2-1)とりあえず3,000単語は制覇しておこう(無料公開版)

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英語学習の一番の基礎である語彙力の向上についてまとめてみます。

①単語暗記の重要性

なぜIELTSに単語力が必要なのか?

結局英語を理解するのに単語力の要素は極めて大きい

  • 「語彙カバレッジ98%の法則」でもお伝えした通り、語彙力があるのとないのとでは英語の理解力に大きな差が生まれる
  • 例えば、「主語+述語+目的語」のセンテンスがあったとして、「主語」と「述語」の単語の両方が分からないと、そのセンテンスの意味を推測するのは極めて難しくなる。

単語が分かるときと分からないときの例

「○○は体を○○している」

この○○に何が入るか推測できるか?

これはちょっと無理。

「病気は体を弱くしている」なのか、
「弟は体を鍛えている」なのか、

無限に意味が推測できてしまう。

ではこれなら?

「血液は体を○○している」

これだと主語が分かるので一気に推測しやすくなる。

恐らく「循環」。

同様に

「○○は体を循環している」

でもある程度推測がつく。

「酸素」とか「水分」とかかもしれないが、いずれにしても体の中を循環している液状のもの、あるいはそれに溶けている何か、くらいの推測はつく。

 

  • 上で挙げた例のように、主語か述語かのどちらかの単語を知っているだけでも、推測のしやすさが全く変わる。
  • だから、聞き取ったり、読み取ったりする精度を上げるためには単語の暗記は必要。
  • 面倒だが、単語の記憶からは逃げずに頑張るしかない。

 

②どの単語集をどこまで覚えるべきか

どんな単語集を使うべきか?

【リスト形式】と【文章形式】

  • 単語集は、メインが単語のリストで、それぞれの単語ごとに短い例文がついている【リスト形式】と、英文がメインで掲載されており、その中に出てくる単語について解説がついている【文章形式】に分かれる。
  • 初めて単語を覚える際にお勧めするのが【リスト形式】。
  • 単語の数が多く、初めて覚える場合にはリストで一気に暗記した方が効率が良い。
  • 文章中でないと覚えられない」という方もいるが、多くは本人がそう思っているだけで、実際はリスト形式でも覚えられる。

 

【IELTS向け】VS【その他向け】

  • IELTS向けの単語集の他に、大学受験向け、TOEIC向け、英検向けなどそれぞれ試験に応じた単語集があるが、IELTSでスコアを獲ることを目的にするなら最初からIELTS向けの単語集にすべき。
  • 大学受験、TOEICや英検とは傾向やレベル感がかなり異なる。
  • 傾向が異なる単語を覚えるのは時間がもったいないので初めからIELTS向け単語集で覚えるべき。

 

【一般単語】と【専門用語】

  • 主に一般的な単語を収録した単語集と、特定の分野で使う専門用語をまとめた単語集があるが、後者は上級者向き。
  • 初めて単語を覚える場合はまずは一般的な単語を収録した単語集を選ぶべき。

 

【レベル分け】

  • レベルが細かく分かれている単語集と、レベル分けがない単語集があるが、目指すスコアや本人の単語依存度のレベルから、覚えるべきレベルは変わってくる。
  • なるべく細かめにレベルが分かれている単語集がお勧め。

 

【1ページ当たりの単語数】

  • 単語集によって異なるが、お勧めは1ページ10単語並んでいる単語集。
  • 暗記作業時に10単語ずつ行う方が、20単語ずつ行うよりも確実に効率的。

 

【お勧めの単語集】

  • もっともお勧めできる単語集は旺文社「実践IELTS英単語3500」
    • リスト形式
    • 難易度が細かく分かれている
    • 1ページ10単語並んでいる
    • 例文もついている
    • 音声もダウンロードできる
何単語覚えればよいか?

