5-6)IELTSライティングTask2を攻略する(無料公開版)

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①Task2の設問パターン

4つの設問パターン

Task2の設問は大きく4つに分かれる。

  • Argument
  • Outweigh
  • Discussion
  • 2Questions

これらのタイプに応じて設計が変わる。

 

Argument

  • 「賛成か反対か」を問われる問題
  • 典型的な設問は以下の形
    • To what extent do you agree or disagree?
    • Do you agree or disagree?

 

Outweigh

  • 「長所と短所のどちらが大きいか」を問われる問題
  • 典型的な設問は以下の形
    • Do the advantages outweigh the disadvantages?
    • Is this positive or negative development?

 

Discussion

  • 2つの意見を提示されて、「両者の見解と自身の意見」を求められる問題
  • 典型的な設問は以下の形
    • Discuss both views and give your opinion.

 

2Questions

  • ある現象に対して、「原因、影響、解決策などのうちの2つ」を問われる問題
  • 組み合わせによって主に以下の4つがある
    • 「原因」と「影響」を問われる「Cause+Effect」
    • 「結果」と「影響」を問われる「Result+Effect」
    • 「原因」と「解決策」を問われる「Cause+Solution」
    • 「結果」と「解決策」を問われる「Result+Solution」
  • 典型的な設問は以下の形
    • What are the causes?(原因)
    • What effects can be seen?(結果・影響)
    • Suggest at least one possible solution.(解決策)

 

4種類の出題頻度

  • 出題頻度は割とバラバラで、Outweighだけがやや少ないが、残りの3つは均等に出題される。
  • 4種類のどれにも当てはまらない形式も出題実績はあるがその出題は稀。

 

②Task2のフォーマット

基本の段落構成

Task2の基本構成は4段落構成

  • 第1段落:Introduction(ポジションとアウトラインを説明)
  • 第2段落:Body1(サポーティングアイデアを説明)
  • 第3段落:Body2(サポーティングアイデアを説明)
  • 第4段落:Conclusion(結論と理由を説明)

 

4段落構成は19ステップで構成される

  • それぞれの段落はさらに全部で19の役割を持ったステップで構成される。
段落 ステップ 記載内容
第1段落:Introduction ①背景/問題提起 このエッセイのテーマ
②ポジション+アウトライン 自分の立場+この後のBody1とBody2での展開の仕方
第2段落:Body1 ③トピックセンテンス Body1で書く内容の予告
サポーティングアイデア1 ④概要 ③をサポートする1つ目の事実・理由
⑤説明 ④をさらに理由・結果・具体例・引用などで展開したもの
⑥リンク ⑤の内容を④に紐付ける
サポーティングアイデア2 ⑦概要 ③をサポートする2つ目の事実・理由
⑧説明 ⑦をさらに理由・結果・具体例・引用などで展開したもの
⑨リンク ⑧の内容を⑦に紐付ける
⑩まとめ Body1で述べた内容のまとめ
第3段落:Body2 ⑪トピックセンテンス Body2で書く内容の予告
サポーティングアイデア1 ⑫概要 ⑪をサポートする1つ目の事実・理由
⑬説明 ⑫をさらに理由・結果・具体例・引用などで展開したもの
⑭リンク ⑬の内容を⑫に紐付ける
サポーティングアイデア2 ⑮概要 ⑪をサポートする2つ目の事実・理由
⑯説明 ⑮をさらに理由・結果・具体例・引用などで展開したもの
⑰リンク ⑯の内容を⑮に紐付ける
⑱まとめ Body2で述べた内容のまとめ
第4段落:Conclusion ⑲結論+理由 自分の立場+Body1,2の内容を踏まえ立場を決めた理由

※⑥⑨⑩⑭⑰⑱は必要なければ省略可能

 

19ステップでの展開例

設問:子どもは、家事の手伝いを義務づけられるべきだ。どの程度、賛成か反対か?(Argumentタイプ)

第1段落:Introduction

  • ①背景/問題提起:家事は技術が発達した今も重労働である。そこで子供は家事を手伝うべきだという意見がある。
  • ②ポジション+アウトライン:この考えにどちらかというと賛成である。いくつかの問題もあるが、メリットの方が大きい。

第2段落:Body1

  • ③トピックセンテンス:子供に家事をさせるとデメリットがあるのは事実。
  • ④アイデア1概要:最初の問題は効率性である。
  • ⑤アイデア1説明:例えば洗濯機を使うにも子供に使い方を教えるよりも親がやった方が早い。
  • ⑦アイデア2概要:子供が家事をすると危険だったり事態を悪化させることがある。
  • ⑧アイデア2説明:子供が料理を手伝うと怪我をするかもしれない。

