
(「1-6)緻密な学習計画と優先度でゴールを目指せ」に戻る)
結果が出る人が持っているマインドや学習の技術についてまとめます。
目次
①学習時間を何とか捻り出す
「時間がない」「忙しい」は絶対口にするな
- IELTSに取り組んでいる人は全員が仕事や家事や子育てを抱えている。
- 中には朝9時から深夜2時まで毎日激務をこなしながらも、毎日の学習時間を確保して、ハイスコアを獲得するような人もいる。
- 逆にIELTSのために仕事を辞めて24時間IELTSに時間投下する人もいるが、そういった人が簡単にハイスコアを獲っているかというと決してそうではない。
- 長い指導経験の中で感じるのは、本人の忙しさと目標スコア獲得までの期間は必ずしも一致しない。期間が長引くかどうかを決めるのは「学習時間確保の能力」「学習時の集中度・徹底度」「戦略的な学習方法の選択」である。
- 「時間がない」「忙しい」を言い訳に学習しないのは、「自分は時間を確保する能力がない」と言っているに等しい。そんな言い訳絶対に口にするな。
- このような時間確保の能力も含めてのIELTS対策だと考える。
「1日2時間が限度」という思い込みを捨てる
- IELTS受験生に「平日、どれぐらい勉強できますか?」と聞くと、多くの人たちが「1日2時間くらいです。」と答える。一方、IELTS7.0以上を獲られた方にインタビューすると最終的には毎日3時間以上勉強していた方が大半。
- ただし、3時間勉強していた人も、最初は「2時間」で始めていたケースが多い。しかし受験回数を重ねるにつれて、徐々にIELTSの優先順位を上げていく。最終的には仕事・食事・家事・睡眠以外の時間はすべてIELTSに使う状態になり、平日でも1日3-4時間を確保するようになる。
- 「平日は2時間が限界」と思っている人こそ、一度考え方を変えてみる。「3時間確保するには、何を変える必要があるか?」この視点で考えると、スコアの伸び方が変わる。
仕事よりもIELTSが大事
- 今の仕事よりIELTSの方が大事、と思えるかどうかが勝敗を分ける。なぜなら、IELTSの先にあるのは留学、移住、キャリアの展開などであり、人生を大きく変えるものだから。
- 「目の前の仕事が忙しいから」と言って人生を変えるチャンスを先延ばしして、IELTSの早期卒業はない。
- 「人生を変えることにどれだけ時間を使えるか」という視点で、今の時間の使い方を見直してみる。今やるべきことが変わってくるはず。
朝型に変えると人生を2倍生きられる
- IELTS受験者には夜型の方も多いが、ほとんどの場合は夜から勉強を始めても疲れてすぐに寝てしまうのが実態。頑張って耐えても、翌朝にはほとんど覚えていない。
- この解決策は、朝型に変えること。夜はさっさと寝て、朝5時に起きて、2時間限定で集中して勉強する。それだけで夜4時間分くらいの効果がある。朝元気な脳で勉強すると記憶力、集中力、理解力がまるで違う。体感的には約2倍くらい。だから勉強時間が半分になる。
- 「夜型だから・・」と思う人も、試してみればその差に驚くはず。人生変えるための2時間。
- 「朝起きられない」は結局夜寝る時間が遅いから。「意地でも22時には寝る」を習慣化すれば必ず朝さわやかな気持ちで起きられる。
②課題を明確にする
成長プロセスのスタートは「課題認識」
- 成長していくには、「課題認識」⇒「課題克服」⇒「次なる課題の認識」というプロセスを継続していくことが必要。
- そのスタート地点になるのが正しい「課題認識」。
- 逆に「課題認識」を行わなかったり、間違った「課題認識」を行ってしまうと永遠に成長しないまま現状維持が続いてしまう。
伸びる人と伸び悩む人の違いは、試験後の分析レベルにある
- 毎回の受験でスコアが上がり続ける人は少数派。多くの人は壁にぶつかり、時にスコアを落としながら進む。むしろ、スコアを見てがっかりすることの方が普通。
- がっかりするのは当たり前だが、その感情に流されず、冷静に「結果をどう受け止め、次に何を変えるべきか」を見極めることが重要。
- 試験後の向き合い方には4つのレベルがある。
- レベル1:何も考えず、落ち込んで終わる
分析せず、気持ちを切り替えるだけでは、成長につながらない。 - レベル2:外部に原因を求める
「試験が難しかった」「忙しかった」など、環境のせいにすると、ベクトルが自分に向かわず改善につながらない。 - レベル3:「ミスだった」で片付ける
