6-5)スクリプト作成を攻略する(無料公開版)

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①スクリプト準備時の注意点

スクリプトの長さ

どれぐらいの長さの回答を準備すべきか

  • Part1は一言で終わると短すぎるし、簡単な質問に対して1分かけて答えるのも長すぎる。
    • 目安としては、1つの設問に対して2センテンス程度30ワード程度。
  • Part2は最長2分与えられ、1分以内で終わるともっと話すように促される。
    • 目安としては、1つの小問に対して3-4センテンス程度で、1つのテーマ(小問4つ)に対して200ワード程度
翻訳サイトの限界

翻訳サイトにも限界がある

  • 近年AIの翻訳レベルはかなり上がっているが、それでも限界はある
  • 日本語から翻訳させると、以下のようになる可能性がある。
    • 元の日本語が非論理的な場合、出来上がる英文も非論理的なものになる可能性。
    • 日本語で省略されがちな主語や、曖昧になりがちな時制や単複が適切に翻訳されない可能性。
    • 会話としては不自然に洗練され過ぎた、格調高すぎる英文になる可能性。
    • 日本人が発音を苦手とする単語(L/R、B/V、thなど)や慣れない言い回しが入る可能性。
  • 自然なスクリプトを作成するには最終的にはネイティブスピーカーによるチェックが望ましい。

 

②避けるべきネタを理解する

試験官が理解できないリスクがあるネタ

試験官が理解できないまま終わるようなネタは選択しない

  • 基本的には世界の誰にとっても分かりやすいネタを使う。その方が使う単語が簡単なものになるし、試験官にとっても理解・共感しやすい話になる。
  • 逆に試験官が全く想像もできないようなネタを選択した場合、説明に必要な単語も難しくなり、試験官にとっても理解しにくい内容になる。
  • また日本人にとって発音が難しい単語の場合、試験官がその単語の発音を理解できれなければ話全体の意味が取れなくなるリスクがある。
  • 試験官が「聞いたことはあるが詳しくは知らないもの」「説明すればイメージできるもの」であり、説明が上手くできるならばOK。

避けるべきネタの例

  • 好きな動物を挙げなさい⇒エリマキトカゲ
    試験官も知らない可能性があり、知らない人にとっては説明してもビジュアルがイメージしにくい。)
  • 好きな動物を挙げなさい⇒ウサギ(rabbit)
    rの発音が正確でないと、love itのように別の単語と聴き間違えられる可能性があり、そうなると話が伝わらない。
細かすぎる専門分野のネタ

自分の専門分野の説明は注意

  • 特に自分の専門分野についての説明は、細かな違いやたらと詳しい説明を長々とする受験生もいる。
  • 普段の業務では何気なく使っている言葉も一般人にとっては理解できない言葉であることが多い。当然、試験官も理解できない。特に医師、会計士、エンジニアなどの専門職にありがち。
  • 専門用語は使うべきでなく子どもでも分かるレベルの簡潔な説明に留めるべき。

避けるべきネタの例

  • 何の仕事をしているか
    私は心臓血管外科(cardiovascular surgery)を専門にしており、主に冠動脈バイパス術を行っています。患者さんの状態に応じて、グラフトとして大伏在静脈や内胸動脈を使用します。
    専門的過ぎるし、説明が長い。「心臓の手術をする医者(a heart surgeon)」ぐらいで十分。)
  • 何の仕事をしているか
    私はマイクロサービスアーキテクチャを用いたバックエンド開発を担当しています。
    (専門的過ぎて何の仕事か伝わらない。「私はシステムエンジニアとして、オンラインショッピングや予約サイトのような仕組みを作っています。」のような一般に分かる説明にする。)
独創的なアイデアや哲学的な話

独創的なアイデアや哲学的なネタは注意

  • スピーキングは自分の意見を評価してもらう場ではなく、コミュニケーションのスキルを評価される場
  • 「他の受験生と差をつけたい」「印象に残る話をしたい」という気持ちで独創的すぎるネタや、哲学的すぎるネタを選ぶケースも見られるが、試験官は基本的に英語力にしか興味はなく、話の中身には全く興味を持っていないと考えるべき
  • 難しい抽象的な内容になっても伝わりにくく評価を落とすリスクがあるので、誰でも普通に分かるようなネタにする。

避けるべきネタの例

  • あなたが興味を持っていること⇒時間の普遍性について。
    抽象的過ぎて理解困難。その後の展開も困難。「AIについて」など分かりやすいネタにする。)
  • あなたが興味を持っていること⇒幸福とは本当に存在するのか、について。
    哲学的過ぎてリアクションに困る。)
細かい数値を含むネタ

細かい数値を含むネタは注意

  • ざっくりとした数値ならば良いが、細かい数値は、その場では出てこないのが普通。
  • それをやたらと正確な数字で説明すると準備してきたネタであることがばれやすい

