増やしていきます。
ペースを落とさないように、毎週テーマをもって取り組んでいきます。
3か月を乗り切るためのマインドセット
「もう辞めたい」
「今日1日ぐらい休んでも大丈夫」
そんな思いは、早い人は3日目から、遅い人でも1か月以内にはやってくるでしょう。
そして1度乗り越えても、2度目も3度目もやってきます。
後半にはほとんど毎日やってくるかもしれません。
そこが、自分に負けるか、自分に勝てるかの分岐点です。
自分が何のためにIELTSに取り組んでいるのかを思い出しましょう。
海外で学ぶこと、未知の世界で暮らすこと、キャリアを構築すること、日本を外から見ること、世界の奴らと議論すること、、、
何かIELTSに取り組む最初のきっかけがあったはずです。
それを文字にして、机の前の壁か、パソコンの壁紙に張り付けておきましょう。
自分に負けそうなときは、その文字を見返すんです。
きついのはIELTSに取り組む人は全員一緒です。
時間がないのも全員一緒。
何度受験してもスコアが微動だにしない人なんていくらでもいます。
でもそれを乗り越えたら、一生を左右するような大きな経験が待っています。
だから・・・
たった3か月、たった3か月でいいので、本気で自分の限界に挑んでみましょう。
一生のうちに、こんな3か月があってもいいんじゃないですかね。
今はきつくても、いつかその3か月に感謝する日が来ますよ。
自分で決めた目標のためです。
自分の人生を切り開いていきましょう!
ということで、これで今回の連載は終了したいと思います。
最後までお読み頂いてありがとうございました。
それではまた。