こんにちは。藤本です。
留学のために勉強するのはTOEFLが良いかIELTSが良いかという話があります。
IELTS派の立場から書くと、TOEFLよりもIELTSが有利な部分として最も大きいのがリスニングのセクションです。
第一に設問の形態が異なります。
TOEFLはコンピュータで受験するので、先に設問を読むことができません。
最初に音源を聞いた後に設問が出てきます。
IELTSは逆でペーパーベースなので、先に設問を読んでから音源を聞くことができます。
この差はかなり大きいです。
TOEFLでは質問で何を聞かれるのか分からないので、聞こえてくる音源を全体的に理解しなければなりません。
対してIELTSは設問で聞かれていることだけを集中して聞き取れば良い訳です。
これは音源に対する集中度も大きく異なります。
次に、受験環境にも差があります。
TOEFLは個人個人バラバラにスタートするので、リスニングの音源を聞いている最中、隣のブースからスピーキングをやっている受験生のスピーキングの音が聞こえるということがあります。
IELTSは一斉スタートなので、リスニングの時間はみんな一斉にリスニングをしています。
集中が妨げられることはありません。
さらに、TOEFLはライティングやスピーキングのセクションにもリスニングが必要になります。
リスニングで問題が出されたりするからです。
IELTSは基本的にリスニングはリスニングとして独立しています。
スピーキングのインタビューで質問を聞き取るのにリスニングのスキルは必要ですが、基本的にスピーキングの評価にリスニングの力は反映されません。
ということでリスニングに関してはIELTSはTOEFLよりもかなり楽であることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
TOEFLでリスニングが壁になってスコアが伸び悩んでいる方は、IELTSに乗り換えるのも1つの方法です。
IELTSでリスニングに苦手意識がある人は、TOEFLよりはまだマシと考えて、問題先読みなど、IELTSのメリットを活かして頑張ってスコアを上げていきましょう。
最後までありがとうございました。