2-3)W/Sのためのアウトプット系文法をマスターする(無料公開版)

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ライティング・スピーキングで必要とされるアウトプット系文法について学習方法と重要なポイントをまとめます。

①アウトプット系文法の重要性

アウトプット系文法とその重要性

アウトプット系文法とは

  • 英文を書いたり話したりするときに、確実に相手に伝わる正しい英文を作るための知識

 

アウトプット系文法が弱いと起こる問題

  • ライティングで6.0までは行くけど、それ以上スコアが上がらない。
  • スピーキングで採点官に話が伝わっていないと感じてしまう。

 

文法が弱いという自覚がある人は少ない

  • アウトプット系文法はインプット系文法以上に、問題がある人が多いが、自覚がある人はとても少ない。
  • IELTSライティングで6.0のスコアの人は、Task2のエッセイの中だけで、10-20箇所程度文法ミスを含んでいることが多い。5.5だと20-30箇所ぐらいあることもある。ライティング6.5ぐらいになると5-10箇所ぐらいに抑えられる。だからライティングが6.0から上がらない人は、文法が原因の可能性が大きい。
  • スピーキングも、試験官の反応がいまひとつ感じられないよく分からないような表情をしている、という場合、文法でミスが入っている可能性がある。ちょっとした時制の違いや前置詞の有無だけでもネイティブには全く意味が通じない英文になることがある。
  • ここに真正面から取り組まない限りはアウトプット系のスコアは向上しない。

 

②アウトプット系文法の学習方法

インプット系文法との大きな違い

「知識」と「スキル」のギャップが大きい

  • インプット系の場合、「知っている」知識があれば、それがそのまま「使える」ことが多い。つまり「知識」=「スキル」になる確率が高い。
  • それに対してアウトプット系の場合、「知っている」はずの文法ルールが、実際に英文を作るときに「使えない」ということがよく起こる。
  • 例えば、三単現のs、主語が単数形の場合、述語も単数形にしなければならない、というルールはほとんどの人は「知っている」。しかし、実際に英文を書くと、三単現のsが抜けてしまうことはとても多い。

 

ライティングで文法エラーが減らない理由

  • 「知っているけど使えない」というルールは、せっかく添削で指摘を受けたとしても「ああ、やってしまった」ぐらいで、あまり本気で取り組まれないことが多い。
  • そのためいつまで経ってもこの種類の文法エラーが減らない。このように「知識」と「スキル」のギャップがとても大きい
  • 従ってアウトプット系文法の学習においては、このギャップをいかに縮めていくかが大きなポイント。
アウトプット系文法の学習方針

間違いへの感度を高めろ

  • アウトプット系文法の学習で重要な方針が間違った英文に即座に気付けるようになるということ。

例えば次の文章の中には文法ミスが7箇所含まれている。見つけられるか?

  • If we want study abroad, reading English books are one of most effective way to prepare. Because  it will help us improve English. Furthermore, by reading English books, it will increase our understanding of the culture of countries which English is spoken.

 

もし見つけられたミスが6箇所以下なら、見つけられなかったミスはあなたが自分で英作文したときにも含まれてしまう可能性が高い、ということ。

答え合わせをすると

  • ① want study abroad ⇒ want to study abroad
    動詞wantの後ろに、もう1つ動詞studyを重ねている。
    1つの節に述語になる動詞は1つだけ。
  • ② reading English books are ⇒ reading English books is
    主語がreadingという動名詞なので単数扱いになり、述語も単数形になる。
  • ③ most effective ⇒ the most effective
    最上級にはtheをつける。
  • ④ one of most effective way ⇒ one of most effective ways
    one ofの後ろに置く名詞は複数形。
  • ⑤ prepare. Because  it will ⇒ prepare, because  it will
    従属節は単体では使えない。その前にある文章を主節として、それに続けて従属節を置く。
  • ⑥ by reading English books, it will increase our understanding of the culture of countries ⇒ by reading English books, we will increase our understanding of the culture of countries
    by+ingの構文を使うときは、ingの意味上の主語と、主節の主語が一致している必要がある。この場合はreadingの意味上の主語は、weになるため、主節の主語もweにする必要がある。
  • ⑦ countries which English is spoken ⇒ countries where English is spoken
    関係代名詞whichを使った場合、後ろに続く文章は主語か目的語が欠けた不完全な文章。ここではEnglish is spokenという完全な文章になっているため関係代名詞ではなく関係副詞になる。

 

  • このように間違った英文に敏感になっておくと、英作文をしたときの文法ミスの確率が減る。
  • 以下、間違った英文に気付ける感度を磨く具体的な学習ステップを説明していく。
アウトプット系文法の学習方法5つのステップ