単語依存度

  • 英文を読むときに、1つ2つ分からない単語があった場合、一気に読解力が落ちる、スピードが落ちる、という方と、1つ2つ分からない単語があっても前後の文脈から推測できるので気にならない、という方がいる。これはどちらが良い悪い、ということはなく、その方の読解スタイル。
  • 前者は読解に当たって単語への依存度が高め、後者は単語への依存度が低く、よりも文脈への依存度が高い、と言える。

 

単語依存度高めならば3,000単語、低めならば2,500単語

  • 単語依存度が高めの場合は、単語力はあればあるほど読解力が上がるためIELTS実践英単語3500ならレベル4(3,000単語)まで覚えておくと良い。
  • 逆に単語依存度が低い場合は、最低レベルとしてレベル3(2,500単語)までを覚えておきたい。その代わり、レベル3までは基礎単語として必須のものになるので、100%完璧に覚える必要がある。
  • また単語依存度が低いと自己認識している場合も、スコアが伸びない場合はレベル4(3,000単語)まで覚えた方が良い。
  • なお、レベル5(3,500単語)は、覚える労力に比べて、実際に役立つ場面がそれほど多くないため、優先度は下がる。リーディングで7.5以上のハイスコアを目指したい場合は、最後の一押しに語彙力が効く場合もあるのでレベル5を覚えても良い。

 

③3,000単語を1か月で覚える方法

ステップ0:単語強化月間設定

まず今後1か月を単語強化月間と決める

  • この1か月で一気に3,000単語を暗記する。単語は毎日コツコツ10単語というペースではなく、一気に大量に覚えた方が効率が良い。
  • この1ヵ月間は単語力強化の優先度を「高」に設定する。他のことは多少犠牲にしても、1ヵ月は集中して単語を極めると決める。
  • この強化月間内は平日は3時間、週末は6時間くらい単語強化のために確保する。
ステップ1:仕込み作業

知っている単語と知らない単語を仕分けする

  • まず最初に単語集を見て、その時点で既に知っている単語と、知らない単語に仕分けていく。「知っている単語」にはチェックを入れていく。
  • このステップでチェックがついた「知っている単語」については、今後のステップでは無視する。
  • 判断としては、英単語を見て3秒で意味が出てくる単語は「知っている単語」それ以上かかる単語は「知らない単語」として判別する。
  • この作業を時間がたくさん使える土日を使い、2日間くらいで一気に行う。

 

1つの単語で2つ以上意味がある単語の場合

  • 例えば2つある意味のうち1つしか知らない場合、その単語が英文の中で知らない方の意味で出てきたときに、知っている1つの意味から、もう1つの意味が推測できるならば、「知っている単語」と判別して良い。もう1つの意味が推測でも出てきそうにない場合は「知らない単語」と判別する。
  • 2つ意味がある単語については、単語の横に「2」、3つ意味がある単語は「3」と数字を書き込み、その数字の分、意味があるということが分かるようにしておく。
ステップ2:最初の10単語の暗記

10単語単位で覚える

  • 単語を10単語ずつ覚えていく。
  • まず使っている単語集のページを開いて、チェック済み単語以外の単語が1ページあたりに10単語以下であるかを確認する。10単語以下であれば、一度に1ページずつ覚えていく。10単語以上ある場合は、そのページの単語を前半と後半に分けて、前半と後半それぞれ別々に覚えていく。
  • 1度に覚える単語数が10単語以下になるのはOKだが、11単語以上になるのは避ける。この一度に覚える単語数によって記憶効率は大きく変わる。

 

5分で10単語覚える

  • 最初に、チェックがついていない単語と訳を一通り眺める。(1-2分)
  • 次に日本語訳(右側)の部分を手で隠して、ページの上の単語から順に単語だけ(左側)を見て、日本語訳が言えるか確認していく。
  • 単語の横に「2」とか「3」の数字を書き入れている単語は2つ以上の意味が言えるかも確認する。
  • 上から順に見ていって、2秒以内に意味が出てこないところがあれば、あまり頑張らずに、すぐに日本語訳を見る。そしてまた一番上の単語からスタートする。
  • その後も分からない単語が出てくればすぐに日本語訳を見て、また一番上からスタート。
  • これを繰り返すと、10単語であれば7-8往復したところでページの最後の単語までたどり着く。ここで、そのページにある単語を一度も日本語訳を見ずに全部意味が言えた、という状態になる。こうなったら、そのページは卒業。(5分)
  • 1つのページを卒業したら、そのページのことは一切忘れて(←コレとても大事なポイント)次のページに行く。

 

10単語覚えるのに5分以上かかる場合

  • もしどうしても10単語覚えるのに5分以上かかる場合は、さらに一度に覚える単語の数を減らしても良い。例えば5単語ずつ覚えていく、という形でも良い。
  • とにかく1度の暗記は5分以下というペースは守るようにする。
ステップ3:初日の単語暗記