「本当はできるけど今回はミスだった…」と考えるのも要注意。ミスしてしまうのも含めて実力と考えるべき。 - レベル4:具体的な課題を分析する
結果を素直に受け止め、「単語力」「構文理解力」「短時間でのアイデア出し」など、明確な弱点を見つけて、対策につなげる。ここまでできて初めて、スコアが伸びる。
- 試験結果は「自分のどのスキル運用能力が弱かったのか」という観点で分析する。それも、「英語力が弱い」のような漠然とした力ではなくて、単語力なのか、構文力なのか、アイデアを短時間で出すスキルなのか、というように具体的なスキルで分析する。ここが具体的であればあるほど、次の強化ポイントが明確になる。
課題は対策可能なレベルになるまで分解する
- 何か1つの課題に取り組むときに、全部を一度に取り組もうとしない。一度に取り組むと大変だし、何から手を付けて良いか分からなくなる。
- 課題は全体で1つのものとはとらえずに具体的な対策が立てられるレベルまで分解していく。
例えば、泳いだことが無い人が、泳ぎたいときに、いきなり水に飛び込んだり、足がつかない深さで泳いだりしない。
泳ぐ、というスキルは、
1.息を止めて顔を水につける
2.足をつかないで水に体を浮かべる
3.足を動かして前に進む
4.手を動かして前に進む
5.息継ぎをする
といったスキルを統合して出来上がる。
これらをいっぺんにマスターしようと思っても難しい。
でも、5つに課題を分解して、1つずつマスターしようと思えば、比較的簡単にできる。
1.であれば顔を水につける、という練習だけすればいい。
2.は足をつかずに水に浮かぶ練習だけ、それだけを徹底すれば1日もあればできる。
このように、課題を一度にすべてやろうとしない。
自分が対処できる大きさになるまで分解すること、そして、それを1つずつ集中して実施することが大事。
- IELTSの課題も、各セクションに分解し、さらにそこから細かい要素に分解していく。
- 例えば、リーディングであれば、以下のような課題に分解できる。
- 単語力
- 構文把握力
- パラグラフ把握力
- 設問の取り組み順序
- 情報探索力
- 設問タイプごとの回答力
- タイムマネジメント力
- さらに設問タイプごとの回答力は以下のように分解できる。
- True/False/Not Given問題
- 空欄補充問題
- パラグラフタイトル問題
- 選択肢問題
- リストマッチング問題
- 分解した課題を、1つずつ集中してマスターするのが早い。
③パターン化・体系化して考える
パターン化のポイントはグルーピング
- 例えば覚えるべきことが10個あったとしたら、ただ10個羅列されても、覚えにくいし、覚えたところで、実際にその知識をアウトプットするときに使いにくい。
- そこで対象をパターン化・体系化することで覚えやすさがかなり変わる。
例えば、下の図にある左側の10個のリストを10秒で覚えろと言われても難しいが、右側のように体系化されていた方がずっと覚えやすい。

- 覚えたいものがあったら、グルーピングして、覚えることを5つ以内にすると覚えやすくなる。
- グルーピングには、その分野を一度集中して学習して自分なりの体系を作ることが有効。学生のとき、毎週の授業をただ聞くだけだと、話がどんどん分からなくなるけど、試験前に集中して学習すると、知識が体系化されて一気に理解が出来るようになる、というのと同じ。
- IELTSでも、一度総まとめの復習をすることが有効。これを行うと、知識が自分の中で体系化される。
④徹底度を追求する
自分流にアレンジすることは再現度を下げる
- 例えば、「単語を10個単位で覚える」と伝えても、30個単位、100個単位に勝手にアレンジして覚えようとする人が多い。しかしアレンジした人は、単語テストをすると軒並み成績が低い。「次は10個単位で覚えて下さい」とお伝えして、その方法を徹底してもらうと9割は単語テストの成績が向上する。
- 課題がある分野については、まず一旦教えられた正しい方法を忠実に実施すべき。一定の実力がついた後に、それ以上の成果を求める手段として初めてアレンジを考える。
「覚えたつもり」レベルは、いざというときに使えない
- 必要なことを覚えてもらう場合、いざその内容を説明してくださいと言われてスラスラ説明できる方は1割ぐらい。圧倒的に多いのが「覚えたつもりだったけど、いざ言われると出てこない」という状況。