避けるべきネタの例

  • ホームタウンについて⇒私の出身は山口県下関市で人口23万7千人の町です。
    (数値が細かすぎて、スラスラ言うと準備してきたのがバレバレ。「20万人ぐらい」ならOK。)
  • 引っ越しについて⇒私は今まで13回も引っ越しをしています。
    (引っ越しの回数などは普通、指折り数えてカウントするもので、その場ですぐ出てくるのは不自然。「10回以上」ぐらいならOK。)
ライティングのような構成のネタ

ライティングのような整然とした説明は注意

  • 何かの理由を挙げるときに、いくつも理由は挙げなくてよい。2つまでなら自然だが、3つも4つも挙げると長くなりすぎるし、準備してきたネタであることがばれやすい
  • 同様に、Firstly, Secondly, Finally, In conclusionなど、ライティングのような構成や表現を使うのも、その場で考えた回答としては不自然で、準備してきたネタであることがばれやすい

避けるべきネタの例

  • 嫌いな食べ物について⇒納豆が嫌いです。理由は3つあり、まず1つ目に・・
    (即座に3つも理由が出てくる方が不自然だし、全体的に説明が長くなりすぎる。準備してきたのがバレバレ。「なぜなら~だからです。それに加えて、~だから」のような付け加えた形で2つまで言うのは問題ない。通常は1つの理由で十分。)
  • 訪れたい場所について⇒ニュージーランドです。特に行きたい場所が3つあり、1つ目は・・。
    (こちらも3つも挙げるのは長すぎるし不自然。1つぐらい挙げれば十分。)
季節感があるネタ

季節感があるネタは注意

  • 特定の季節感があるネタを準備すると、季節がズレたときに不自然になり、準備してきたネタであることがばれやすい。準備するネタは季節感がないものにする。

避けるべきネタの例

  • 最近の休日にしたことについて⇒先週末に海に泳ぎに行きました。
    (このネタは冬場に使うと不自然。準備してきたネタであることが分かってしまう。「近所の体育館でバドミントンをした」のような季節感がないネタにする。)
  • 毎日のルーティンについて⇒就寝前に入浴で体を温めます。
    (このネタは冬場なら違和感ないが、夏場だと「体を温める」という言い方に違和感がある。)

 

③汎用性が高いネタを準備する

使い回せるネタ

スクリプトを量産する方法

  • すべての質問に対して異なるネタを準備するのではなく、一つのネタを様々な質問に対して使い回すようにする。
  • 以下の例のように汎用性が高いネタを準備して覚えておけば、関連する複数の質問に対して、同じネタを使って答えることが出来る
  • そのネタに話を持って行けるような質問をあらかじめ複数想定しておけば、その質問が出たときにスムーズに答えられる。

 

汎用ネタを使い回す例

たとえば

  • 「すき焼きとは、日本の鍋料理で、薄くスライスした牛肉を野菜と共に、醤油、砂糖、みりんで味付けした料理です。」
    (Sukiyaki is Japanese hot pot food. It consists of sliced beef with vegetables in a mixture of soy sauce, sugar and mirin.)

という汎用ネタを持っておけば以下の様に様々な質問に対して活用可能。

  • Q. 好きな食べ物は何ですか?
    ⇒A. 私はすき焼きが好きです。すき焼きとは・・(以下ネタの説明)
  • Q. 最近パーティをしましたか?
    ⇒A. 最近友人を呼んですき焼きパーティをしました。すき焼きとは・・(以下ネタ)
  • Q. 近所にお勧めの場所はありますか?
    ⇒A. 家の近くにすき焼き屋があります。すき焼きとは・・(以下ネタ)
  • Q. 料理はよくしますか?
    ⇒A. あまりしませんが、すき焼きは好物でたまに作ります。すき焼きとは・・(以下ネタ)

 

汎用ネタの注意点

  • Part1でもPart2でも使用可能だが、主にPart2で使うイメージ。Part1は会話としての自然さを優先するので、無理に使う必要はない。
  • 長すぎるネタにしない。2-3センテンス程度10-20秒程度の長さにする。
  • この汎用ネタはあくまで回答の中の一部(主にPart2の中のwhatやwhoに対する回答)として使うイメージ。
汎用ネタを準備すべき分野【限定公開】

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汎用ネタを用いたPart2のテンプレート【限定公開】

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Part2、3の汎用性が高い終わり方【限定公開】

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汎用ネタ・テンプレートを使ったPart2回答例【限定公開】