2時間で200単語覚える

  • 次のページ以降もステップ2と同様に、5分10単語のペースで覚えていく。
  • そしてこれを10セット行う。10セット行えば50分(5分×10セット)で、100単語(10単語×10セット)暗記ということになる。
  • 50分頑張ると脳が疲れるので、その後10分ほど休憩を入れる。
  • そして再び50分で10セット行う。
  • これで約2時間で200単語覚えたことになる。
  • ここまで実施したら、その日覚えた単語のことはさっさと忘れて、寝るなり次のことやるなりする。
ステップ4:2日目以降の単語暗記

1時間で前日の200単語を復習する

  • まず前日に暗記した単語の復習を行う。
  • ステップ3と同じように、10単語単位で、上から順に意味を言えるかを見ていき、意味が言えないところで答えの確認→上から再チェック開始を繰り返していく。
  • すると不思議なことに、前日キレイさっぱり忘れてしまったはずの単語が案外定着していることに気付く。
  • 前日が1ページ当たり7-8往復で卒業だったとすると翌日であれば3-4往復くらい、前日の半分程度の1時間ほどで200単語を復習することが出来る。
  • ただし、この効果は翌日か翌々日に復習を行った場合に限る。3日以上間が空いた場合は、忘却曲線に従って、一気に記憶率が下がり、初日にかかった時間と同じぐらいの時間がかかってしまう。なので復習は必ず翌日か、遅くとも翌々日には行う。

 

新たな200単語の暗記

  • 復習が終わったら、その200単語はキレイさっぱり忘れて、次の新たな200単語に挑戦する。
  • やり方はステップ3と同じ。約2時間で200単語暗記する。
ステップ5:1週間のサイクル

1週間で1,000単語覚える

  • 平日は5日間毎日、「前日に覚えた200単語の復習」+「新たな200単語の暗記」を行う。
  • 平日5日間をこの作業に費やすと、200単語×5日間=1,000単語を一度覚えた状態になる。
  • 週末の2日間は新たな単語は覚えない。その週に記憶した1,000単語の復習をする。
ステップ6:1か月のサイクル

1か月で3,000単語を覚える

  • 1週間で1,000単語のペースで行くと、理論上1ヵ月(4週間)で4,000単語覚えることになる。
  • 実際は時間が取れない日があったとして現実的に見たとしても3,000単語くらい制覇できる。
単語暗記でよく頂くご質問

Q.複数意味がある単語はすべての意味を覚えた方が良いか?

A.例えば2つの意味A,Bがあるとして、Aの意味を覚えておけば、文中でBの意味で使われた場合でもその意味は推測できる、と考えた場合はAだけ覚えればよい。
でもAを覚えていてもBの意味で出てきたら意味は推測できない、と考えた場合はBも覚えるようにする。

 

Q.英⇒日だけで良いか?日⇒英を覚える必要はないか?

A.まずは英⇒日に集中する。いずれライティング対策などで日⇒英も必要になるが、ライティングで必要な単語数はずっと少ないのであとで大丈夫。
優先すべきは英⇒日で、先に3,000単語制覇を目指す。英⇒日を覚えていけばある程度は日⇒英も出るようになる。

 

Q.単語集に付属している音声を使ったりして発音を覚える必要はあるか?

A.最初に詰め込むときはスピード重視なので音声は使わなくて良い。でも一度覚えた単語を維持する段階では音声を使うと有効。

 

Q.類義語を覚える必要はあるか?

A.最初に覚える段階ではスピード重視なので、類義語は覚えなくていい。とりあえずリストの単語を覚えることを優先する。

 

Q.音楽を聴きながらでも大丈夫か?