- 「見たら思い出す」「言われたら知っている」(覚えたつもりレベル)でとどまるのと、「何も見ないで言える」「自分で使いこなせる」(使えるレベル)との間には大きなギャップがある。
- IETLS試験本番において、「覚えたつもりレベル」は残念ながら何の役にも立たない。暗記をするのであれば「使えるレベル」で覚えなければならない。
本番で評価されるレベルから逆算して暗記する
- 「暗記」と言っても人によって暗記のレベル感が異なる。
- 同じ表現を覚えるにしても、どこまで覚えるかで本番でのスコアが大きく変わる。
- たとえば、「あることを説明するための表現」が5種類あったとして、人によって「暗記した」と思っている水準はバラバラ。
- Aさん:理解だけして暗記しない
- Bさん:1つだけ暗記
- Cさん:全部覚えたが正確ではない
- Dさん:全部正確に覚えている
- この4人の中で本番で高得点が取れるのはDさんのみ。
- IELTSの勉強では、「本番でどの程度まで出来ていれば評価されるのか」を基準に、そこから逆算して「どのレベルまで暗記すべきか」を判断する。
⑤「忘れない」工夫をする
人間の記憶力は思っている以上に弱い
- 2週間前のレッスンでお伝えした内容を覚えているのは半分程度。かなり時間をかけて伝えた内容でも2週間後にはすっかり忘れてしまっている、というのが現状。
- しかし、2週間前のレッスン時は「いいことを聞いた!」「これは絶対忘れない」と感じていたはず。学んだ瞬間はそれで一生覚えているつもりになるもの。
- しかし残念ながら、そのときはどんなに印象深く覚えたとしても、本当に1週間後、2週間後にはきれいに忘れてしまうもの。
穴が空いたバケツに水を貯める
- 復習をせずに新しいことばかり勉強しようとするのは、底に穴がたくさん空いたバケツに水を注ぐイメージ。穴をふさがない限りはどれだけ水量を増やしても水は溜まらない。
- しかし、語学学習においては、水を注ぐことに一生懸命になっている人は多いが、漏れていく水を気にしない人が多い。
- IELTS対策を始めて半年以上経っている場合、既に必要な知識のほとんどは一度は目にしたり耳にしたりしているはず。しかし、それらを忘れているのでなかなか結果(バケツの中の水の量)につながらない。IELTSの目標スコアが出るまでに長い時間がかかる原因の多くはここにある。
- 蛇口をひねる前に、穴から水が漏れないようにする工夫が先。それが出来たうえで、蛇口をひねると一気に水が溜まる。
人工的に「思い出す」機会を作る
- 忘れることを前提にした対策とは「学んだことを何度も思い出す仕組みを作ること」。
- 記憶は、「見た回数」ではなく、「思い出そうとする回数」によって定着度が変わる。つまり覚えたことを定着させたければ、それを思い出そうとする機会を人工的に増やす、とよい。
- 具体的には、覚えたいことがあれば1問1答形式のノートを作る。
- 例えばライティングTask1で「数値の上昇を示す構文」として覚えたい構文が5つあったとすると、ノートを左半分と右半分に区分し、右半分に覚えたい答え(5つの構文)を、そして左半分には覚えたいことを思い出すための問い(「数値の上昇を示す構文を5つとは?」)を書く。そして、右側の「答え」を手で隠して、左側の「問い」だけを見て、右の答えを思い出そうとするトレーニングを繰り返し行う。これらを何度も繰り返せば、自然に5つの構文が思い出せるようになる。
- このように思い出すことを仕組化することで、忘れることを防ぐことが出来る。
⑥お金を上手に使う
自分の成長のためには金を使え
- どこにお金を使うかで人生は大きく変わる。お金の使い道として、自分自身が成長するための自己投資以上に、確実で適切なお金の使い方はない。
- 必要以上にお金を使う必要はないけれども、自分のスキルを高めるためには、しっかりとお金を投資すべき。参考書も、あれこれ買う必要はないが、最低限、公式問題集くらいは買うべき。受験でも、受験費用を言い訳に、いつまでも受験しないより、複数回受験が必要であることを前提に、さっさと一度受験する方が得られるものはずっと大きい。
- IELTSは普通の感覚で取り組んでも越えられない壁がある。未経験の領域の努力レベルが必要な場合、一人では答えが見つけにくい。だから、そのレベルを知っている他人の助けがとても有効。
