こんにちは。藤本です。
5月末に、IELTSブースターパックという教材を作りました。
この教材の中の目玉の1つが文法のテキストです。
この文法テキストを作ってから1か月ちょっとが経ちまして、色々見えてきたものがあったので、今日はそのことについて書きたいと思います。
そもそもこのテキストは、文法の勉強の仕方は、インプット系(主にリーディング)と、アウトプット系(主にライティング)で異なるというコンセプトの元で作成しました。
なので、リーディング用とライティング用にテキストは分かれています。
そのライティング用のテキストでは、私が過去ライティングを添削してきて、よく見る文法ミスを100個集めています。
このテキストを作って以降は、ライティングを添削をするときに、このミスはテキストにある100個のうちの、この項目のエラーですよ、とテキストに紐づけてコメントをつけるようにしているんですね。
そうやってテキストに紐づけてフィードバックするようになってよく分かったのですが、添削をしていて出てくる文法ミスの9割以上は、この100項目の中に含まれます。
その意味で、この100項目の的中率はかなり高いのです。
要するに、どんな生徒さんも、文法では、同じミスを繰り返してしまうということなんですね。
逆に言うと、このテキストにある100項目を完全にしてもらえれば、文法ミスは9割削減できるということです。
これは大きいですね。
そして、実際にこの文法テキストを入手してから、このテキストに集中して文法を勉強してもらった生徒さんは、この1か月で変化が見え始めました。
文法ミスがどんどん減って、明らかに読みやすい英文に変わってきているのです。
私が添削するときに必要な時間は生徒さんによって変わりますが、概ね綺麗な英文を書ける人の添削時間は短くて、文法ミスが多く含まれる英文を添削するのは、時間がかかります。
文法を勉強してもらった生徒さんの英文を添削するときは、この添削時間がかなり短くなっています。
それだけ読みやすい英文になってきている、ということです。
まだ期間が短いので、IELTSを受験をしてスコアに結びついた(既に結果が出ている人もいますが)と統計的に言えるわけではありませんが、添削している私の感覚としては、確実にライティングの力は伸びていると感じています。
ということで、あのテキストを作ったのは間違いではなかったな、と感じているわけです。
文法にお悩みでしたら、是非このテキストを読んでみてもらいたいと思っています。