A.個人差があるので、実際に音楽を聴きながらやってみて、音楽を聴かないでやった場合と、どれぐらい成績が違ってくるかを確認してみると良い。もし少しでも落ちるようなら、聞かない方が良い。
個人的には、自然の音(雨の音とか川の流れとか)、静か目なジャズ・クラシックぐらいならば小さな音で流していた方がむしろ集中できることがある。ただ人の声が聞こえる(歌詞付き)音楽は集中力が劇的に落ちる(つまり暗記時間も強烈に長くなる)ので、単語暗記のような暗記作業中には向かない。

 

Q.3日目に1日目の復習をしないということだと週末には1日目の単語を忘れていないか心配。

A.1日目の単語を覚えるのは1日目、2日目、6-7日目の3回。もちろん3回では完全には覚えられない単語もあり、2周目以降復習しなければ徐々に忘れていく。 だからこそさっさと1か月で1周終わらせて、早く2周目に取りかかりたい。2周目に入るタイミングが早ければ早いほど、覚えている率は高くなる。

 

④単語が覚えられない原因と克服方法

原因1:似たスペルの単語との混乱

例えば

  • explode:爆発する
  • exploit:開発する
  • explore:探検する

のようなスペルが似た単語を混乱してしまうケース。

 

スペルが似た単語を混乱するのは脳の正常な機能

  • 混乱は、例えば「explode」という単語を覚えるときに、7文字のスペルをすべて覚えておらず、特徴的な部分、例えば最初の「explo」だけで覚えてしまっていることで起こる。
  • これはなるべく効率的に覚えるために脳が行う正常な処理だが、この状態だと「explo」まで同じスペルのexplode、exploit、exploreが区分できない、ということになってしまう。

 

混乱した単語は横並びで覚える

  • 例えば、explodeという単語を見て、「開発する」という意味を思い出してしまった場合は、この「開発する」という意味で、似たスペルの単語が無いかを確認する。
  • そしてexploitという単語を間違えたことが分かったら、explodeのすぐ隣にexploitと書き込む。
  • そして、次からexplodeの意味をチェックするときは、explodeとexploitの両方の意味を言えて初めてOKとするようにする。
  • そうすることで、この2つの単語の違いである最後の2文字までしっかり記憶に残すことが出来るようになる。
原因2:品詞間違い

例えば

immune:免疫の(形容詞)

を見たときに名詞の「免疫(immunity)」と間違えてしまうケース。

 

脳は特徴的な言葉だけを覚えてしまうもの

  • これは日本語訳の中の特徴的な部分「免疫」だけが記憶に残っていて、品詞を示す「~の」まで注意が払われていないことから起こる。

 

品詞で間違えたことを思い出せるようにしておく

  • 品詞を間違えた場合、単語集の単語の隣に「品」とメモを残しておく。
  • 次からその単語を見たときに、「前回品詞で間違えた」ということが分かるので、品詞に注意しながら思い出すようにしていく。そうすることで品詞に注意を払って覚えることが出来る。
原因3:単語集の並び順で記憶

例えば単語集の中で

  • disturb:邪魔する、妨害する
  • devote:~にささげる、向かう
  • dispose:処分する、配置する

という並びで出ていたときに、勝手にこの順番で覚えていて、disposeを単独で思い出そうとしても思い出せないケース。

 

毎日覚える順番を変える

  • この対策はシンプルで、毎回上から順番で覚えるのではなく、例えば初日に上から順に覚えたら、翌日の復習は下から順に復習していく、といった工夫で回避できる。
原因4:訳の腹落ち不足

例えば

pupa:さなぎ

という単語を「幼虫(larva)」と間違ってしまうケース。

 

馴染が無い日本語訳は覚えにくい

  • このケースは日本語訳の意味自体があまり腹に落ちていないことで起こる。
  • 「さなぎ」と言われて「ああ、あれね」と姿を浮かべられる人もいれば、昆虫に全く興味がなかったり触れた経験がない方は、さなぎと言われても何となく未成熟の虫ぐらいのイメージで、幼虫とさなぎの区分が出来ていない人もいる。そういう方は、何度「さなぎ」という日本語訳を見てもピンと来ないので、イメージだけで「幼虫」と混乱してしまう。
  • 他にも「despise:さげすむ」なども、普段日常生活の中で「さげすむ」という言葉を使わない人は、何となくのイメージはあっても「これ」というはっきりした定義が分かっていないため、何度日本語訳を見ても覚えられない、ということが起こる。

 

まずは訳になっている日本語自体を正確に理解する

  • こういった場合は、英語の前に日本語訳を正確に理解すると良い。
  • 「さなぎ」とはどういうものか、「さげすむ」とはどういう意味か、はっきり理解できると覚えやすくなる。
原因5:その他
  • ケース1~4のような理由ではないが、どうしても記憶に残らない単語もある。その場合の対処法。

 