- もちろん、投資できる額の上限や、投資先の品質をしっかり見極めることは大前提。でも、このような自己投資の感覚は本当に大切。
あらかじめ使う費用を決めておけ
- IELTS対策費用はあらかじめ予算化しておく。あらかじめ使う費用を決めておくことで、以下の2つを回避することが出来る。
- ①その場の「高い」「もったいない」「後でいいや」という感情に負けて、本当に必要な投資を見逃してしまうこと
- ②色々なものに目移りしてしまい、投資したものを回収することなく、際限なくお金を使ってしまうこと
- 費用を決めておくと、良い教材や、講座に出会えたときに躊躇なく投資が出来るようになる。また、上限を設けておくことで、際限なくお金を使うことも避けられる。
予算化の目安は2か月の収入分
- 目安として、2か月の収入分くらいは、予算化しても良い。2か月経てば同じ金額が入るので、そのくらいを自己投資のために使うのは、全然有り。(むしろ小さいくらい)
- 予算化出来ない場合は、その分、時間と労力がかかる可能性がある。
⑦予備校・参考書を適切に選ぶ
手を広げる人ほど長引く法則
- 参考書の購入に関して気をつけたいのは、一気に手を広げすぎないということ。
- 大量の参考書を揃える参考書コレクターは、参考書を買っただけで勉強した気になってしまい、結局腰を落ち着けた勉強ができなくなる。
- それよりも信じた1冊の参考書をボロボロになるまでやりきる方が、効果は高い。
- どの参考書も一定レベル以上の内容は書かれている。気に入った1冊を完璧にやり終えて、まだ穴があると感じたら次の1冊。これが正しい参考書の買い方。
良いとこ取りは機能しない法則
- 色んな予備校に通い「良いとこ取り」をしているつもりでも、実際に行っているのは「好きなところ取り」。
- 多くの人は「自分が出来そうなこと」「(自己判断で)意味があると思えそうなこと」「馴染みのあること」だけを選択している。つまり、「大変だけど本当は意味があって効果があること」を避けてしまう傾向がある。これが伸びない原因。
- スコアを伸ばす方法は、これだと信じた人や参考書に絞って、そこで推奨していることを1から10まですべてやり切ること。安易な、自分基準での取捨選択は、目標達成を遠のかせてしまうばかり。
合わない講師から学ぶとかえって有害
- 同じ英語講師でも人によってアドバイスが全然違う。それは、その講師が「どのような人に向けて発信しているのか」「どのような環境で英語を習得してきたのか」「英語に対してどのような感情を持っているのか」がバラバラだから。
- 自分の状況と合っていない講師の言うことを聞いてもあまり効果はない。単に「英語力が高い人だから」「有名な人だから」という理由だけで、アドバイザーを選んでしまうと、役に立たない、場合によってはかえって有害なアドバイスを受けてしまうことになる。
- ベストな講師は、あなたと似たバックグランドを持ち、似た経験をしてきた人。
- 自分と似たバックグランドを持つかどうかを以下3つの視点で確認すると良い。
- 視点1:ゴール適合
- 視点2:学習背景
- 視点3:英語への感情
視点1:ゴール適合
- その講師はどのようなゴールを想定しているか、これが講師によって主張やアドバイスが異なる一番の原因。
- 「日常生活の中で英語をしゃべれる」ということをゴールに想定している人と、「英語の検定試験で目標スコアを獲る」ということをゴールにしている人とでは、場合によっては180度違うことを言うケースもある。
- 同じ検定試験でも「大学受験向け」なのか、「TOEIC向け」なのか、「IELTS向け」なのかで、やはり大きくアドバイスが異なる。
視点2:学習背景
- その発信者はいつ、どこで、どうやって英語を学んだか、これも情報発信者の主張を大きく変える要素の1つ。
- 例えば、ネイティブや帰国子女は、子どもの頃から無意識に英語を習得してきた、あるいは現地で大量の英語に触れながら習得してきたので、感覚的なものや、体系化されていない個別のアドバイスが多くなりがち。
- それに対して日本にいながら理屈で英語を覚えて身につけた人は個別のケースではなく、共通ルールである文法を体系的に学んだケースが多いので、まずは基礎としての単語や文法を覚えて、それを元に実践を積んで応用範囲を広げていく、といったアドバイスをすることが多い。