ステップ1.添削を受ける

  • まずは英文の添削を受ける。添削の目的は自分が無意識に行っている文法ミスを客観的に知ること
  • 添削は、文法のためだけならChatGPTでも良いが、どうせIELTSの学習をするのであればロジックの添削設けた方が一石二鳥なので、IELTS用の添削を受けた方がベター。(ChatGPTはロジックの添削が弱い)

 

ステップ2.文法ミスで修正された英文を集める

  • ステップ1.で添削を受けた後、修正をされた英文だけを取り出して集めるこれを使って文法力を上げていく
  • 多くの方は添削は受けっぱなしで、添削された結果は一度見て終わり、という場合が多いが、実はこの添削された英文が宝の山
  • アウトプット系文法で大事なのは「間違いに気付ける」スキルだが、そのためのトレーニングで必要なのが間違いを含んだ英文。そして、添削されて戻ってきた英文は、まさしく、この間違いを含んだ英文。これを集めていく。

 

ステップ3.なぜ間違いかを理解する

  • ステップ2.で間違えた英文を集めた後、修正案と比べてみて、なぜそのような修正が必要なのかを一通り理解する。例えば、冠詞のaを使った場所でtheに変更されたのであれば、なぜtheの方が適切なのかを理解する。
  • 文法のミスには「何となく」といった理由はない。必ずルールがあるので、そのルールに反しているということを確認する。この理解がないと同じようなミスを繰り返すことになる。

 

ステップ4.一問一答形式にまとめる

  • ステップ2.で集めた英文を一問一答形式にまとめていく
  • 人間の記憶は「思い出そうとする機会」が多いほど定着する。そのため、集めた英文を、何度も何度も見直して、正しい表現を思い出そうとする機会を人工的に作る
  • そのためにはノートが有効。ノートの左側に「間違った英文」、右側に「修正された正しい英文や文法上のポイント」をまとめていく。

 

ステップ5.自力で修正できるまで繰り返す

  • ステップ4.で作ったノートを見て、右側の「正しい表現や文法上のポイント」を手で隠して、左側の「間違った英文」だけを見て、正しい表現や文法ルールを思い出すトレーニングをしていく。
  • ノート形式にしておくことで、移動時間でも、寝る前の布団の中でもちょっとした空き時間に繰り返し学習することが出来る。
  • 追加で添削した場合は、その際に指摘された間違いも、どんどんそのノートに追記していく。
  • すべての英文に対して、見た瞬間にどう修正すればよいかが分かる、という状態になったらそのノートは卒業。その頃にはライティング、スピーキングのスコアもかなり上がっているはず。

 

③6.0-7.0獲得に求められる文法スキルと重要文法項目

IELTS基礎スキルマップ

6.0レベルを目指すのに押さえておきたい項目

  • 「自他動詞の区分」「第2文型」「時制の選択」「that節」「代名詞の選択」「単複ミスの排除」
  • いずれも間違った場合、意味が全く伝わらないレベルの英文が出来上がる。まずはここを正確に組み立てられるスキルを身につける必要がある。

6.5レベルを目指すのに押さえておきたい項目

  • 「不定詞」「比較級」「受動態」「使役構文」「関係詞」「接続詞と接続副詞の区分」
  • これらは少し入り組んだ文章を作るのに必須だが、「何となく」の理解で使ってしまい、大きなミスをする人が多い項目。

7.0レベルを目指すのに押さえておきたい項目

  • 「冠詞」「同格表現」
  • これらは頻度は低い、あるいは間違っても意味自体は伝わることが多いものの、ハイスコアを獲るには正確な理解をしておきたい項目。
基礎的な文法用語

品詞の違い

品詞名 説明
名詞 人や物の名前を表す語 dog, pen, society
代名詞 名詞の代わりに用いられる語 it, this, they
動詞 動作や状態を説明する語 make, study, have
形容詞 名詞を修飾して意味を追加する語 high, beautiful
副詞 動詞・形容詞・副詞・文全体を修飾して意味を追加する語 economically, mistakenly, hopefully
前置詞 名詞の前につけて方向や位置、時間などの意味を追加する語 at, in, for, over
接続詞 単語と単語、文と文をつなぐ語 and, but, because, when
冠詞 名詞の前について、その特定性や数量を説明する語 a, an, the

 

