こんにちは。藤本です。
IELTSを早期に卒業するために実施すべきことは、集中すべきポイントがあったり、ちょっとしたコツがあったりします。
それらは決して大量ではないですが、方法を間違えると随分遠回りをしたり、スコアに結びつかなかったりします。
そんなポイントの1つに文法があります。
IELTSには「文法」というセクションが無いことから、「IELTS用の文法書」という教材があまりありません。
なので、どうやって文法を勉強したら良いのか迷う人も多いと思います。
文法の勉強に関して私の考えは、
インプット系(リスニング、リーディング)の文法の勉強とアウトプット系(ライティング、スピ―キング)の文法の勉強は分けて考える
ということです。
インプット系(リスニング、リーディング)は、文章を見たときに、頭から構文が理解できる力を養うことが必要です。
例えば、、、
文頭の形を見たときに、それが副詞なのか主語なのかを見破る力が必要です。
that節を見たときに、同格のthatか、関係代名詞のthatか、名詞節を率いるthatかを見破る力が必要です。
つまり、構文にはどんなパターンがあるのか、それらはどうやったら区分できるのかを理解していく必要があります。
インプット系はそんな観点で文法を勉強していくのです。
一方、アウトプット系(ライティング、スピ―キング)は、ミス無く、正しい構文で表現する力が必要です。
例えば、、、
自動詞を使った受動態は書かないようにするとか、
mostとmost ofの違いを理解しておくとか、
同格のthatが使えない単語を理解しておくとか。。
そんな文法事項を覚えていきます。
つまりアウトプット系の場合は、「べからず」ルールをたくさん覚える、という勉強方法が必要です。
この「べからず」ルールを覚えることは、インプット系ではあまり役に立ちませんし、逆にパターンの区分を覚えることはアウトプット系ではあまり役立ちません。
要するに、インプット系とアウトプット系はそれぞれ異なる文法の勉強が必要ということです。
そして、私の知る限り、そういったインプット系とアウトプット系に分けた文法書はありませんでした。
ということで、作ってしまったのが現在ブースターパックに含まれている文法のテキストというわけです。
このテキストの中には、
インプット系として、パターンを知っておくべき構文を9つに集約して解説をしています。
アウトプット系では、過去の添削経験から間違えがちな「べからず」ルールを100個厳選して解説をしています。
つい最近もブースターパック受講者からこんな感想を頂きました。
ブースターパックを購入して約1週間です。
御礼も含めお伝えしたくなりましたので投稿させて頂きます。
社会人10年以上経過し、大学院留学のために、再度英語(IELTS)の勉強をスタートして半年以上経過していますが、恥ずかしながらリーディングでも5.5以上を超えられておらず、期限との中で苦心していました。その中でこちらに出会いました。
2日で「構文把握力の向上」を読破後、リーディングの過去問を実施すると7.0でした。
精読や速読など過去問をベースに何度もしていましたが、過去問でも実際の本番IELTS試験でも「6.0」を1度取ったのみでしたが、いかに使える文法知識、構文把握が曖昧であったかに気づかされました。
これまでの他の多くの参考書やWeb上のTipsではスキャニングやスキミングのことが多く記載されており、「なるほど」と勝手に考え実施しようとしていましたが、本文も全文読まず結果的に単語キーワード探しをしていました。
単語もかなり勉強していましたが、構文が把握できない中で、いくら速読をしても力になり切らないことも実感。
本文を全文読み終えた時点で設問すべてに回答するこちらの方法論の実用性、効果性を身に染みて体感しています。
おそらく経営コンサルタントご出身であることや、これまでご自身の中で蓄積されてこられた英語の上達プロセスが凝縮されている気がしています(心理学や能力開発の理論も)。
(評価的になり恐縮ですが)無駄がなく、商売性ではなく、IELTSを本気で突破しようとする学生に向けてシンプルかつ凝縮された本当に実用性のある教材だと感じています。
ありがとうございます。
引き続き邁進して参ります。
ということで、文法を勉強するときは、是非このインプット系、アウトプット系を意識してみてくださいね。
Have a good day!