こんにちは。藤本です。
読者の方からこういう質問を頂きました。
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英英辞典を使って英単語を覚えると良い、という話を聞きますが、日本語で単語を覚えるのとどちらが良いですか?
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「英英辞典を使うと良い」という話は、あなたも何度か聞かれたことはあるのではないでしょうか?
私なりの見解を書いてみますね。
まず、単語を覚えるときのゴールは「単語を見てその意味がすぐに頭の中でイメージできる状態にすること」です。
例えばappleという単語を見て、頭の中に赤い果実をイメージ出来れば良いわけです。
ただ最初はいきなり、それは出来ないので、appleを母語である日本語の「りんご」に置き換えて、それから赤い果実を思い浮かべるわけですね。
これが日本語を使って単語を覚えるプロセスです。
英英辞典の説明を読んで、頭の中に赤い果実がイメージできるのであればその覚え方で全く問題ないと思います。
むしろ日本語を介在させない分、変換も早いでしょう。
問題は、英英辞典にこだわるあまり、赤い果実がイメージできないまま覚えたつもりになってしまっているケースです。
その場合は、日本語で意味を理解した方が早いし、効率的です。
つまり、日本語を使うのも、英英辞典を使うのも、単語の意味を頭に思い浮かべるための手段なので、効率が良い方を使えば良い、ということです。
一般的には、語彙力が少ない段階では、日本語を使った方が圧倒的に効率的です。
英英辞典の説明自体が分からない単語だらけだからです。
で、語彙力がついてくれば英英辞典で覚えるのもむしろニュアンスがよく理解できて良いと思います。
あるいは英英辞典をメインにしながらも、分からない時はさっさと日本語を見て確認するというのも1つですね。
そんな感じで、主にその人の語彙力に応じて、使い分けていけばよいのではないかと思います。
では、また。