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④避けるべき表現を理解する

和製英語

日本では使われているが実際には使わない表現

  • 日本でいかにも英語由来の単語っぽく使われているが、実際の英語の表現は異なるいわゆる和製英語は試験官には全く通じないので使用を避ける。
分野 和製英語 正しい・自然な表現
仕事 OL (office lady) female office worker
アルバイト part-time job
場所 マンション apartment / condominium
人物 マイペース easygoing
自然・環境 オーロラ northern lights / southern lights
旅行 ペーパードライバー an inexperienced driver
モーニングコール wake-up call
バイキング buffet
アイテム オートバイ motorcycle / motorbike
ハンドル steering wheel
ベビーカー stroller
オーダーメイド custom-made / tailor-made
電子レンジ microwave oven
ペットボトル plastic bottle
ノート notebook
ノートPC laptop
ソフト software
ビジネス サイン signature
クレーム complaint
メディア CM commercial / advertisement
ホームページ website
SNS social media
その他 コンセント power outlet
発音しにくい単語

日本人にとって発音しにくい単語を敢えて使用することは避ける

  • 日本人が発音が苦手な単語で、かつネイティブに他の単語と誤認されるような表現は、無理に削る必要はないが、敢えてそういう単語を使うのは避ける。
誤認の原因 単語例 誤認される可能性
rとlの区分 right light
road load
rice lice
correct collect
glass grass
bとvの区分 very berry
vest best
vote boat
thの発音 think sink
thank sank
three tree
短母音と長母音 ship sheep
live leave
sit seat
bit beat
aの発音 hat hut
cap cup
bad bud
back buck

 

⑤評価される表現を入れる

パラフレーズを含める【限定公開】

パラフレーズが上手くできると語彙力の評価につながる

  • パラフレーズを含められると語彙力があるという評価になる
  • ただし、あくまで自然であることが重要。不自然なパラフレーズはむしろマイナス
  • 不自然なパラフレーズになるぐらいなら同じ言い回しを使った方が良い。

 

パラフレーズを使うシーン

  • パラフレーズを使うシーンとしては以下の2つ。
    • 質問に使われた表現を言い換えて表現する
    • スピーチの中で最初に自分が述べた表現を次のセンテンスで言い換える

 

パラフレーズのレベル

  • パラフレーズは大きく3つの水準があり、より高いレベルでのパラフレーズが出来ると高評価となる。
    • レベル1:単語の入れ替え
    • レベル2:品詞+構文の言い換え
    • レベル3:抽象化

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慣用句・イディオムを含める【限定公開】

慣用句・イディオムが自然に使えると語彙力の評価につながる

  • 慣用句・イディオムを含められると語彙力があるという評価になる
  • ただし、あくまで自然であることが重要。不自然な慣用句・イディオムはむしろマイナス
  • 1回の試験で1-2回使えれば十分。多く使い過ぎると不自然で、覚えてきたと判断されることがある。

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感情や程度を示す副詞を含める【限定公開】

感情・程度を示す副詞が使えると語彙力の評価につながる

  • 感情・程度を示す副詞を含むことで、英文の幅がかなり広くなったように感じられ、語彙力があるという評価になる
  • 一言入れるだけなので、不自然さが少なく、覚えてきたと判断されることも少なく、積極的に使用することをお勧めする

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複数の時制を含める【限定公開】

違和感ない英文のキーは時制

  • 本番のスピーキングセクションにおいて正確な時制を使えるスキルはかなり重要。
  • 特にIELTSではPart1、Part2で、体験談を語る場面が多いので、過去形と完了形の使い分けなどが重要。
  • しかし、完了形が自然に使えるまでには結構時間がかかる。
  • 正確な時制を織り込んだスクリプトを準備して、それを体に染み込ませることが近道。

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仮定法を含める【限定公開】

仮定法が自然に使えたら高評価

  • 仮定法は構文の中でも難易度が高いため、自然に使えた場合は評価される
  • 仮定法の出番は「想像」「願望」「仮の状況」を説明するシーンif節の中の動詞やwishの後ろを過去形/過去完了形にすることにより、実現の可能性が低い/あり得ない状況を仮定することができる。普通に想定できる状況であればif節の中は現在形になるので、間違えないようにする。
  • ただし、無理矢理、不自然に使うのは逆効果。また間違って使うと逆に評価が下がる。
  • 使うにしてもせいぜい1回。試験官が見ているのは「構文の多様性」であるため、同じ構文を2回使っても意味は薄い。

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使役構文・無生物主語を含める【限定公開】

ネイティブの使用頻度が高いのに受験生が使いこなせていない構文

  • 使役構文が、正確に使いこなせる人はかなり少ないが、正確に使えると、英会話力が高いことを印象付けることが可能
  • 特に1人称の「I」を使って感情を示すのではなく、その感情をもたらしたものを主語に置いた無生物主語で、使役構文の目的語として「me」が使えるとこなれた英語に聞こえる

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⑥自力では成果が出ていない方へ

上記の考え方に従って、スクリプト作成の支援をするサービスをご用意しています。

目標スコアを獲得するためのポイントを押さえた、それでいて難しすぎず、応用可能な形でのスクリプト作成をお手伝いします。

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