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IELTSペーパーベースとコンピュータベースはどちらがよいか?

投稿日:2019年3月16日 更新日:


Michal JarmolukによるPixabayからの画像

 

こんにちは。藤本です。

日本でコンピュータベースのIELTS試験が3月27日から開始されます。

受験者へ重要なお知らせ

 

従来のペーパーベースの試験と並行して実施され、少なくとも当面の間はペーパー、コンピュータの両方の選択肢があります。

コンピュータになると何が変わるのか、どちらを選択したら良いのか、少しまとめてみます。

 

コンピュータ試験の特徴

まずコンピュータベースの特徴は以下の通りです。

  • リスニング、リーディング、ライティングは試験会場のコンピュータで受験
  • スピーキングは従来通り試験官とのインタビューで実施
  • 試験内容、試験時間、成績などは従来のペーパーベースと同様
  • 成績は従来より早くリスニング、リーディング、ライティングの7日後に発表

 

さらに日本でのコンピューターベースの受験については

  • 試験のスケジュールは午前がスピーキング、午後がリスニング、リーディング、ライティング
  • 試験日は従来のペーパーベースより多く、当面は平日に実施

となっています。

 

海外でのコンピュータ試験受験者のお声

すでに海外では導入されていますので、海外でコンピュータベースの試験を経験された方のお話を少しシェアしますね。
(日本とは受験環境が異なる可能性もあります)
(複数人から頂いた情報なので、多少国による環境の違いがあるかもしれません。新たに情報があれば追加・修正していきます)

 

リスニング

  • コンピュータに備え付けられたヘッドフォンで音源を聞きます。
  • 右クリックでメモを書くことも出来ます。
  • ページは、次のセクションに行っても、前のセクションに戻れます。
  • 手もとに鉛筆で書き込めるメモが配られます(持ち帰り不可)。(2019/03/16追記)
  • ペーパーのように10分の記入タイムはなく、直接コンピュータで答えていきます。(2019/03/16追記)

受験者のお声「正確には分かりませんが、ペーパーで受けるよりも、セクションの間の空白の時間が長かったように感じ、次の問題を読む余裕があったように感じられます。」

 

リーディング

  • 右クリックで文章やキーワードを、ハイライトする事が出来ます。
  • アンダーラインや丸囲いはできません。
  • 右クリックでメモも書けます。
  • 手もとに鉛筆で書き込めるメモが配られます(持ち帰り不可)(2019/03/16追記)

受験者のお声「例えば人の名前などが質問であった時に、ハイライトを名前につけておいたので、後でかなり見つけやすかったです。ただ、ペンでキーワード文字に丸を付ける早さと比較すると、時間が掛かったように感じます。」

 

ライティング

  • キーボードで打ち込みます。
  • 文字数のカウントが表示されているので、自分がどれくらい書いたか分かります。
  • コピー&ペーストが可能です。(キーボードでctrl+cでコピー、ctrl+vでペースト)(2019/03/16追記)
  • 手もとに鉛筆で書き込めるメモが配られます(持ち帰り不可)(2019/03/16追記)

受験者のお声「文字数のカウントは良かったです。ペンで書く時と比較すると、とても書きやすかったです。ただ焦ってキーを打ってるので、後で見直すと、かなりスペルミスして打ち直しをしました。」

 

ペーパーとコンピュータのどちらが良いのか

どちらも一長一短という感じだと思います。

まずセクション別で見てみるとこんな感じだと思います。

 

リスニング:一長一短でどちらとも言えない(追加情報により変更)

ペーパーの場合は大会場で1つの音源を共有することから、隣の人の音などで気が散ったり、スピーカーの性能の悪さや不調で音が聞き取りにくいケースもあると思います。

それに比べるとコンピュータベースは、個別にヘッドホンで聞くことができるので、より集中して聴ける環境と言えるでしょう。

ただし、ペーパーと違い、問題用紙に直接メモを取ることができない(手もとのメモには書ける)ので、例えば、選択肢問題のキーワードに丸をつけるなどがしにくく、その点はやや不利と思われます。