視点3:英語への感情
- 基本的に英語学習法を発信している人は、英語が好きな人が多いが、英語学習者は全員英語好きな人たちではなくて、英語が嫌いだけど、目的のためにやむを得ず習得するという人もいる。
- 英語が好きな人や、英語に触れるのが苦ではない人は、英語に触れているときに「努力している」「我慢している」といった意識がなく、「英語学習を楽しみましょう」みたいなアドバイスが出てくる。
- でも、英語嫌いな人にとって「楽しむ」というアドバイスほど意味が分からないものはない。むしろ必要なのは「苦痛だけどどうやって学習のモチベーションを保つか」「いかに少ない労力で効果を上げるか」といった点。
⑧IELTS学習体験談の読み方
ネットの成功例には裏がある
- 簡単にスコアを獲っている人を見て自分には出来ないと落ち込む必要はない。
- ネットに出ている情報は、完全なウソではないが、かなりレアなケースを、大げさに誇張して出していることが多い。
- 例えば、「初回受験で7.0」というのは普通ではなく、IELTSは初受験だったかもしれないが、それまでTOEFLなどで相当の時間を英語に費やしてきた人と考えるべき。
- 例えば、「5.0から1か月で6.5」とかいう情報も、本来6.5レベルの実力がある人が、敢えて実力が出ない状態で受験して5.0だった、というのが実態であることが多い。
現実の話はもっとシビア
- 実態としては、受験回数5回以下で卒業出来る方はむしろ少なく、10回以上、20回以上になる人も普通にいる。なので、そんな情報を見て、自分も出来ると過信したり、必要以上に落ち込む必要はない。
- ネット上の情報に心を揺さぶられることなく、自分が出来ることを着実に実施できるようにしていくべき。
注目点1.バックグランドと開始時の英語力
- 「⑦予備校・参考書を適切に選ぶ」の中にある「誰から習うのが良い?」で述べたのと同じで、まったくバックグランドや開始時の英語力が違う人の話は参考にならないことが多い。
注目点2.その対策をいつ、なぜ、どこまで行ったのか
- つい「何をやったか(What)」に注目しがちだが、同じ対策を違う人がやっても効果が出るとは限らない。
- 大切なのはその対策をいつ(=When、どのぐらいのスコアのときに)行ったのか、なぜ(=Why、どういう課題を克服したくて)行ったのか、どこまで(=Where、どのぐらいの徹底度で)行ったのか、という点。ここが分かるとあなたの学習にも当てはめて考えやすく、再現性が高まる。
⑨試験に対して謙虚でいる
他責にしても成長しない
- 悪い結果を受け取ったとき、周りの環境のせいにしたり、IELTSという試験に欠陥があると思いこんだりもしたくなる。しかし、この姿勢だと、次に自分を変える、という方向にならない。
- 試験結果はあくまであなたがそれまで過ごしてきた時間の結果。同じ試験を受けて良いスコアを獲る人もいるわけなので、その結果を生んだのは紛れもなくあなた自身。そこはまっすぐ結果を受け止めるしかない。
- そして、変えるべきは、周りの環境でも、IELTSそのものでもなく、あなた自身。そう受け止めるのはキツイが、これが無ければあなたは成長しない。
得るものがあればそれは前進
- 試験結果が期待に合わなかったときも、次につながる打ち手が考えられる結果であれば、それは良い結果と考えれば良い。本当に最悪の状態とは、次の打ち手が何もない状態。
- やってはならないのは、結果を何にも使わずにまた同じような時間を過ごすこと。これこそ受験料の無駄。
- 試してきたことが本番では全く裏目に出てスコアが下がってしまっても、最初に試した方法は効果がなかったと分かった分だけ前進。
- 受験はスコアという最終結果だけを見るのではなく、そのスコアから何か次に活かせることが無いかを見ていくと良い。受験するのだったら、次の打ち手に活かすための何かを持って帰れ。
仮説がすべてのスタート
- そのために持ちたいのが仮説。「これをやったらこの力が伸びるんじゃないか」という仮説を作って、その仮説を検証すべく日々頑張る。そして試験当日にその仮説を検証する。
- スコアが良くなれば、その仮説は立証されたし、スコアが悪くなれば、その仮説は正しくないということが立証された、と考える。どっちにしても「立証」されたら前進。
(「1-8)モチベーションが下がったときはこう考える」に移る)








