こんにちは。藤本です。
IELTSという試験は何度でも受験できます。
が、出願の締め切りなどの関係で、その人にとっては、これが最後の受験のチャンスという日があります。
そこに至る前にIELTSを卒業することが出来たらラッキーです。
でも、どうしてもうまく行かずそこまで追い込まれてしまうケースもあるでしょう。
実は、私もそんな一人でした。
2005年から2006年にかけて、私は留学のためのTOEFLに四苦八苦していました。
当時のTOEFLはCBTと言って、今のiBTの1つ前のバージョンです。
そのCBTが終了して、iBTに切り替わるらしい・・・という噂が流れてきたのが、確か2005年の末くらいだったと思います。
iBTはどうもノンネイティブは太刀打ちできないくらい難しいらしい・・・という噂もありました。
とにかく、iBTに切り替わる前にTOEFLを卒業しなければならない、というのが当時TOEFL受験者たちの共通認識でした。
2006年に入り、iBTへの切り替わり時期が5月と発表されました。
何とか4月中に結果を出さなければ、と意気込みましたが、結果は出ず。。。
しかし、ラッキーなことに「準備が整わない」という理由でiBT切り替え時期の延長が発表されました。
そしてその後も何度か延期のアナウンスがありました。
この頃になると、いつCBTが終了になるか分からない状況だったので、受験できる日もなかなか発表されませんでした。
そして受験日が発表になるや否や予約が殺到して、数時間で席が埋まってしまうくらいの状況でした。
いつ終わりになるか分からない中で、言いようのない不安とストレスの中で勉強していました。
そして、たしか9月だったと思いますが、いよいよこれが正真正銘、来月からはiBTになるという月が来ます。
私にとってのラストチャンス。
そして、その最後の最後で出たんです。目標スコアが。
今だから言いますが、正直半分覚悟を決めていました。
20回以上の受験。当時は相当疲れていました。
自分自身の能力とか可能性への不信感は限界に達していました。
だから、CBTが終わったらもうiBTはやらないでおこう。
これでダメなら、それまで出たスコアで行ける学校に行こう。
と思っていました。
でも、きっと色んな意味で後悔するだろうなあと思っていました。
応援してくれた人の顔や「留学する」って宣言した人の顔も脳裏に浮かんでました。
しかし最後に出るんです。
スポーツマンガの大逆転劇みたいに。
すげーぇーって自分でも思いました。
火事場のクソ力ってヤツでしょうか。
英語の神様が見てくれてたってことでしょうか。
1つ言えるのは、最後までやった方がいい、ってことじゃない。とにかく最後までやりきらなきゃいけない、ってことです。
自分自身のこんな経験から受験生に言いたいことはたくさんあります。
追い込まれてしまった方。
最後まで何が起こるか分かりません。最後の1分1秒まで、出来ることをすべてやり上げて!
これで将来が変わるという思いで、すべてをぶつけて欲しい!
まだ余裕がある方。
追い込まれたくなかったら、とにかく早めに本気で動いて!
そして期限に追い込まれる前に自分で自分を追い込んで!
当時を思い出すと今も胸がつぶれる思いですね。
とにかくみんな頑張れ!
最後までありがとうございました。