IELTS学習中の眠気に勝つ方法

こんにちは。藤本です。

IELTSに限らずですが、勉強していて最大の敵は眠気ではないでしょうか?

特に朝から夜まで仕事している社会人で、英語嫌いな人はそうだと思います。

 

私も苦労しました^^

仕事終わりに電車でリスニングしているとやばいぐらい寝れますね。

机に座ってリーディングをすると数分で意識が飛びます。

 

そのような眠気をどのように対処しながら勉強していくか、書いてみたいと思います。

 

眠気対処の大原則

結論から言うと、眠気と戦うことはしません。

これが大原則です。

眠気は人間の生理的な現象なので、これに打ち勝って勉強することはほぼ不可能です。

 

なので眠気を感じたときは頑張らずに寝てしまうに限ります。

ついつい眠いのに頑張って勉強し続けようとしてしまいますが、そのような状態で勉強したときは、残念ながら大抵まったく頭に残っていません。

全くの時間の無駄になってしまいます。

なので、眠い時はさっさと寝てしまいます。

 

究極の選択 仮眠 VS.朝まで寝る

さて、寝てしまうのはいいですが、ここで2つの選択肢があります。

短時間仮眠して起きるか、朝まで本格的に寝るか、です。

 

うーん、究極の選択ですね(笑)

 

私はどちらの選択もやったことがあります。

そしてどちらも気をつけるべき点があります。

 

仮眠派の注意点

まず短時間仮眠する場合。

仮眠する場合は仮眠時間を10分間など、短時間に限定します。

それ以上だとせっかく仮眠しても、起きた後にぼーっとしてしまい、頭が復活するまで時間がかかります。

その上、一旦目覚めてしまうと、今度は深夜まで眠くなくなってしまい、結局翌日も寝不足になり、生活リズムが乱れます。

なので、10分とかのアラームをつけて仮眠します。

 

気を付けるべきは、そのアラームが鳴ったときに、パッと起きられるかです。

10分の仮眠の後にアラームを鳴らされると、多くの場合、

「まだ仮眠が物足らないなー」

という感じがしてしまいます。

そこで頑張って起きられるかが分かれ道です。

 

ここで物足りなさを補うために、仮眠の時間を延長するとアウトです。

そのまま2時間寝てしまい、深夜に起きて焦るか、結局そのまま寝続けてしまう、という最悪のシナリオに向かいます。

 

私も本格的な睡眠にならないように、仮眠を延長するときは机で仮眠したり、フローリングの床の上で仮眠したりしたこともありますが、あまり効果はありません。

本格的な深い眠りに入ったときは、机の上だろうが、フローリングの上だろうが、そのまま寝続けてしまいます。

むしろ寝違えたり、体が痛くなったりする副作用の方が大きいです。

 

本格睡眠派の注意点

一方、眠くなったときはいさぎよく本格的に寝て、朝早く起きて前日やり残したことを行う、というスタイルもあります。

これはしっかり睡眠も確保できるし、起きたときに割とすぐに頭が働くので、お勧めです。

脳自身が、1日働いた夜よりも、フレッシュな状態の朝の方が断然働いてくれるため、暗記や勉強の効率もずっと良いです。

 

ただ朝型がどうしても苦手な方は、注意が必要です。

夜に仕事から帰宅してすぐに本格的に寝たは良いものの、朝も結局起きられずに、1日何もしなかったということになる可能性もあります。

特に冬場の朝は寒いし、早朝に起きるのに勇気が必要ですが、そこは頑張って起きる強い意志が必要になります。

 

また、その日にやると決めたことを、その日のうちにやらないで寝てしまうのは心配だ、という心配性の人もいるでしょう。

こういう心配があると、本格的に寝ようと思ってもうまく寝入ることができなかったり、ストレスがたまることになります。

 

本格睡眠を取る場合は、朝しっかりと時間を確保し、朝やるべきことをやってしまうという覚悟が必要になります。

そして学習計画も、夜やることを前提にするのではなく、朝やることを前提に組み立てると良いです。

 

どちらかあらかじめ決めておく

仮眠と本格睡眠の2つの方法がありますが、一番大事なのは、そのどちらにするかをあらかじめ決めておくことです。

眠くなってくると判断力が落ちます。

なので、眠くなってからそのどちらにするかを判断しても、あまり良い結果にはなりません。

 

短時間の仮眠で終えられる意思力があり、夜のうちに終えたい方は、仮眠戦略で行くと決めておきましょう。

仮眠が短時間で終えられない方は、本格睡眠がお勧めなので、眠気を感じたらすぐに本格睡眠に入れるように準備してから夜の勉強を開始しましょう。

 

どうしても眠気に勝ちたいとき

眠気とは戦わずにさっさと眠るべき、というのが大原則ですが、眠気が来ないようにする、あるいは眠気が来ても少しの間我慢する必要がある場合もあるかもしれません。

最後に、その場合の対処法を書いてみます。

 

眠いというのは体がリラックスしている状態でやってきます。

だからどこかに緊張感があると眠気はなくなります。

なので人工的に緊張状態を作り上げれば眠気を遠ざけることができます。

 

緊張感を持たせるのは2つあります。

心の緊張と体の緊張です。

 

心の緊張感維持のためにはストップウォッチが超有効

心の緊張とは集中していたり、焦りを感じている状態です。

このためにお勧めなのがストップウォッチを使う方法です。

 

ストップウォッチを使い、

「今から5分で10単語を覚える」

「今から10分で1つの長文を読み終える」

「今から15分でノートに書いた英文をすべて覚える」

など、明確な目標と締め切りを設定します。

 

締め切り時間は5分とか10分とかのように短く設定します。

30分以上の長い締め切りにすると緊張が薄らぎます。

 

そして、その間は絶対に他のことを行わずすべて目標のために集中します。

ストップウォッチを使うのは、1秒単位で時間が区切られているのが、集中力と緊張感をもたらすからです。

このように行うことで短時間であれば眠気をシャットアウトすることができます。

 

実際にやってみると分かりますが、ストップウォッチを学習に使うのは、超有効です。

是非やってみて下さいね。

 

体の緊張感維持のためには立ち学習

一方、体の緊張感を持たせる方法もあります。

このために有効なのが立ったまま学習する、ということです。

 

もし可能なら立った状態でちょうどよい高さにある机を準備します。

バーの机のイメージですね。

図書館など、場所によってはそのような机もあると思います。

なければ箱を積み上げたりして、作ってみて下さい。

 

ここで立ったまま学習します。

長時間やると疲れるので、30分とか、1時間とか時間を決めてやります。

立っている間は眠気は来ません。

 

このように、心の緊張状態、体の緊張状態を作り出すことで、短時間であれば眠気が来ない状態を作ることができます。

もちろん、これらの方法は本質的な対処法ではありません。

いつか眠気は来ますし、慣れてしまえば緊張状態も薄らぎます。

本質的には眠るに限る、ということですね。

 

まとめ

ということで、学習時の眠気についての対応をまとめてみました。

1.原則は眠気とは戦わずに寝る

この場合、1)短時間の仮眠2)朝まで本格的に睡眠、の2つの方法がありますが、眠くなってから判断するのではなく、あらかじめどちらで行くかを決めておくことが大事でした。

2.短時間であれば眠気をもたらさない方法はある

この場合、1)心の緊張状態を作る⇒ストップウォッチを使う2)体の緊張状態を作る⇒立ったまま学習する、という方法がありました。

今後、少しでも効率的に学習するため、眠気に対する対応を考えてみて下さいね。