第3段落:Body2

  • ⑪トピックセンテンス:子供に家事をさせるとメリットもある。
  • ⑫アイデア1概要:子供が家事をマスターすると親の負担が減る。
  • ⑬アイデア1説明:テーブルを拭くような簡単な仕事でも手伝えばその分、親の家事の時間は減る。
  • ⑮アイデア2概要:子供も家事をマスターすれば将来役立つ。
  • ⑯アイデア2説明:大人になればだれでも家事が必要で、そのスキルを子供のときに持っておけば役立つ。

第4段落:Conclusion

  • ⑲結論+理由:デメリットもあるが、これは短期的なもので、長期的に見ればメリットの方が大きいため、子供に家事をさせるべきという意見にどちらかというと賛成である。
2つのスタイル

ポジションとBodyの書き方には2つのスタイルがある

  • ワンサイド:例えば賛成のポジションならば賛成の理由しか書かない方式。Body1でもBody2でも賛成の理由だけを説明する。
  • バランス:例えば賛成のポジションであっても反対・賛成双方の理由を書く方式。賛成のポジションの場合は、Body1で反対の理由を説明したあとにBody2で賛成の理由を説明する。

 

ワンサイドとバランスのどちらで書くべきか

  • 基本的にはこの後説明するどの設問のタイプかによって、どちらのスタイルで書くべきかが変わる
  • どちらでも書ける設問タイプの場合はバランスで書いた方が深い議論になるし、ボリュームも増やしやすいのでお勧め。

 

バランスで書く場合、賛成理由と反対理由どちらを先に書くか

  • 自分のポジションと反対サイドの理由をBody1で、自分のポジションと同じサイドの理由をBody2で書くのがシンプル。
  • 「どちらかというと賛成」というポジションならBody1:反対する理由⇒Body2:賛成する理由という順番で展開していく。
  • 逆で書くとどうしてもBody2の展開が複雑になってしまう

 

③Task2 Argument対策

設問の形による分類

設問の「形」で2つのタイプに分かれる

  • 程度付きタイプ:「To what extent」がついた「To what extent do you agree or disagree?」という設問になる。
    • このタイプでは「どの程度」まで回答することが必須。「どの程度」が書かれていないとTask Responseの評価でマイナスとなる。
    • このため「強く賛成」「どちらかというと賛成」「どちらかというと反対」「強く反対」の4つのポジションが考えられる。
    • 「強く賛成」「強く反対」のポジションで書く場合はワンサイドの記載が基本となる。「強く」と言っているぐらいなので逆の理由は考えられない、という前提。
    • 「どちらかというと賛成」「どちらかというと反対」のポジションで書く場合はバランスの記載が基本となる。「どちらかというと」と言っているぐらいなので両者の理由が考えられる、という前提。
  • 程度無しタイプ:「To what extent」がつかない「Do you agree or disagree?」という設問になる。
    • このタイプの場合は「どの程度」を述べる必要はない。
    • このため「賛成」「反対」の2つのポジションが考えられる。
    • どちらのポジションで書く場合もワンサイドの記載が基本となる。

設問の論点による分類【限定公開】

設問の「論点」で3つのタイプに分かれる

  • 設問の論点によりサポーティングアイデアや展開の仕方が変わってくるため3つのタイプに分類して考える。
  • ①目的と手段タイプ「AのためにBを行うべき」といった目的に対して手段が提示され、その手段に対して賛成か反対かを問われる問題。
  • ②比較タイプ「AよりもBが良い」という比較した考えが提示され、その考えに対して賛成か反対かを問われる問題。
  • ③単純タイプ「Aであるべき」という1つの考えが提示され、その考えに対して賛成か反対かを問われる問題。

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サポーティングアイデアの展開の仕方【限定公開】

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結論を出すための比較のモノサシ【限定公開】

バランス記載時に必要な結論での比較

  • バランスで記載の場合、Body1とBody2が「利点」と「欠点」という真逆の内容になる。つまり「利点」も「欠点」も両方あるという主張になるため、ここから最後に「利点の方が大きい」あるいは「欠点の方が大きい」という結論に持っていくためには「利点」と「欠点」を比較しなければならない
  • 1つのエッセイの中で、反対意見も賛成意見も書いているにもかかわらず、最後にその両者の比較をしたうえで反対意見よりも、賛成意見が大きいという理由がなければ、「どちらかというと賛成」というポジションに説得力がなくなる

