こんにちは。藤本です。
コロナパンデミックによる人の移動制限については現在も各地で進行中ですが、徐々に活動再開についてのニュースも出てきました。
一方で、日本のIELTSは、英検、JSAFが5月以降の方針を発表しております。
改めてIELTSの運用についてと、IELTS受験生の考え方について書いてみます。
目次
IELTSの運営状況
英検
5月実施分の中止を発表
JSAF
緊急事態宣言が継続されれば5月以降の試験中止の可能性を発表 ⇒ 5月の試験中止を発表(5/7)
(5/1追記)
Update:営業時間および5月8日以降のIELTSテストについて
(5/7追記)
(5/11追記)
British Council
(5/8追記)5月実施分の試験中止
IELTS indicator
その一方で、自宅で受験できるIELTS indicatorも開始されております。

受験生の考え方
さて、こういった状況で、IELTS受験者はどのように考えていけば良いでしょうか?
以前にも記事に書きましたが、改めてまとめてみます。
2021年の入学許可を目指す
留学を目指してIELTSを受験されている方は、2021年秋の入学許可を目指して、IELTSの学習を継続すべきです。
2021年は出願数が減ることが予想され、競争率も低く、学校も合格基準も緩和する可能性があります。
実際に、2020年秋入学予定の留学生に対しては、既に合格条件や、入学時期に関しての条件を緩和する学校があるようです。
この競争率の低い時期に入学許可をもらうのが、有利であることは間違いないでしょう。
そして、実際に留学する時期は状況を見て決めれば良いのです。
ほとんどの学校では、入学許可を与えた人に対しては、1年の入学時期延長を認めています。
なので、様子を見つつ入学時期は決めれば良いのです。
IELTS再開後に即結果を出す
今後5月の受験はできない可能性が高いですが、6月か7月か、近いうちに必ず再開されます。
ただ、一度再開されたとしても、コロナの第二波がやってきた場合、再び中断される可能性があります。
つまり、IELTSを受験できるのは、再開後の数か月に限定される可能性があるということです。
あくまで可能性の話ですが。
そうなると、2021年留学を目指す場合、その数か月で結果を出す必要があります。
「IELTSが再開されてから勉強を開始しよう」
と考えていると、実力がついたときには再び試験が中断、ということになりかねません。
今から再開されるタイミングをにらんで、しっかり準備をした方が良いです。
IELTS indicatorを練習材料として使う
IELTS indicatorは、学校によっては受け付けてくれるところもありますが、オフィシャルなIELTSの代わりになるものではありません。
ただ、通常のIELTSと同等の質の問題を自宅で受けられて、ライティング、スピーキングのスコアも出してもらえて、しかも通常のIELTSよりも安い(USD149)というのは、考えようによっては、ものすごくお得なIELTSということも言えます。
受験期間が空いていて感覚を維持したい方や、現在の実力を知りたい方、これまでペーパー試験しか受けていないけどコンピュータ試験を試してみたい方にとっては、格好の練習材料になるはずです。
しばらく受験間隔が空いたあとで、IELTS再開後に試験を受験すると、ちょっと感覚がにぶっていたりするかもしれません。
その感覚を研ぎ澄ませるためにも、試験中断中に一度IELTS indicatorを練習として受験してみるのは有りかなと思います。
ということで、不自由な状況は続きますが、長期の目線をもって、今できることに集中しましょう。