画像で覚える

  • 言葉としては頭に残らなくても、映像としてなら頭に残る可能性がある
  • 映像を見るために重宝するのがGoogleの画像検索。画像検索すると関連する画像が複数表示されるので、これを見ることで記憶に残りやすくなる。
  • 例えば「ambiguous(両義に取れる、曖昧な)」という単語を画像検索すると、2つの解釈が出来るようなだまし絵がたくさん出てくる。これを見ると「両義に取れる」という日本語訳がピンと来ない人でも、「2つの意味に取れる」というニュアンスが分かる。

 

語源で覚える

  • 語源から覚える方法もある
  • 例えば「abuse(乱用、虐待)」という単語は、「ab」と「use」に分解して考える。「ab」はアブノーマルのabで「離れた」という意味、「use」は使う。通常とは離れた使い方ということで「乱用、虐待」。このような語源が理解できると忘れない。

 

語呂合わせで覚える

  • 語呂合わせが上手くハマれば、それも記憶に残すフックになる。
  • 例えば「annoy(悩ませる)」が覚えられない人は「あの胃の痛みがイライラさせる」という語呂合わせで覚えることが出来る。

 

例文で覚える

  • どういう場面で使うのかイメージができると覚えられることもある。
  • 例えば「condemn(糾弾する)」という単語が覚えられないという場合は、以下のシーンを例文と一緒に覚えると忘れなくなる。
  • 詐欺をしていた企業の社長が、その悪事が発覚して、マスコミに激しく責任を問われるシーン
    ⇒マスコミが詐欺会社の社長をcondemnする
  • パワハラ上司が、会議で、部下に対して、ものすごく厳しく責任を問うシーン
    ⇒パラハラ上司が部下をcondemnする
  • 妻が浮気が発覚した夫を激しく罵倒するシーン
    ⇒妻が浮気発覚の夫をcondemnする

 

すべて1つの方法だけで覚えるのは無理がある

  • こういった方法を見て、どれか1つの方法ですべての単語を解決しようとするのは効率が悪い。
  • すべての単語が語源から解説できるわけではないし、語呂合わせに頼ると一度日本語を挟むので、単語を聞いて意味を理解するのに一瞬時間が必要になる。例文で覚えるのは例文を理解すること自体に時間がかかる。どの覚え方も一長一短。
  • まず一番良いのは単語から直接意味を1対1で覚えていく直球の覚え方。
  • そして、それがどうしても出来ない単語に関しては、上記のような方法を組み合わせるのが良い。

 

⑤覚えた単語の維持方法

復習時間の最適化

時間を取り過ぎないように

  • 単語は放っておくと忘れていく。これが不安で、完璧主義の人ほど、単語の復習に長い時間をかけてしまいがち。単語の復習は勉強した気になるので、始めるとつい長い時間をかけてしまう。
  • しかし、人間の記憶力はそれなりにあるので、1カ月以内に復習した場合、100単語のうち95単語ぐらいは覚えているもの。よって復習時間の95%は覚えていることを確認して安心するためだけに使われている。限られた勉強時間をそのように使うのはもったいない。
  • よって、単語の復習時間は短時間でのみ行うようにする。具体的には1日30分まで、と上限を決めて実施すると良い。
ソフト/アプリ活用

メンテナンスにはソフトやアプリの利用が効率的

  • 最初に単語を記憶するときに使った印刷物の単語集は、既に完全に覚えてしまった単語も混ざっていたり、ページの中の位置とか、前後の単語の並びで何となく覚えてしまうといったマイナス面がある。
  • そこで、利用したいのが、ソフトやアプリを使った単語の維持
  • 以下の4つの機能があるソフトがおススメ。
    • 自分で単語集の内容を編集できる
    • 記憶のチェックをしたときに正解した単語と間違った単語が記録される
    • ランダムで出題される
    • 正解率の悪い単語だけを抽出してチェックできる
  • 具体的におススメするソフトはP-Study-Systemというソフト。このソフトの優れている点は、上記の機能に加えて、
    • 無料
    • エクセルで単語集を加えることができる
    • 忘却曲線理論に基づいた出題がされる
    • 単語の読み上げ機能がついている(発音も覚えられる)
    • チェックをしている最中でも、思いついた覚え方などをメモできる
  • ただこのソフトはWindows版しかないのが欠点。

 

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