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設計プロセス

最初にポジションを決めない

  • バランスで記載する場合、最初にポジションありきで設計してしまうと結論のモノサシで苦労することがある。
  • まずはポジション無しでBody1、Body2で使う両サイドのサポーティングアイデア(賛成意見、反対意見)を2つずつ(合計4つ)ニュートラルに出してみる
  • その4つのサポーティングアイデアの中でどれかモノサシを使って比較できないかを考えてみる。
  • その際に4つのサポーティングアイデアすべて1つのモノサシで比較できることは稀で、4つのうち、2つか3つ合致していれば良しとして、そこでモノサシを確定する
  • そのモノサシに合わせて合致していないサポーティングアイデアをモノサシに合致するように逆算して入れ替える
  • モノサシと4つのサポーティングアイデアが決まったら最後にポジションを決める

 

④Task2 Outweigh対策

設問の形による分類

設問の「形」で2つのタイプに分かれる

  • 比較タイプ「The advantages of it outweight the disadvantages?」という設問になる。
    • このタイプの場合は「長所よりも短所が大きい」「短所よりも長所が大きい」の2つのポジションが考えられる。
    • このタイプの場合はバランスの記載が基本となる。「長所よりも短所が大きい」「短所よりも長所が大きい」と言っているぐらいなので、長所も短所もある、という前提。
  • 2択タイプ「Is this positive or negative development?」という設問になる。
    • このタイプの場合は「ポジティブである」「ネガティブである」の2つのポジションが考えられる。
    • このタイプの場合はワンサイドの記載が基本となる。「ポジティブかネガティブか」と聞かれているのでどちらか一方の記載で十分。

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設計プロセス

最初にポジションを決めない

  • バランスで記載する場合、最初にポジションありきで設計してしまうと結論のモノサシで苦労することがある。
  • まずはポジション無しでBody1、Body2で使う両サイドのサポーティングアイデア(長所、短所)を2つずつ(合計4つ)ニュートラルに出してみる
  • その4つのサポーティングアイデアの中でどれかモノサシを使って比較できないかを考えてみる。
  • その際に4つのサポーティングアイデアすべて1つのモノサシで比較できることは稀で、4つのうち、2つか3つ合致していれば良しとして、そこでモノサシを確定する
  • そのモノサシに合わせて合致していないサポーティングアイデアをモノサシに合致するように逆算して入れ替える
  • モノサシと4つのサポーティングアイデアが決まったら最後にポジションを決める

 

⑤Task2 Discussion対策

設問の形による分類

設問の「形」は1つのタイプしかない

  • 「Discuss both views and give your own opinion.」という設問になる。
  • Discussionは必ず「意見A」と「意見B」という2つの意見が出てくるが、「両者の見解」を述べることを求められているため必ず「意見A」「意見B」両サイドの見解を説明する必要がある。つまりバランス型で記載する。

 

Discussion特有のポジションがある

  • Discussionのポジションとして以下の4つがある。
    • 意見A採用:「意見Aが優れている」
    • 意見B採用:「意見Bが優れている」
    • 両立案:「両者同時に実行すべき」「両者同等に優れている」
    • 折衷案:「ケースによって意見Aと意見Bを使い分ける」
  • 特に「両立案」「折衷案」はDiscussion特有のポジションとなる。
  • 「両立案」は、意見Aと意見Bが同時に成立する場合のみ使えるポジション。設問によっては同時に成立しないことも多いが、その場合は使えない。
  • 「折衷案」は、意見Aと意見Bを使い分ける場合分けが出来る場合に使えるポジション。場合分けが上手く説明できない場合は使えない。

設問の論点による分類【限定公開】

設問の「論点」で2つのタイプに分かれる

  • 設問の論点によりサポーティングアイデアや展開の仕方が変わってくるため2つのタイプに分類して考える。
  • ①目的と手段タイプ「XのためにAを行うべきという意見とBを行うべきという意見がある」といった目的に対して手段が2つ提示され、その2つの手段に対して見解を問われる問題。
  • ②非目的タイプ:特に目的は提示されず「Aであるべきという意見とBであるべきという意見がある」といった2つの考えが提示され、その2つの考えに対して見解を問われる問題。

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設計プロセス

両立できる場合は両立案優先

  • モノサシの設計よりも両立案の設計が一番楽。なので、最初に「意見A」と「意見B」が両立するかを確認し、両立できる場合は最優先で「両立案」とする。
  • 両立できない場合は、残る「折衷案」「意見A採用」「意見B採用」のいずれかで考える。

