こんにちは。藤本です。
だいぶ前の記事ですが、こんな記事がありました。
要するに、多くの日本人にとっては難易度はTOEFL>IELTSなので、IELTSがお勧めですよ、という話でした。
で、それを逆に考えて、IELTSのスコアを出すのにTOEFLの勉強をするのはどうか、というご相談がありました。
結論から言うと、条件付きですが、アリだと思います。
TOEFLもIELTSと同様の4セクションでの試験であり、全体の難易度はIELTSより高いと思います。
なので、TOEFLで鍛えていれば、IELTSが簡単に思えるところもあります。
例えばリスニングセクションは、IELTSよりはだいぶ難易度が高いです。
だから、TOEFLの設問で慣れておけば、IELTSの設問は随分解きやすく感じると思います。
また単語集などもTOEFL用の単語集であればIELTSで必要な単語もほぼカバーできます。
ただし、いくつか注意点があります。
同じ英語の試験といえども、ペーパーベースのIELTSと、コンピュータベースのTOEFLでは、戦略が異なる部分があります。
純粋に英語力を鍛えるという意味で、TOEFLの勉強をするのは良いと思いますが、試験形式に慣れたり、戦略を研究することには、それなりに時間がかかると思いますので、あまり時間的な余裕がない場合はもったいない時間の使い方になるかもしれません。
それから、ライティングセクションはあきらかにIELTSの方が難易度が高いです。
ライティングだけはIELTS専用の対策が必要と考えるべきでしょう。
ということで、時間的な余裕がある場合、リスニングやリーディング力を鍛える目的で、TOEFLに取り組むのは1つのオプションだと思います。
もちろんIELTSが目的なら、IELTSに集中して取り組むのが普通の考え方だと思います。
無理に推奨するわけではありませんが、当てはまる方は、チャレンジしてみても良いかもしれません。