こんにちは。藤本です。
一般的に英語の試験と呼ばれるものは、正解として点がもらえる解答と、不正解となる解答ははっきりしています。
模範解答と同じ、もしくは近い意味合いであれば正解です。
TOEICなんかは、その意味ではっきりしています。
IELTSもリスニングとリーディングは同じで、その正解数によってスコアが変わってきます。
しかし、ライティングとスピーキングに関してはこの正解というものがない試験になります。
それだけに正解を求める勉強ばかりしていると、ライティングとスピーキングの2つのセクションは何を求めて勉強すれば良いのか分からなくなります。
IELTSライティングの場合、求められるのは一言で言えば、「正確」で「分かりやすく」かつ「高度」な文章を書く能力です。
高校とか大学で英作文の試験があるかもしれませんが、あれは基本的に和文英訳で和文の意味が英文で「正確」に記載されていれば正解となります。
しかしIELTSのライティングの場合、正確な文章を書くだけではスコアは上がりません。もちろん正確であることは大前提にはなるのですが、それにプラスして「分かりやすい」「高度」な文章であることが必要になります。
ここがIELTSライティングで苦労するところです。
では「分かりやすい」「高度」とはどのような文章を言うのでしょうか。
日本語の文章だって読む人によって「わかりやすい」とか「高度」だと感じたり「わかりにくい」「低レベル」と感じることはあります。
人によって判断が分かれてはまずいわけで、IELTSは人によって判断が分かれないようにその基準を定めています。
そしてその基準は公開されています。
IELTS受験者にとって、この採点基準を理解しないで試験に臨むのは、正解を知らずに試験に臨むようなものです。
この採点基準はライティングで苦労する人は絶対に見ておくべきものになります。
ページにある「Writing Task 1/2 Band Description」から見ることが出来ます。
ここで挙げられている採点基準に沿って書くだけでライティングスコアは上がっていきます。
是非一度確認しておいて下さい。
最後までありがとうございました。