シャドーイングの効果的なやり方

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こんにちは。藤本です。

11月も後半に差し掛かって寒さを感じる日々です。

さて、今日はリスニングについてです。

リスニングのトレーニングでシャドーイングをお勧めされることってあるのではないかと思います。

シャドーイングとは、耳から聞こえてくる音声を0.5秒~1秒ほど遅れて口に出していくトレーニングのことです。

私もリスニング強化にはこのシャドーイングは効果があると思っています。

特にディテールがはっきり聞き取れない場合や、集中力を欠いてしまう場合に効果があります。

 

そのシャドーイングですが、実際にやろうと思うと結構大変です。

まず口がついていかない。

英語の発音は普段の日本語にはない発音があるので、早口になるとついていけません。

そして長時間になるとかなり疲れます。

それだけ頭を使うということになるのですが、シャドーイングをやっているつもりでも、時間が経つとついつい口を動かさず「聞くだけ」の状態になってしまいます。

聞けているならまだしも、さらに集中力がなくなると耳から音が入っているだけで、頭では別のことを考えていたりします。

こうなるとせっかく英語の音源を聞いていてもほとんど意味がありません。

時間をかけてシャドーイングをやっているのに効果が感じられないという方は、こういった状況に陥っていることが考えられます。

 

このような事態を避けるために、シャドーイングをするときはいくつか注意すべき点があります。

まず時間を決めてシャドーイングだけに集中することです。

シャドーイングは、長時間やりっぱなしにするのは向きません。

1時間とか2時間とか時間を決めて集中するんです。

次に、特に最初のうちは新しい音源をどんどん聞いてシャドーイングをするというよりは、決まった音源を何度も何度も繰り返しながらシャドーイングをするようにします。

もちろんスクリプトがあるのが望ましいです。聞き取れなかったところ、発音できなかったところはスクリプトを見て、スクリプト上の単語と実際の発音とのギャップを確認しながら聞き込みます。

そして、実はこれが一番大事なことなのかもしれませんが、1分とか2分の音源をいきなり全文シャドーイングでついていけるようにしないということです。

1分間の音源をいきなり完全にシャドーイングできるようにするのはかなり大変です。時間もかかります。なので、もっと短いパーツに分解して、慣れていなければワンセンテンスづつシャドーイングを完成させていくのがコツです。

まず最初の1センテンスを完璧にシャドーイングできるようにする、それが出来たら次の1センテンスといった具合です。

これをやると集中力も保てますし、結果としてシャドーイングの効果が上がります。

 

私もこのシャドーイングを5日か6日集中してやった後に、普通の音源を聞いたところ、明らかに聞き取りやすくなった記憶があります。

わずか5-6日ですから、リスニングで苦しんでいる方は、一回やってみる価値はあると思います。

シャドーイングの教材としてお勧めするのはこちらです。

TOEFLの教材ですが、著者が実際にシャドーイングしている様子とかがCDに入っていて、シャドーイングがどのようなものかが分かりやすく解説してあります。

ということで、今日はリスニング対策としてのシャドーイングのお話でした。

最後までありがとうございました。