IELTSライティングは何を書いたら減点されるか(Task2論理編)

こんにちは。藤本です。

ここのところIELTSライティングにおける減点ポイントをご紹介しております。

Task1についてはこちらの記事をご覧ください。

IELTSライティングは何を書いたら減点されるか(Task1論理編)
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IELTSライティングは何を書いたら減点されるか(Task1表現編)
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今回は、Task2の理論編です。

では早速見ていきましょう。

 

課題対応度(Task Response)

1)適切な文字数で書けていない

  • 文字数が指定された最低文字数250ワードに到達していない

2)適切なフォーマットを使っていない

  • 同一パラグラフの中に改行を入れている
  • パラグラフを分けるときに改行だけしていて1行空けていない
  • 箇条書きを入れている
  • 疑問文を入れている

3)設問に沿った内容で記述できていない

  • 設問内容に忠実に答えていない
    (例えば、To what extent do you agree or disagree?と聞かれているのに、「どの程度」について答えていない、など)
  • 設問の前提条件や目的に沿った議論になっていない
    (例えば、ゴミを減らすためにリサイクルをすべきか、という問題で、ゴミを減らすこと以外の理由で賛成意見を述べる、など)
  • 対立点が明確になるように表現していない
    (例えば、子供はアカデミック学習に集中すべきか、職業訓練をすべきか、という問題で、アカデミック学習をサポートする意見で「将来役立つ」といった内容を記載すると、それは職業訓練のサポート意見としても成立してしまう)
  • Solution問題で、Body1で述べた内容が、そのSolutionによって解決できることが記載できていない

4)ポジションを適切に説明できていない

  • Introductionでポジションを述べていない
  • Conclusionでポジションを述べていない
  • IntroductionとConclusionで矛盾したポジションを述べている

5)結論を適切に説明していない

  • Bodyで2つの相反する見解を述べた場合、その両見解を比較した上で結論が記載できていない
    (例えば、最初のBodyでメリット、次のBodyでデメリットを述べた場合、両者を比較してメリットよりもデメリットが大きいことを説明する必要があるが、その比較が論理的に記載できていない、など)
  • 結論でBodyで述べた内容がカバーされていない
    (例えば、Cause+Effectの設問で、最初のBodyでCause、次のBodyでEffectを説明しているが、結論のパラグラフではEffectにしか触れていない、など)

6)サポーティングアイデアを適切に説明していない

  • サポーティングアイデアを複数挙げているが、似通った内容になっている
  • サポーティングアイデアが客観的、具体的にに述べられていない
    (例えば、子供に教育が必要な理由として、「教育が重要だから」といった主観的、感覚的、抽象的な理由を挙げている、など)

 

論理の一貫性とつながり(Coherence and Cohesion)

1)パラグラフが適切に分割できていない

  • 関連が薄いトピックが同じパラグラフに入っている
  • 関連が強いトピックが異なるパラグラフに入っている

2)トピックセンテンスが適切に記述されていない

  • Bodyにトピックセンテンスがない
  • トピックセンテンスがそのパラグラフ全体をカバーする内容になっていない

3)一貫性がある展開になっていない

  • パラグラフの内容がトピックセンテンスから外れた内容になっている
    (例えば、トピックセンテンスで「メリットについて述べる」と記載しているのに、その後の内容が「メリット」の説明になっていない、など)
  • 異なるアイデアを1つのサポーティングアイデアとして扱っている
  • サポーティングアイデアが結論から説明出来ていない
    (例えば、「コンピュータは仕事を効率化する。なぜなら今やあらゆる場面でコンピュータが使われているからだ。」と説明すべきところを「今やあらゆる場面でコンピュータが使われている。だからコンピュータは仕事を効率化する。」という順序で説明している、など)
  • サポーティングアイデアで適切な展開が出来ていない
    (例えば、「理由」を説明すべきなのに「結果」で説明している、「具体例」の展開が欲しいのに抽象論で終わっている、など)

4)飛躍・重複・矛盾がある

  • 議論の前提条件が明確に記載されていない、因果関係が不明瞭
    (例えば、「もし政府が地方に投資をすれば地方の経済が活性化する」というべき場面で「地方の経済が活性化する」という結論だけを説明して、その前提条件の説明を忘れている、など)
  • 途中のプロセスの説明がなく、論理が飛躍している
    (例えば、「交通ルールを厳しくすれば経済が発達する」のように、一般的にはつながらない話を当然のようにつないで説明している、など)
  • 重複する内容を二重に記載している
    (例えば、「企業が広告をするおかげで、我々は買うべきものを選ぶことができる。」というべきところを「企業が広告をするおかげで我々は企業の広告を見ることが増える。その結果、企業の広告をたくさん見て、買うべきものを選ぶことが出来る。」のように、重複する内容が入っている、など)
  • 論理的に不要な表現が入っている
    (例えば、日本に限らず世界的に言える現象について、わざわざ「日本では~」のように限定的な説明をしている、など)
  • 論理的に矛盾している、ロジックがつながっていない
    (例えば、Body1では「コストがかかる」という説明をしておきながら、Body2では「コストが削減できる」といった説明をしている、など)

5)適切な順序で説明出来ていない

  • 読者にとって分かりにくい順序で説明している
  • 未説明のものを前提とした説明になっている

6)つなぎ表現を適切に使用していない

  • サポーティングアイデアの始まりが分かる書き出しになっていない
  • つなぎ表現の使用が不十分
  • 使われているつなぎ表現が前後の関係から不適切
    (例えば、逆接でつなぐべき内容なのに、順接でつながれている、など)

7)指示語を適切に使用していない

  • 代名詞が不適切に使われている
    (例えば、itが使われているがitが指す内容が複数考えられる、itが指す内容がない、など)
  • 指示語(代名詞)が使える場面なのに指示語を使わず同じ単語を繰り返している
  • 定冠詞theが不適切に使われている
    (例えば、theを入れるべき場面でtheがついていない、theをつけるべきでない場面でtheがついている、など)

 

以下の記事ではもう少し具体的に例を挙げて説明しています。

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