IELTSリーディングのポイントは時間配分

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IELTSはさっさと卒業して光をつかめ!
藤本です。

私が以前留学していたときは、トロントで日本食と言えばひたすら「寿司と天ぷら」でした。

それが、前回、永住権を取得しに2014年に来たときは、日本食のラインナップにラーメンが加わっていました。

そして今回トロントの町をぐるぐる回ってみると、随分日本食のラインナップも増えましたね。

特に目立つのが「居酒屋」です。

日本の食やサービスは世界に通用するものが多いですが、徐々に市民権を得るものが増えているようで嬉しく思います。

 

さて、今日はリーディング対策の話です。

IELTSリーディングの最大の敵は時間と言っても過言ではないですが、その時間に関する話です。

 

IELTSリーディングはジェネラルもアカデミックも大きな設問が3問で、合計40問の小問に答えます。
(ジェネラルの場合、厳密には大問1問の中に2つ英文があったりしてややこしいのですが、ひとまず大問3問でカウントします。)

制限時間は60分です。

60分で40問ですから1問あたり1.5分です。

なかなかのスピードが求められますね。

 

ここで、リーディングの時間配分というのがよく問題になります。

よく最初の問題が簡単でだんだん難しくなるから、時間配分もそれに応じて最初は短め、最後の大問は長めに取るという話があります。

これはジェネラルトレーニングモジュールの場合はある程度当てはまります。

最初は広告の問題、2番目に手順書など、最後に長文の問題というのがよくあるパターンで、難易度も徐々に上がっていく感じです。

従ってジェネラルの場合、最初の問題は早く終わらせて、最後の問題に30分程度を使う、という戦略はある程度理にかなっていると言えます。

 

一方、アカデミックモジュールの場合はどうでしょう。

基本的に3問とも長文問題です。

回によっては確かに一番最初が一番簡単で、一番最後が一番難しいという順番になっていますが、結果的には一番最初の問題が一番難しかったなんてときもあります。

従って、アカデミックの場合は最初は時間配分を短めで、後半を長めに配分すると決めつけない方が良いです。

むしろ、ここで気にしたいのはリーディングの場合、どの問題であっても1問1点という事実。

つまり、難しい問題だから比重が高いということはない、ということ。

これがどういう意味を示すか?

 

例えば2問目の難易度が高くて、3問目の難易度が低かった場合。

2問目で時間を使ってしまい、3問目に時間をほとんど使えなかった場合、多くのケースでスコア的に損します。

例を挙げて説明してみます。

2問目は難しくて、全問解くのに25分かかり、正解率は6割
3問目は普通の難易度で、全問解くのに20分かかり、正解率は8割
だったとします。

 

この場合、2問目で25分使うと、13問中正解率6割の7問の正解になります。
しかし3問目はその分、時間が無くなって15分しか使えないので、10問しか解けないとすると、正解率8割で、正解数は8問となります。

この場合は、2問目と3問目で合わせて15問の正解です。

 

一方、もし2問目が難易度が高いと判断して、20分で途中終了した場合はこんな感じです。

2問目で20分使って、10問しか解けず、正解率6割の6問正解
3問目は20分使って、14問解けて、正解率8割の11問正解

この場合は、2問目と3問目で合わせて17問の正解です。

 

2問目を20分であきらめるかどうかによって、2問の正解数の違いが出ますので、スコアにしたら0.5変わる可能性も出てきます。

実際には、残り15分で3問目に突入したときには、落ち着いて読むことが出来ないなどの副作用があるので、さらにギャップは大きくなると考えられます。

私の経験上も、受講生の報告からも、3問目にきっちり20分使ったときの方がスコアが高い傾向があります。

 

ということで、アカデミックの場合、例えば1問目が20分経って終わってなかったとしても、その時点で強制終了して次の設問に移ることをお勧めします。

20分以上かかるということはやはり難しい問題なわけで、そこに時間をかけるよりは次の設問に映って簡単な問題で稼ぐ方が効率的です。

そして後ろの問題が簡単で時間が余れば前の設問に戻ってくればいいのです。

ということでリーディングの時間配分の話でした。是非意識してタイムマネジメントしてみてください。

 

 

~今日のメールセミナー感想~

「凄く参考になる事ばかりで、これらを踏まえてIELTSの勉強を始めてみようと思います!」

はじめまして。
10日間のメールセミナーありがとうございました!私はまだIELTSを受けたことがないので、どのようなものかを知る為に読ませて頂きました。でも凄く参考になる事ばかりで、これらを踏まえてIELTSの勉強を始めてみようと思います!

苦手意識のあったリスニングは、藤本さんのおっしゃる通り、知っている単語をただただ拾うばかりで、日本語に変換してる間にどんどん進んでしまって結局何を言いたいのか分からなくなってしまう事がほとんどでした。
次からは意味ではなく構文で取る練習をしていきたいと思います。

リーディングも反復読みの癖が付いてしまっているので、一回で理解出来るように訓練していきます!

絶対に留学したくてIELTSのスコアが必要なので、独学ですが頑張りたいと思います!
ありがとうございました!

(一部抜粋)

 

まだIELTSを受験したことがない方は、まずはこちらをお読みください。

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それでは、また。