問題先読みが追いつかないときに、メモを取っておいて後からメモを頼りに答える、という戦略は手もとのメモで代替可能そうです。

また、コンピュータ画面で音源を聞いて答えていくという本番に向けた練習環境が準備しにくいのは、コンピュータベースがやや不利と言える要素の1つです。

 

リーディング:ペーパーが有利

まずコンピュータの画面上で英語の長文を読むということに慣れていない人は、読み取りにとても神経を使うと思います。

単純に画面で文章を読むのは疲れます。

また、コンピュータ上で読むことに慣れている人にとっても、ペーパーの方が、メモを書き込んだり、文章全体を見渡す、ということはやりやすいと思います。

リスニング同様、コンピュータ画面上で練習する環境が準備しにくいのももう1つの懸念点です。

 

ライティング:コンピュータが有利

キーボード上でのブランドタッチに慣れている人にとっては、手で書くよりも、記述のスピードは速くなり、時間的余裕が生まれます。

そして、ペーパーベースは基本的には文章の頭から順に書いていく必要があり、さらに一旦書いたあとに消したり、後から挿入したりすると、時間もかかり、どんどん汚くなります。

それに対してコンピュータの場合は、コピー&ペーストも出来るし、例えば極端な話、まず序論と結論から書き、あとから時間がある限り中間部分を書き加えていくことも出来るわけです。

また手書きの場合は、急いで書くと文字が判別できないなどのリスクもありますが、コンピュータの方はそういった心配がありません。

さらにコンピュータは文字数がカウントされるので、文字数不足の心配が減り、より中身に集中できると言えるでしょう。

ただ当然ですが、ブランドタッチが苦手な方は、コンピュータの方が時間を取って不利ということになります。

 

次に試験環境についてです。

試験環境:コンピュータの方が有利

今のところ平日のみの開催のようですが、平日ということは受験できる人が限られていますので、受験会場での人数も少ないと予想されます。

その分、本人確認、持ち物検査で時間を取られるということも少ないということです。

また、何と言っても試験日がペーパーのときよりも多く、試験結果がこれまでの半分の期間で出るというのは有難い話です。

出願まで残り期間が限られている場合は、この特性をフル活用し、1か月で3回、4回と受験することもできます。

 

ということで、人によってどちらが有利かは変わってきますが、おおむね以下のような考え方で捉えると良いと思います。

 

ケース1.平日の受験が出来ない

今のところ、コンピュータ試験は平日のみの開催の予定なので当面の選択肢はペーパーのみとなります。

 

ケース2.画面で読んだり、キーボードで入力したりすることに慣れていない

平日の受験が出来たとしても、コンピュータでの扱いに慣れていない場合は、ペーパー試験が有利でしょう。

 

ケース3.リスニング、リーディングはある程度スコアが獲得出来ており、残るライティングであと0.5スコアが足りない

リスニング、リーディングで多少スコアを落としても、ライティングスコアを0.5上げるのが重要という場合があります。

例えば、各セクション6.0が必要な場合で、リスニング7.0、リーディング7.0を獲得しているのに、ライティングだけが5.5しか獲得できていない場合などです。

この場合は、ライティングが有利なコンピュータで受験する価値は有ります。

 

ケース4:目標スコアまであとわずかだが、出願までの期間が1か月以内に迫っている

残り1か月しか期間が無い場合、ペーパーだと通常、最大でも3回の受験ということになりますが、コンピュータの場合は、受験日が例えば5月は14回もあるため、受験機会が大幅に増えます。

この場合もコンピュータ試験を受験する価値は有るでしょう。

 

 

ということで、ペーパー試験とコンピュータ試験の比較でした。

いずれにしても選択肢が増えるのは良いことです。

自分の特性に合わせて、適切な受験戦略を選んでいきましょう。

 

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