5つの文章構成要素

構成要素 説明 品詞
主語 文の動作や状態の主体となる語。通常、文の最初に置かれる名詞または名詞句。日本語では「~は」「~が」にあたる。 名詞

She plays tennis in the park.のSheの部分
He is a friend of my class.のHeの部分

述語 主語の動作や状態を表す語。主語の後に出てくる動詞。日本語では「~する(動作)」「~である(状態)」にあたる。 動詞 She plays tennis in the park.のplaysの部分
He is a friend of my class.のisの部分
目的語 動作の目的となる語。動作を示す述語の後に出てくる名詞または名詞句。日本語では「~を」「~に」にあたる。 名詞 She plays tennis in the park.のtennisの部分
補語 主語や目的語の性質や状態を補足説明する語。状態を示す述語の後に出てくる名詞・名詞句または形容詞 名詞
形容詞
He is a friend of my class.のa friendの部分
修飾語 主語、述語、目的語、補語を詳しく説明する語。形容詞または副詞 形容詞
副詞
She plays tennis in the park.のin the parkの部分
He is a friend of my class.のof my classの部分

 

2種類の動詞区分

動詞の種類 説明
自動詞 目的語を必要としない動詞。日本語では「(主語が)~する」という意味。 rise, fall, happen, occur, dieなど
他動詞 目的語を必要とする動詞。日本語では「(目的語を)~する・させる」という意味。 raise, reduce, bring, have, useなど

※同じ動詞でも、自動詞と他動詞の両方の用法があるものに注意

  • Population increased.「人口が増えた」(自動詞)
  • Economic growth increased population.「経済成長が人口を増やした」(他動詞)

 

  • The car moved to the town.「その車は町に移動した」(自動詞)
  • I moved the car.「私はその車を移動させた」(他動詞)

 

5つの文型区分

文型 説明
第1文型 主語+自動詞」(S+V)の形 Dogs swim.「犬は泳ぐ」
第2文型 主語+動詞(主にbe動詞)+補語」(S+V+C)の形(主語=補語の関係 He is a tall guy.「彼は背が高い男です」
第3文型 主語+他動詞+目的語」(S+V+O)の形 People need water.「人は水を必要としている」
第4文型 主語+他動詞+目的語1+目的語2」(S+V+O1+O2)の形(teach, give, show, tell, sendなど) This experience taught me the importance of preparation.「その経験は私に準備の必要性を教えてくれた」
第5文型 主語+他動詞+目的語+補語」(S+V+O+C)の形(keep, see, call, think, makeなど) Exercise keeps our body healthy.「運動は私たちの体を健康に保ってくれる」

 

節と句の違い

区分 説明
2語以上のまとまりで、主語+述語(S+V)の形を含むもの 「I play basketball」は主語+述語の形なので節
2語以上のまとまりで、主語+述語(S+V)の形を含まないもの 「playing basketball」は主語+述語の形ではないので句

 

2種類の節の区分

区分 説明
主節 文章の中心となる節で、独立して意味が成立する節
従属節 付け加えの情報を表したり、文章全体の一部となる節(主節に依存している)
名詞節 従属節全体が名詞の役割を果たす
つまり従属節が主節の主語または目的語または補語になっている
I do not know where she lives.  の主節は「I do not know」、従属節は「where she lives」でknowの目的語になっている
形容詞節 従属節全体が形容詞の役割を果たす
つまり従属節が名詞の修飾語になっている
He is a man who came from Japan. の主節は「He is a man」、従属節は「who came from Japan」で名詞a manを修飾している
副詞節 従属節全体が副詞の役割を果たす
つまり従属節が動詞の修飾語になっている
I like him because he is kind. の主節は「I like him」、従属節は「because he is kind」で動詞likeを修飾している

 

④6.0レベルを目指すための重要文法項目

自動詞・他動詞の使い分け【限定公開】

「自動詞」と「他動詞」の区分

  • 自動詞は目的語を取らない。後ろに名詞を置くなら前置詞が必要
  • 他動詞は目的語を必要とする。後ろに前置詞は入らない
  • (×)I go school. ⇒ (〇)I go to school.
    ⇒goは自動詞なので後ろに前置詞toが必要。
  • (×)Children lack of exercise. ⇒ (〇)Children lack exercise.
    ⇒lackは他動詞なので後ろに前置詞は不要。

 

自動詞にも他動詞にもなる動詞がある


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第2文型の正確な使用【限定公開】

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時制の使い分け【限定公開】

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that節の正確な使用【限定公開】

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代名詞の使い分け【限定公開】

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単複の間違いがない記述【限定公開】

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⑤6.5レベルを目指すための重要文法項目

不定詞の正確な使用【限定公開】

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比較級の正確な使用【限定公開】

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受動態の正確な使用【限定公開】

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使役構文の正確な使用【限定公開】

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関係詞の使い分け【限定公開】

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接続詞と接続副詞の使い分け【限定公開】

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⑥7.0レベルを目指すための重要文法項目

冠詞の使い分け【限定公開】

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同格表現の正確な使用【限定公開】

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⑦5ステップの学習を自力で行う時間が無い方に

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