6-6)本番に向けたトレーニングと本番対策

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①本番に向けたスケジュール

覚醒状態を作る

計画的に試験日に向けてコンディションを作る

  • スピーキングは最終的に準備したスクリプトを暗唱して覚えていくが、この暗唱を試験前の1週間で毎日1時間以上集中して行う。
  • 暗唱は毎日1時間以上7日間連続で行うと、頭の中が英語モードに切り替わり英語の語順で考えたり、覚えた英単語が出てきやすい状態になる。
  • この効果(覚醒状態)が感じられる期間に受験を入れたい。

 

②試験本番での心構え

当日のしゃべり方

ゆっくり目にしゃべる

  • 流暢性を意識するあまり速くしゃべってしまいがちだが、それで試験官が聴き取りにくくなるなら逆効果。
  • 評価されるのは「速く話せる」よりも「安定して話せる」なので、むしろゆっくり目にしゃべった方が良い

 

大きな声でしゃべる

  • 同様に、小さな声で試験官が聴き取れないと、評価もされないし、試験官の表情が曇りがちになるため、それを見てますます委縮してしまう悪循環になる。
  • 大きな声でしゃべった方が自信があるように見えるし、少なくとも試験官が声が小さくて聞き取れない、ということはなくなる

 

ノンバーバルコミュニケーション

  • 非公式な評価・減点ポイント」で説明した通り、対面の形式である以上、意思疎通は音声以外でも行える。
  • 表情、アイコンタクト、身振り手振りなどを使って、言いたいことを何とか伝える努力をする。
Part2のメモの取り方

メモを細かく取る時間はない

  • 設問を見てから準備時間1分間は、「どのネタを使うか」どういう表現(パラフレーズ、イディオム、時制など)を使うか」を準備することに集中する。
  • メモは、組み立てた内容を忘れないように、ネタや使う表現を単語ベースでメモする程度
質問が聴き取れないときの対応

質問が聞き取れないとき

  • IELTSスピーキングセクションでは、リスニングの試験ではないので、質問が聴き取れなくても減点にはならない
  • 質問が理解できないときは遠慮なく聞き返した方がよい。
  • 同じ言い回しで何度も聞き返すのはコミュニケーション上あまり好ましくないので、いくつかのバリエーションを準備して、それらを覚えておく。

 

聞き返し方の例

  • 単純に聞き返したい場合
    • Could you say that again, please?
      ⇒基本的に同じ質問を繰り返してくれる
  • 質問の一部だけが聞き取れなかった場合
    • Sorry, I didn’t catch the last part?
      ⇒その箇所だけ同じ質問を繰り返してくれる
  • 試験官の英語が速すぎて聴き取れない場合
    • Sorry, could you speak a little more slowly, please?
      ⇒すこしゆっくりに質問してくれる
  • 抽象的すぎて理解できない場合
    • Sorry, what exactly do you mean by that?
      ⇒質問の意味を説明してくれる
  • 質問の自分の解釈を確認したい場合
    • Do you mean ~?
      ⇒その解釈について正しいかどうかを答えてくれる
  • 表現が理解できず別の言い回しにしてもらいたい場合
    • Could you say that in another way, please?
      ⇒別の言い回しで質問をしてくれる
答えが浮かばないときの対応

答えが浮かばないとき

  • IELTSスピーキングセクションでは、沈黙は避けたい
  • 公式には、回答が浮かばなくて黙っているのか、英語が浮かばなくて黙っているのかは判別され、前者はマイナス評価にはならない、ということになっているが、実際はその区分がつかないこともある。
  • 答えが浮かばないならば、浮かばないことをそのまま率直に伝えるようにして、沈黙を避けるようにする。
  • いくつかのバリエーションを準備して、それらを覚えておく。

 

間をつなぐ表現の例

  • Let me think for a second…
  • That’s an interesting question, actually,…
  • Well, I haven’t really thought about it, but…
  • I guess there are a couple of ways to look at this.
無反応な試験官に当たった場合の対応

無反応な試験官は結構いる

  • IELTS試験官は、受験者の発言内容に同意・共感・否定をしないよう訓練されているため、あなたが流暢に話していても、笑ってもらえないのが当たり前。
  • つまり「無反応=評価が低い」ではなく、「まじめな試験官・プロの対応=評価中」だと考える。
  • 反応は気にせず自分のスキルを見せることに集中する

 

反応を引き出す言い回しの例

  • I guess you might not agree, but in my opinion…
  • I’m not sure if that makes sense, but what I mean is…

 

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