 

最初にポジションを決めない

  • 「意見A」「意見B」で記載する場合、最初にポジションありきで設計してしまうと結論のモノサシで苦労することがある。
  • まずはポジション無しでBody1、Body2で使う両サイドのサポーティングアイデア(実施すべき理由・利点)を2つずつ(合計4つ)ニュートラルに出してみる
  • その4つのサポーティングアイデアの中でどれかモノサシを使って比較できないかを考えてみる。
  • その際に4つのサポーティングアイデアすべて1つのモノサシで比較できることは稀で、4つのうち、2つか3つ合致していれば良しとして、そこでモノサシを確定する
  • そのモノサシに合わせて合致していないサポーティングアイデアをモノサシに合致するように逆算して入れ替える
  • モノサシと4つのサポーティングアイデアが決まったら最後にポジションを決める

 

⑥Task2 Two-Questions対策

設問の形による分類

1つの現象に対して2つの設問が出題される

  • Two-Questionsでは必ず1つの現象に対する2つの設問が出るが、1つ目の設問についてBody1で記載し、2つ目の設問についてBody2で記載する。

 

設問の「形」で4つのタイプに分かれる

  • Cause+Effectタイプ:1つ目の設問が「原因」について、2つ目の設問が「影響」について問われる設問になる。
  • Result+Effectタイプ:1つ目の設問が「結果」について、2つ目の設問が「影響」について問われる設問になる。
  • Cause+Solutionタイプ:1つ目の設問が「原因」について、2つ目の設問が「解決策」について問われる設問になる。
  • Result+Solutionタイプ:1つ目の設問が「結果」について、2つ目の設問が「解決策」について問われる設問になる。

※「結果」と「影響」は同じことで現象が起こった後の内容。都合上、1問目で聞かれた場合「結果」、2問目で聞かれた場合「影響」と言い換えているだけ。

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サポーティングアイデアの展開の仕方【限定公開】

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⑦Task2の重要構文

意見を説明する表現

意見を説明する表現

  • 主にIntroductionとConclusionで使う表現。
  • 大きく2つの表現がある。
    • ①自分の意見を述べる表現
    • ②他人の意見を述べる表現

 

①自分の意見を述べる表現

  • Iを主語にして主張を述べる述語(agree, argue, believeなど)を使った表現
  • I agree with the idea that government should introduce computers to school.
  • 主語にIを使わない表現
  • It seems to me that government should introduce computers to school.
  • In my opinion, government should introduce computers to school.

 

②他人の意見を述べる表現

  • Some peopleを主語にした後に主張を述べる述語を使った表現
  • Some people argue that government should introduce computers to school.
  • 受動態を使いsome peopleを使わない表現
  • It is argued that government should introduce computers to school.
事実を説明する表現

事実を説明する表現

  • 主にBodyで使う表現で、特に議論の始まりに使うことが多い。
  • 大きく3つの表現がある。
    • ①be動詞を使った第2文型の表現
    • ②there is構文を使った表現
    • ③その他の表現

 

①be動詞を使った第2文型の表現

  • be動詞を使った第2文型の構文で、サポーティングアイデアの始まりに使う。
  • The first advantage is that computers in school are useful for studying.
  • The second disadvantage is the cost of computers.

 

②there is構文を使った表現

  • 例や証拠を挙げるときによく使う。
  • There are some cases in which the introduction of computers improved students’ performance.

 

③その他の表現

  • 事実を示す表現はbe動詞を使った第2文型やthere is構文以外にも数多くある。
  • Computers need careful maintenance.
  • More computers are used in society.
因果関係を説明する表現【限定公開】

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This+抽象名詞

「this+抽象名詞」が使えると英文レベルが上がる

  • パラフレーズするときに「this+抽象名詞」が使えると以下の効果がある。
    • itという代名詞を使うよりも指す内容が明確になる
    • 前の文章とのつながりが分かり一貫性が強化される
    • 抽象名詞でパラフレーズすることで語彙力のアピールができる

 

  • The government should amend the law to make it easier for citizens to invest.
    (政府は市民が投資をしやすくなるように法律を改正すべきである)

という文章のあとに

  • It can stimulate the economy.
    (それが経済を活性化させ得る)

という文章をつなげた場合、このitが指す候補は

  • the government
  • the law
  • 一文目全体

という3つがある。

ここでは文脈的に「一文目全体」を指したいが、itではやや曖昧になる。

このときに便利なのが、this+抽象名詞

これを使うと、ロジックが非常にクリアになる。

ここでは、itの代わりに

  • This approach

を使って

  • This approach can stimulate the economy.

とすると確実に前の文章全体を指す表現になる。

加えて、approachという抽象名詞を使うことは、語彙力のアピールにもなる。

 

thisの後ろにどのような抽象名詞を置くのかはセンスが問われる

  • thisの後ろに使える抽象名詞を多くストックしておくと、この表現もスムーズになる。
    • 死刑制度 ⇒ this system
    • 人口増加傾向 ⇒ this trend
    • コンピュータ社会化 ⇒ this development
    • 飲酒運転 ⇒ this behavior
    • 人材育成策 ⇒ this approach
    • 警察の武装化 ⇒ this policy
    • 消費者視点 ⇒ this perspective
副詞の比較級

副詞の比較級が使えると表現の幅が広がる

  • 比較構文を書くときに「形容詞の比較級」はすぐに出てくるが、「副詞の比較級」を思いつけないことが多い。
  • 「副詞の比較級」を使えば簡単に表現できるのに、「形容詞の比較級」を使って、間違った文章にしてしまったり、難しい文章にしてしまったりすることが多い。
  • 副詞の比較級が使えると文章の幅が広がって、シンプルな文章で伝えられるようになることがある。

 

「彼女は英語よりもフランス語を簡単にマスターした」

という日本語を英語にするときに

  • (×)She mastered French easier than English.

としてしまう方が多い。

しかしeasierは形容詞の比較級であり、

She mastered French

という第3文型の後ろに、形容詞を置くことはできない。

また、この文章は間違いだと気づいても、形容詞easierを使って

  • (△)Mastering French was easier for her than mastering English.
  • (△)That she masters French was easier than that she masters English.
  • (△)It was easier for her to master French than to master English.

といった英文を作ってしまう方も多い。

これらの表現は、間違いではないが、少し複雑で、原文から考えると不自然。

 

ここで使いたいのが副詞の比較級。

副詞はeasilyの比較級more easilyを使うと、楽に表現できる。

  • (〇)She mastered French more easily than English.

そもそも「簡単に」というのは「マスターした」という動詞を修飾する表現なので副詞。

 

同じように

「より安く」と言いたいときに「cheaper」ではなく「more cheaply」

「より安全に」と言いたいときに「safer」ではなく「more safely」

「より正確に」と言いたいときに「more accurate」ではなく「more accurately」

のように副詞の比較級が使えると正確かつ簡潔に表現できる

受動態よりも能動態

受動態はミスする確率が高まる

  • 能動態と受動態は基本的には同じ内容だが、圧倒的に能動態で書いたときよりも、受動態で書いたときの方が文法ミスが増える。
  • 受動態を選択するということは、意味が同じなのにわざわざミスが起こりやすい文章を選択するということ。

代表的な文法ミスは以下のようなもの。

  • (×)Computers developed by scientists.
    • (be動詞が抜ける)
  • (×)Computers were develop by scientists.
    • (be動詞の後ろが過去分詞になっていない)
  • (×)Computers were developed scientists.
    • (受動態の後ろに前置詞なしに名詞が置かれる)
  • (×)Computers were developed for scientists.
    • (受動態の後ろの前置詞が適切でない)

 

必要な時以外は能動態を選択する

  • 受動態が好ましいのは以下のようなケース
    • ①能動態で書こうにも主語が不明瞭で書けない場合
    • ②能動態にしたときの主語を明記したくない場合
    • ③能動態にしたときの目的語を強調したい場合
  • 逆に以下のような受動態は不自然
    • 受動態で書かれた文章なのに、by以下の単語が明記されている(つまり能動態で書ける)
    • 主語の部分を強調したいわけでもない場合
  • ミスを減らす、自然な文章にするためにも、必要なとき以外は、受動態ではなく、能動態で書く

 

「コンピュータは科学者により開発された」

という日本語を英文にするときに

  • (△)Computers were developed by scientists.

としてしまう方が多い。

この英文は正しいが、受動態で記載する必要はなく、

  • (〇)Scientists developed computers.

と能動態の方がベター。

 

「二酸化炭素によって地球温暖化が引き起こされている」

も同様に

  • (△)Global warming is caused by CO2.

と受動態にするよりも

  • (〇)CO2 causes global warming.

と能動態にする方が、自然。

重要構文を使ったTask2英文例【限定公開】

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